デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2021.9.1

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

7章 経済団体及ビ民間諸会
1節 商業会議所
3款 東京商業会議所
■綱文

第21巻 p.712-713(DK210126k) ページ画像

明治34年11月8日(1901年)

是日栄一当会議所会頭トシテ、輸出貿易ノ発達ヲ促進センガ為メ輸出貿易品共進会ヲ開催セラレタキ旨、農商務大臣平田東助・大蔵大臣曾禰荒助ニ建議ス。


■資料

東京商業会議所報告 第一〇二号・第七頁 明治三四年一二月刊(DK210126k-0001)
第21巻 p.712 ページ画像

東京商業会議所報告  第一〇二号・第七頁 明治三四年一二月刊
○第百九回臨時会議 十一月六日開
 出席者
  大木口哲君 ○外二十二名氏名略
午後五時開議
会頭渋沢栄一君議長席ニ就キ、先ツ左ノ件々ヲ報告ス
○中略
次ニ議長ハ左ノ件々ヲ議事ニ附ス
○中略
○第二号
 第十回商業会議所聯合会決議事項中商業会議所条例改正ノ件外七件ハ左ノ如ク取扱フ事
○中略
一輸出貿易品共進会開催ノ件
 本件ハ聯合会決議ノ趣旨ニ依リ、別記己号案ノ如ク大蔵・農商務両大臣ヘ建議スル事
○中略
午後七時三十分閉会
   ○別記己号案ハ後掲事務報告所載ノ建議書ト同一ニツキ略ス。


東京商業会議所報告 第一〇二号・第一八頁 明治三四年一二月刊(DK210126k-0002)
第21巻 p.712 ページ画像

東京商業会議所報告  第一〇二号・第一八頁 明治三四年一二月刊
○同月同日 ○一一月八日 輸出貿易品共進会開催ノ義ニ付、農商務・大蔵両大臣ヘ建議書ヲ進達ス


第十一回東京商業会議所事務報告 第一三頁 明治三五年四月刊(DK210126k-0003)
第21巻 p.712-713 ページ画像

第十一回東京商業会議所事務報告  第一三頁 明治三五年四月刊
一輸出貿易品共進会開催ノ義ニ付、農商務・大蔵両大臣ニ建議ノ件
 本件ハ横浜商業会議所ヨリ第十回商業会議所聯合会ニ提出シテ其可
 - 第21巻 p.713 -ページ画像 
決ヲ得タルモノニ係リ、其要旨ハ、輸出貿易ノ発達進歩ヲ奨励スルカ為メ、輸出貿易品ノ共進会ヲ開設セラレタキ旨ヲ、政府ニ建議スヘシト云フニ在リ、仍テ明治三十四年十一月六日第百九回ノ臨時会議ニ附シ、其可決ヲ得タルニ付、同月八日附ヲ以テ、左ノ如ク農商務・大蔵両大臣ニ建議シタリ
    輸出貿易品共進会開催ノ義ニ付建議
従来我国ニ於テ博覧会・共進会ノ開催セラレタルモノ多次、常ニ好果ヲ収メテ殖産興業ノ発達ニ貢献スル所洵ニ尠ナカラサリシト雖トモ、其蒐集陳列スル所ハ広ク全国ノ産物ニ渉ルカ、否ラサレハ或ハ其産地ヲ限リ或ハ其産物ヲ限リタルニ止リ、未タ其需要ノ内外ヲ区別シテ開催セラレタルモノアルヲ聞カス、然ルニ翻テ外国貿易ノ現状ヲ見レハ動モスレハ輸入超過ノ非運ニ陥リ、其品目ノ如キモ亦主トシテ我国ノ特産ニ属スル原料品若クハ半加工品ニ止リ、未タ原料ヲ外国ヨリ輸入シ之ニ加工シテ輸出スルノ域ニ達セス、而カモ尚ホ或ハ粗製濫造ニ流レ或ハ流行ニ伴ハサル等、次第ニ其声価ヲ失墜シテ遂ニ顧ミラレサルニ至ルモノ往々然リ、前途誠ニ寒心ニ堪ヘサルナリ、依テ此際特ニ輸出貿易品ヲ一場ニ蒐集シ生産者ヲシテ自他物品ノ精粗優劣ヲ比較商量セシメテ其競争心ヲ刺撃シ、広ク公衆ニ観覧セシメテ我国輸出貿易品ノ現状ヲ知悉セシムルハ、輸出貿易ノ発達進歩ヲ奨励スルニ於テ目下ノ急務ナリト認ム、希クハ政府ニ於テ速ニ其計画ヲ定メラレンコトヲ
右本会議所ノ決議ニ依リ建議仕候也
  明治三十四年十一月八日
          東京商業会議所会頭 男爵 渋沢栄一
    農商務大臣 平田東助殿
                (各通)
    大蔵大臣  曾禰荒助殿
   ○本巻明治三十四年九月十五日ノ条参照。
   ○輸出貿易品共進会ハ開催サレザリシモノノ如シ。(農商務省図書類別目録第一輯第五二五丁以下)