デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.12.19

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

1章 金融
1節 銀行
6款 択善会・東京銀行集会所
■綱文

第5巻 p.482-495(DK050108k) ページ画像

明治11年3月11日(1878年)

第一国立銀行敗裂銀行紙幣交換法ニ関シ択善会会同ニ於テ同盟銀行ノ委托ヲ受ケ、各銀行ノ議案書
 - 第5巻 p.483 -ページ画像 
ヲ整束シ別ニ回陳書ヲ作リテ大蔵省銀行課ニ開申ス。再三上申ノ後十二年七月十二日允准ノ指令アリタリ。然ルニ右ハ未ダ上申ノ旨ヲ貫達セザルヲ以テ再度上申セシモ終ニ允准サレズ、ヨツテ其議ヲ止ム。後又敗裂銀行紙幣交換規則増補同例則改正ノ件ニ付キ上申セリ。


■資料

択善会録事 第九回・第二六―四八頁(DK050108k-0001)
第5巻 p.483-487 ページ画像

択善会録事 第九回・第二六―四八頁
○次ニ又同氏○渋沢栄一ハ、銀行敗裂紙幣交換規則輪議ノ結局ヲ報道シテ曰、交換規則委員討議ノ始末ハ前会已ニ陳述アツテ且当日決議ノ旨ハ載セテ録事ニ在リ、而シテ二月十四日該書類ヲ以テ同盟ノ輸議ニ付シ爾来続次回答アツテ本日本席ニ至ツテ回答全ク備集スルヲ得タリ、困テ要スルハ此結局ヲ速カニ銀行課ニ回陳シ、官ノ裁定ニ任スヘシト、而シテ各回答ノ概略(回答書全文下ニ載ス)ヲ報道スル左ノ如シ
 第一銀行ノ原案ニ同スルモノ七行、即チ第二・第三・第四・第六・第十八・第二十・第三十三、及ヒ三井銀行等是ナリ
 異議ヲ立ツルモノ三行、一ハ第五銀行ニシテ、其大旨ハ頭取支配人大蔵卿ノ三印ヲ以テ三分ノ法ヲ設クへシト云、一ハ第十銀行ニシテ其大旨ハ頭取支配人並ニ大蔵卿ノ三名印ニ均シク依憑スヘシト云、一ハ第十三銀行ニシテ其大旨ハ稍第十五銀行ノ議ニ類セリ
 右ノ外第廿七銀行ハ衆議ノ帰スル処ニ従ハンヲ欲スト云
玆ニ於テ同氏ハ又各位ニ問テ曰、今此結局ヲ以テ銀行課ニ回陳スルハ同盟ノ連署ヲ要スヘキカ、或ハ当行一名ヲ以テ総代ニ任スヘキカト、衆答テ曰、第一銀行ニ其代理ヲ委托スヘシト、此ニ至テ交換法ノ議初テ結局ヲ了セリ
○中略
(第十三銀行答議書)
銀行敗裂紙幣引換定規之儀ニ付、段々不容易御厚配被成下感佩無窮之至リニ御座候、卑店之儀ハ素々小資之上迂濶之銘々共ニ付、追々之御高案奉伺候共、甲乙之両議其得失明弁仕兼、何分ニモ可然御決定奉仰候外無御座候、然共縷々之御廻章拝見乍仕聊存意開申不仕モ却テ不敬ニ属シ候様奉存候ニ付、誠ニ単一之見込別書ヲ以拝呈仕候、幸ニ御笑留被成下候ハヽ大慶仕候、実ハ単一之能ク尽ス所ニ無之議ハ固ヨリニ御座候得共、熟ラ紙幣ノ裂形ヲ推思仕候処、千容万態其変状ハ乾坤之二卦ヨリ無限之極数ニ至リ候ト稍々同一ニモ可相成、然ル節ハ敗裂紙幣引換ニ臨ミ、持参人ニ対シ亦タ然カ不致候半而ハ双方決算不相立、其次ニ紙幣局ヘ御引換奉願候節ニ際シ、又々敗状裂形ニ就テ下問上答之手数実以不容易様憶想仕候、凡ソ事ハ簡ニシテ足レハ簡ヲ貴ヒ、簡ニシテ足ラサレバ緻密ニ及ヒ候ハ理之不得止者ニモ御座候歟、始ヨリ緻密ヲ以不宜儀トハ不相心得候得共、緻密動モスレハ煩ニ渉レハ事自ラ雑ナルヲ相免レ不申儀ニモ御座候歟、況ンヤ各銀行ノ多キ其紙幣ノ巨額ニ至リ、就中敗裂モ可不乃チ其模様ヲ審査決判仕候ニ於テハ余程之心思ヲ費スニ立至リ可申歟、去沖処置之中正点《(迚)》ハ果シテ孰レニ有之候哉、何分愚見難相立候ニ付此際宜御取扱之程奉拝願候、尤今後貴第
 - 第5巻 p.484 -ページ画像 
一貴第十五等御協議之上御決定被成下、卑店ニ於テ決而異存無御座候依之御受申上候也
                  大阪第十三国立銀行
  明治十一年二月廿七日          東京支店印
    渋沢会長閣下
   第一条
某国立銀行ノ発行シタル確証詳明頭取支配人ノ内壱名ニテモ姓名印章ノ全存スルヲ云ヒ、又タ頭取支配人名印ヲ失フト雖トモ、国名地名何号国立銀行ノ文字疑フヘカラサルモノヲ云フ、以下傚之ニシテ大蔵卿ノ印章半影以上ト見留ル者ハ全換スベシ
 但敗裂ノ一片ニシテ本条ノ如キハ無論全換シ、仮令数片ニ至ルト雖トモ之ヲ接続スルニ文理符合シテ疑ヲ容ルヘカラスト見留ル者ハ、本条ニ准ス
   第二条
大蔵卿ノ印章半形以下存スト見留ト雖トモ、発行元ノ確証詳明ナラザル者ハ不換トス
   第三条
発行元ノ確証詳明ナリト雖トモ、大蔵卿ノ印章半形未満ト見留ル者ハ不換トス
(第五銀行答議書)
敗裂銀行紙幣交換規則手続ハ遺漏ナク又余蘊ナシト云フヘカラン、只ダ第一ト第十五銀行ト見込ノ小差違アル所ハ、第一ノ旨意ハ頭取支配人ノ名印ヲ主トシ、第十五ハ仮令其両名印アリトモ大蔵卿ノ官印ナクテハ全国一般ノ通用ヲナシ難キモノナレハ此官印ヲ主トスヘシ、是所謂輪轅轄等ヲ全具シテ後初テ車ノ名ヲ得テ四方ノ運便ヲ為スカ如ク、此紙幣モ両名印ト官印ト備ツテ初テ通用ヲナセハ偏廃ス可カラサルモノニシテ、何レヲ兄トシ何レヲ弟トシ難ト云ヘキカ、是只銀行紙幣ノ成リ立タル性質ヲ云ヘルモノニシテ、実際交換規則例則等ノ旨主ハ敗裂所持人ノ不便ヲ助ケ敗傷ヲ補ヒ、銀行者ニ於テハ此交換ノ為ニ信ヲ失ハス又損ナカランコトヲ欲シ、且不正者ノ欺騙ヲ予防スルニアルヘシ、此交換説ニ於テモ政府ノ規則ニ基キタル取調ノ書図精詳ナレハ更ニ吻ヲ入ルヘカラストイヘトモ、今此ノ樊囲ヲ難レテ云ハント欲スルコトアリ、之ヲ云ントシテ先ツ二種ノ差別アリ、其一ハ紙幣ヲ敗裂セシムル多クハ其不注意ニ出ルモノト、欺騙ニ出ルモノト見ルヨリ説ヲ立テ、一ハ金貨ノ代用ニ軟質ノ紙幣ヲ以テスルカ故ニ自ツカラ敗裂壊傷ヲ免カレサルモノナルニ其損失ヲ蒙ムラシムルハ実ニ愍然ノコト云フヨリ説ヲ起スノ二ツ也、先其政府ノ規則中ニ基クモノハ前説ニ譲リ今敗裂所持人ヲ愍愛スルト銀行紙幣ニ一層信ヲ起サシメントスルノ旨意ヲ説出サントス、抑モ此紙幣ノ水火ノ難ニ罹リテ全ク失亡セシハ其災殃ニシテ如何ントモスル能ハストイヘトモ、若シ其一片ヲ存スルト又不意ニシテ敗傷セシト又流通ノ間自然汚壊スル等ノ時、銀行者ハ信ヲ失ハス交換スルコトナレトモ、譎知不正者アツテ譬ヘハ十円ノ紙幣ヲ或ハ二三片ニ裂キ、四五片ニ巧敗《(朽カ)》セシメテ欺詐ノ邪利ヲ得ントスルモノナキニ非レハ、其予防策ニ欠漏アラスンハ成ル丈ケ敗傷者ノ愍情ヲ助クヘキコトトス、従来此銀行紙幣ヲ疑念ナク取遣スルハ頭取支配
 - 第5巻 p.485 -ページ画像 
人ノ名印ト大蔵卿ノ官印アルヲ以テノ故ナレハ、政府ノ損札交換ハ全額半額ノ外ハ煩数ニ亘ルヲ以テ交換セサルモ、我銀行紙幣ハ凡ソ新紙幣ニ二三倍ノ大イサナレハ銀行ノ信ヲ得ルニ従ヒ取遣モ繁クナリ、敗裂ハ新紙幣ヨリモ多シト見傚サヽルヲ得ス、然レハ全額交換スヘキモノハ論ナク頭取名印支配人名印大蔵卿官印トヲ三段ニ分チ、其一片アレハ三分ノ一ヲ換与シ、二片ハ三分ノ二ヲ与ヘ、其一片中ニ大蔵卿ノ印章稍々半形ヲ連存スルモノニ半額ヲ与フルトキハ、仮令欺策ヲ施モノアリトモ一円ノ幣ヲ一円半乃至壱円ト三部ノ一ヲ騙取スルコトヲ得サルヘシ(大蔵卿印在ノ一片ノミニ此印三分モ欠失アラハ交換セサルヘシ、且印ノ全形ヲ存ストモ裏面ノ紋画等分明ナラサルモノト、裏面下ノ割印ナキモノハ交換セサルヘシ)然ル時ハ、則チ十図ノ内第二五又別号第二三図ノ如キ其一片ヲ所持ストモ、其一片丈ケノ交換ヲ得ヘケレハ敗傷ノ余片ヲ補フへシ、此ノ如ク云フトキ論者アリ難ンシテ云ン、若シ大蔵卿ノ一印章アルノミニテ其裏面ノ画紋ニ応シテ三分ノ一ヲ換与スルトキハ何レノ銀行紙幣タルヲ弁スルニ由シナケレハ、政府ニ於テ新製ノ換幣ヲ出スニ拠ラナケレハ大蔵卿ノ一印ノミニテハ交換ニ附シ難カルヘシト、此説一理ナキニ非サレトモ、裏面下ニ割印アレハ何々銀行トノ目証ナシトモ云カタシ、故ニ大蔵卿ノ官印ト裏面画紋明瞭ニシテ疑フヘキナクハ三分ノ一ヲ交換スヘシ、然ラハ所持人ノ為幾分歟ノ損ヲ補ヒ、且銀行者ノ信ヲ扶助スルニモ協ヒ妨碍スル所ナカランカ、勿論此ノ如ク大蔵卿ノ一印ノミヲ片存スルモノハ幾多モ有ラサルハ知ルヘキモノニシテ、只万カ一モ之アルトキノ予防策ナレハ是我銀行紙幣ノ交換ニハ三分ヲ規定スへシト云所以也、然レトモ我行ト其意ヲ同フスル各行アルハ知ラス吾一行ノ迂論ナリトハ思ヘト適々此一説ヲ云モノアレハ意底ヲ遺サス聯カ諸君ノ一覧ニ備フ
  十一年三月四日            第五国立銀行
(第十銀行答議書)
  明治十一年二月廿五日於東京
               山梨 第十国立銀行
                   頭取 栗原信近
本月四日択善会於テ御高諭御座候銀行敗裂紙幣交換規則及例則図解トモ御回附被成下、倶ニ其異存ヲ具陳可仕旨拝承、恭熟読仕即左ニ奉拝答候
                                         小生
惟ニ銀行紙幣ヲ交換スルト倶ニ一個ノ名印ニ頼ルベカラス、仮令ハ玆ニ一箇ノ紙幣アリ、大蔵卿ノ印章判然タリトモ頭取支配人ノ内名印全存、或ハ半存セサルモノハ引換へカラス、又頭取ノ名印慥カナルモ大蔵卿ノ印章或ハ支配人ノ名印中全存若シクハ半存セサル者ハ是亦引換ヘカラズ、故ニ其理由ノ当否ハ各位ノ御高判ニ譲リ、例則図解ニ依リテ貴答仕候
   第壱図
双方供ニ交換スル異議ナシ
   第二図
左右両片図ノ如クナルモノハ不換、中央ノ壱片ハ頭取支配人ノ名印欠
 - 第5巻 p.486 -ページ画像 
損スルヲ以テ半額ニ、若シ左右両片ノ内何レカ中央ノ壱片ニ接続スルトキハ全額ヲ以テ交換スル可ナリト存候
   第三図
両片共ニ半額ノ交換ニ充ツルヲ以テ可ナリト存候
   第四図
異議無御座候
   第五図
此ノ図ノ如キハ倶ニ交換ナスヘカラズ、然レトモ第二三又ハ第三四ノ両片アリテ其模様符合スルトキハ何レモ全額ヲ以テ交換シ、半額ニ非ラザルモ敢テ妨ケ無之儀ト存候
   第六図
異議無御座候
   第七図
上下共ニ半額ヲ以テ交換スルヲ至当ト奉存候
   第八図
図ノ如キハ一三ヲ以テ交換ニ附スヘカラス、二片ヲ以テ半額トナスヘシ、若シ図ノ如クナラス二片モ既ニ大蔵卿ノ印面ヲ欠クトキハ、三葉共ニ交換ニ附セズ、一二或ハ二三ヲ以テ合有スルトキハ全額ニ引換ヘテ差支ナキ□《(欠)》ニ存候
   第九図
第八図ト大同小異ナルヲ以テ同理ト存候
   第十図
図ノ如キハ敗裂ノ模様ニヨレハ第九図ト聊カ差違アリ、然レトモ交換上ニ於テハ第八第九各同様ニテ可然歟ニ奉存候、何トナレハ此図ノ三片ヲ所持スルモノ第五図ノ壱二及四五ヲ合有スルモノ、又第二図ノ右片ニ照シテ類似シ引換フル者ノ誤認ノ煩ヒナキヲ保シ難ケレハナリ
                     右
                      栗原信近
    第拾五国立銀行
    三井銀行
    第一国立銀行
         御中
    ○追録
三月四日第九回会同ニ於テ決議シタル銀行敗裂紙幣交換法回陳ノ件ハ爾後回陳書ヲ作リ、議案書類(甲ヨリ己ニ至ル回次録事ニ在リ)ヲ整理シテ其十一日之ヲ銀行課ニ開申セリ、其文左ノ如シ
    銀行敗裂紙幣交換法之儀ニ付回陳
銀行敗裂紙幣交換法之儀ハ、其利害共一般貨幣ノ通用上ニ関シ重大ノ事ニ付、其紙幣ヲ発行スル者、務メテ交換法ノ便利ナランコトヲ図リ其紙幣ノ所有主ヲシテ毫モ痛癢之累ナカラシメンコトヲ希望スヘキ儀ト奉存候ニ付、昨年八月十一日同盟銀行連署ヲ以テ、右方法条陳仕候処、爾後十二月二日更ニ御下問有之候御主旨ハ、前ニ条陳致シ候方法ハ、特リ同盟銀行ノ上ニ止リ、普ク広通セサルニ付、更ニ同盟ノ会議ヲ以テ、一般銀行上ニ通渉スヘキ方法相設ケ、施行可致様、御内示ニ
 - 第5巻 p.487 -ページ画像 
御座候、然ルニ右方法相設ケ候儀ハ、同盟会議ヲ以テ十分適実ノ方案ヲモ相設ケ可申候得共、之ヲ一般ニ施行スルハ、御省ヨリ御公布相成候様仕度旨一応申上置、爾後会議ヲ以テ其理事ノ委員ヲ相撰ヒ、当行第十五銀行三井銀行等之ニ当リ、殊ニ当行委員中ノ委任ヲ受ケ、即チ別紙(甲)号ノ如ク、交換規則及ヒ例則例図等相設ケ、昨年中第六回会同ニ於テ委員ノ協議ニ附シ候処、固ヨリ一朝軽議致ス可ラサル重件ニ付、爾後数日ヲ経テ別紙(乙)号ノ如ク、第十五銀行答議書ヲ出シ候間、尚又(丙)号ノ如ク当行答弁書ヲ出シ、且其際面晤討論相尽シ候上、右甲乙丙号ノ書類ヲ同盟一同ノ公議ニ附シ候処、即チ凡ソ十三行ノ内第二・第三・第四・第六・第十八・第二十・第三十三・三井銀行等ノ八行ハ当行ノ原案ニ協同致シ、第五銀行ハ別紙(丁)号、第十銀行ハ(戊)号、第十三銀行ハ(己)号之通リ異案有之、其内第十三ノ案ハ稍第十五銀行ノ答議案ニ類似致シ候様相見ヘ、其他第廿七ノ一行ハ衆議ノ帰スル処ニ同意致シ度旨申述候間、乃チ甲号ヨリ己号ニ至ル六種ノ書類写ヲ以テ回陳仕候、右者畢竟御下問ノ御主旨ニ相添ハサルヤモ難計候得共、聊実験上ヨリ起構仕候考案ニ付、彼是御明晰之上可然御判定可被成下候、且此方法御撰定ノ上ハ、兼テ申上置候通、御省ヨリ御公布御座候様仕度奉存候、此段同盟総代ヲ以テ復陳仕候也
  明治十一年三月十一日
                    第一国立銀行
    大蔵省
     銀行課
       御中
  ○別紙欠


銀行集会 理財新報 ○第一号・第一丁〔明治一一年五月二七日〕 銀行集会第十回録事(DK050108k-0002)
第5巻 p.487 ページ画像

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第一国立銀行第十回半季実際考課状 第四―五頁〔明治一一年七月一五日〕(DK050108k-0003)
第5巻 p.487 ページ画像

第一国立銀行第十回半季実際考課状 第四―五頁〔明治一一年七月一五日〕
一前回報告スル所ノ銀行敗裂紙幣交換方法議案ハ爾後同盟銀行数回会議ヲ経テ議案稍略定スルヲ以テ、当銀行ハ同盟ノ委托ヲ受ケテ総代ニ任シ、其議案書ヲ整束シ、別ニ回陳書ヲ作リ、以テ大蔵省銀行課ニ一併開申セリ


東京経済雑誌 ○第二号・第五一―五二頁〔明治一二年二月二七日〕 択善会第二十回録事(DK050108k-0004)
第5巻 p.487-488 ページ画像

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東京経済雑誌 ○第三号・第八七―八八頁〔明治一二年三月二七日〕 択善会第二十一回録事(DK050108k-0005)
第5巻 p.488 ページ画像

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第一国立銀行半季実際考課状 第十二回第七頁〔明治一二年七月二〇日〕(DK050108k-0006)
第5巻 p.488 ページ画像

第一国立銀行半季実際考課状 第十二回第七頁〔明治一二年七月二〇日〕
一同盟銀行相議シテ敗裂銀行紙幣交換法ヲ設ケテ大蔵省ニ稟問セシ事件ハ、既ニ前季ノ考課状ニ載ス、爾後同省ノ照議ニ応シテ訂正ヲ行ヒ、四月十八日之ヲ再稟シ、六月七日本旨ノ如ク総テ之ヲ聴用セラレ、而シテ但タ条規中添削セラルヽ所アリ、然レトモ此指令ニ於テハ未タ稟候ノ旨ヲ施行スルニ適セサルヲ以テ、尚再四相議シ其十七日又上申セリ


東京経済雑誌 ○第九号・第三〇八―三〇九頁〔明治一二年八月三〇日〕 択善会第二十五回録事(DK050108k-0007)
第5巻 p.488-489 ページ画像

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東京経済雑誌 ○第一一号・第三八九頁〔明治一二年九月三〇日〕 択善会事務報告(DK050108k-0008)
第5巻 p.489 ページ画像

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東京経済雑誌 ○第一三号〔明治一二年一〇月三〇日〕 択善会第二十六回録事(DK050108k-0009)
第5巻 p.489 ページ画像

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第一国立銀行半季実際考課状 第十三回 第九―一〇頁〔明治一三年一月一八日〕(DK050108k-0010)
第5巻 p.490 ページ画像

第一国立銀行半季実際考課状 第十三回 第九―一〇頁〔明治一三年一月一八日〕
一七月十二日、大蔵省ヨリ六月十七日同盟銀行連署稟議スル所ノ敗裂銀行紙幣交換ノ儀ニ付上申ノ為メ全国ノ諸銀行ヘ照知セラルヽニ因リ、尚同盟ヨリ其委曲ヲ通報スヘキ旨ヲ指令セラレタリ
一右指令ハ未タ上申ノ旨ヲ貫達セサルヲ以テ、再ヒ九月廿六日同盟総代トシテ当行ヨリ大蔵省ニ稟議シ、同省本年第九号布達ノ旨ヲ改正セラレン事ヲ請求セリ、然ルニ之ヲ准セス、前ニ准スル所ノ交換規則第二条ヲ削除スヘキ旨ヲ指令セラレタリ
一上条ニ因リ尚又十二月十二日同盟連署上申ヲ為シテ更ニ第九号布達ニ追加ヲ行ヒ、以テ交換規則第二条ヲ存知センコトヲ要求セリ、未タ准否ヲ領セス


東京経済雑誌 ○第二〇号・第九八頁〔明治一三年二月一四日〕 択善会第二十九回録事(DK050108k-0011)
第5巻 p.490 ページ画像

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東京経済雑誌 ○第二二号・第一七五―一七六頁〔明治一三年三月一五日〕 択善会第三十次会録事(DK050108k-0012)
第5巻 p.490-492 ページ画像

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東京経済雑誌 ○第二五号・第二九六―二九七頁〔明治一三年四月二一日〕 択善会第三十一次会録事(DK050108k-0013)
第5巻 p.492 ページ画像

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東京経済雑誌 ○第三〇号・第四七三―四七四頁〔明治一三年六月二五日〕 択善会第三十二次会録事(DK050108k-0014)
第5巻 p.492-493 ページ画像

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第一国立銀行半季実際考課状 第十四回 第一一頁〔明治一三年七月一九日〕(DK050108k-0015)
第5巻 p.493 ページ画像

第一国立銀行半季実際考課状 第十四回 第一一頁〔明治一三年七月一九日〕
一三月廿六日、又同会連署ヲ以テ大蔵省ニ申牒シ、其協議スル所ノ敗裂銀行紙幣交換規則増補同例則改正ヲ稟候ス、六月五日其稟候ノ旨ヲ取捨シ、及ヒ更ニ改正ヲ施シテ指令セラレタリ


東京経済雑誌 第三六号〔明治一三年八月二五日〕 択善会第三十三次会録事(DK050108k-0016)
第5巻 p.493 ページ画像

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第一国立銀行半季実際考課状 第十五回 第ニ頁〔明治一四年一月一六日〕(DK050108k-0017)
第5巻 p.493 ページ画像

第一国立銀行半季実際考課状 第十五回 第二頁〔明治一四年一月一六日〕
一同○七月十三日、佐野大蔵卿代理、吉原大蔵少輔ヨリ旧択善会幹事稟請スル所ノ銀行敗裂紙幣交換規則例則等ノ改正ヲ全国諸銀行ニ照知スヘキ者ハ、大蔵省ヨリノ達ヲ要セス、直ニ会同ヨリ照知スヘキ旨ヲ指令セラレタリ


銀行通信録 ○第五号・第一〇頁〔明治一九年四月〕 臨時会録事 ○明治一九年三月二六日(DK050108k-0018)
第5巻 p.493-494 ページ画像

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銀行通信録 ○第四二号・第六―七頁 第九十四回定式集会録事 ○明治二二年五月一五日(DK050108k-0019)
第5巻 p.494 ページ画像

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〔参考〕法令全書 ○明治九年 太政官布告 第百六号(八月一日 輪廓附)(DK050108k-0020)
第5巻 p.494 ページ画像

法令全書
 ○明治九年
太政官布告 第百六号(八月一日 輪廓附)
 国立銀行成規
    ○損壊銀行紙幣引換方ノ事
○中略
第二十四条 敗裂或ハ汚染ノ銀行紙幣ヲ其銀行ニ持参シ引換ヲ乞フ者アラハ銀行ノ役員ハ其金額ノ数位ニ注目検査シテ之ヲ引換フヘシ、尤敗裂シテ其紙片ノ全備セサルモノト雖トモ大蔵卿ノ印章アルニ於テハ之ヲ引換フヘシ

〔参考〕法令全書 ○明治一二年 太政官布告 第三号(一月二十日 輪廓附)(DK050108k-0021)
第5巻 p.494-495 ページ画像

 ○明治一二年
太政官布告 第三号(一月二十日 輪廓附)
明治九年八月第百六号布告国立銀行成規第二十四条左ノ通改正候条此旨布告候事
 国立銀行成規
 - 第5巻 p.495 -ページ画像 
第二十四条 敗裂銀行紙幣ヲ其銀行ニ持参シ引換ヲ請フ者アルトキハ其役員之ヲ精密ニ検査シ、金額ハ勿論店名(又ハ役員姓名)明瞭ニシテ番号記号全存スル者及番号記号一モ存セサル者ニテモ欠失セシ部分ニ金額及店名(又ハ役員姓名)番号記号(各其一)ノ連続シテ倶ニ存スヘキ余地ナキ者ハ全額ヲ以テ交換スヘシ、又番号配号各其一ヲ存シ、且金額及店名(又ハ役員姓名)明瞭ナルモ欠失セシ部分ニ猶金額及店名(又ハ役員姓名)番号記号(各其一)ノ連続シテ倶ニ存スヘキ余地アル者ハ総テ半額ヲ以テ交換スヘシ、若又細裂シテ其紙片ノ全備セサル者ト雖トモ之ヲ集合シテ彩紋字体等ノ連続スル者ハ前文ノ例ニ照準シ全額或ハ半額ヲ以テ交換スヘシ
  但シ汚染ノ紙幣ニシテ金額及其店名等ヲ認メ得ヘキ者ハ全額ヲ以テ交換スヘシ
 ○明治一二年
大蔵省達 乙第九号(二月十日)          府県
国立銀行損傷紙幣交換方ノ儀ニ付テハ兼テ相達置候趣モ有之候処今般各国立銀行ヘ別紙ノ通相達候条自今不及交換候此旨相達候事
 但本文ノ趣明治八年当省乙第七拾四号達ニ準シ管下人民ヘ普ク諭達可致候事
(別紙)
                      各国立銀行
国立銀行損傷紙幣交換ノ儀自今他店ノ発行紙幣タリトモ某所持主請求次第各国立銀行本支店ニ於テ無差支互ニ交換可取計此旨相達候事
 但シ本文交換セシ他店ノ紙幣ハ適宜取纏メ其発行銀行へ相送リ其代リ金並右逓送ニ属スル費用ハ勿論更ニ手数料トシテ交換金千円ニ付弐円ツヽ該銀行ヨリ償還可為致就テハ交換請求人ヨリ別段手数料切賃等一切受取候儀不相成候事
   明治十二年二月十日      大蔵卿 大隈重信