デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治40年10月6日（1907年）

是日栄一、当会ノ第三回寄宿舎記念祝賀式ニ臨ミ一場ノ演説ヲナス。

渋沢栄一　日記　　明治四〇年　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
十月六日　雨　冷　　　　　　　　　　　　　　起床七時三十分　就蓐十二時
○上略　午飧後埼玉学生誘掖会ニ抵リテ紀念祭ノ式ヲ挙ケ、一場ノ演説ヲ為ス、畢テ学生間種々ノ余興アリ　○下略
　　　○演説筆記ナシ。

埼玉学生誘掖会十年史　同会編　　第四五頁　大正三年一〇月刊
　○第一篇　埼玉学生誘掖会史
　　　　第一期　会員組織時代
○上略　十月一日　○明治四〇年は寄宿舎紀念日に相当するを以て、六日の日曜日を卜して第三回紀念祝賀式を催す。列席者は渋沢会頭・山中理事・矢作副監督・商議員志方鍛・高木金之助の諸氏にして、例に由つて先輩後進相団欒して、旧を談じ新を説き、歓を尽して散会せり。　○下略

埼玉学生誘掖会十年史　同会編　　第一三七―一三八頁　大正三年一〇月刊
　○第二篇　寄宿舎史
　　　　一、寮史
○上略
十月　○明治四〇年記念祭は雨、正午迄に記念祝賀の準備全く成り、午後より佐野男爵を先頭として、山中・長島・本多・志方・矢作・高木諸氏参集。遅れて渋沢会頭来舎され、故郷に対する感想を述べて祝詞に代へらる。大野栄三氏答辞を述ぶ。式の終れるは午後五時半。当日、会頭より記念日を祝して塩瀬の菓子の寄贈あり。
 - 第27巻 p.139 -ページ画像 
○下略