デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

1章 社会事業
4節 保健団体及ビ医療施設
12款 有限責任滝野川共立病院組合
■綱文

第31巻 p.161-173(DK310030k) ページ画像

大正12年11月28日(1923年)

東京府滝野川町ハ震災後組合組織ニ依ル病院設置ノ計画ヲナシ、助役有馬浅雄ヲ以テ王子飛鳥山邸地所ノ一部借用ヲ申入ル。仍ツテ、是日栄一、右ヲ同族会ニ諮リ、申入レ受諾ヲ希望ス。右計画ハ成就セズシテ終ル。


■資料

(増田明六) 日誌 大正一二年(DK310030k-0001)
第31巻 p.161 ページ画像

(増田明六) 日誌  大正一二年    (増田正純氏所蔵)
十一月廿八日 水 晴
○上略
午後五時於飛鳥山邸、御同族会開催セらる ○中略
同席上ニ於、子爵より ○中略 滝野川町収入役有馬浅雄氏より申込同邸分園地所の一部を病院敷地として借用の件を至急取調、可成申込を受諾する様と之希望談あり
○下略
   ○中略。
十二月一日 土 晴
○上略
滝野川町役場ニて助役有馬浅雄氏ニ面会、予て同氏より申込ありし飛鳥山邸分園の地処借用の件ニ付き、借用者名義・借用の目的・坪数・期限等、具体的調査書を提出する様と談話し置きたり
○下略


渋沢子爵親話日録 第二 自大正十二年十二月至 高田利吉筆記(DK310030k-0002)
第31巻 p.161 ページ画像

渋沢子爵親話日録 第二 自大正十二年十二月至  高田利吉筆記
                     (財団法人竜門社所蔵)
○十二月十一日
○上略
△滝野川町助役有馬浅雄氏参邸、震災後に於ける町の救護事務に関して報告し、且つ病院設置の計画を述へて援助を請ふ、篤と熟考せんと答へらる
○下略


滝野川共立病院組合書類 完 【「十二月十八日落手」《(別筆)》(印)《(明六)》】(DK310030k-0003)
第31巻 p.161-163 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
               「十二月十八日落手」《(別筆)》(印)《(明六)》
 増田明六殿               有馬浅雄(印)《(有馬)》
  大正十二年十二月十八日
拝啓、共立病院の件に付き御配慮煩し難有御礼申上候、就ては仰せの件、左記並に別紙を以て御答へ申候間、何卒宜敷御願申候、尚何時ニても御都合に依り罷出可申候間、御命有之度候
一、土地借入人   滝野川共立病院組合


 - 第31巻 p.162 -ページ画像 

図表を画像で表示滝野川共立病院建築ニ関スル費用

(別紙) 滝野川共立病院建築ニ関スル費用 摘要                          予算金額 敷地費(地均シ並地上物件移転料)             3,000―― 病室(中外紡織寄宿舎ヲ買取リ修繕シ80名収容ノ予定)   32,000―― 本館(50坪)及ビ隔離室(30坪)             16,000―― 附属建物(便所・物置等)                 5,000―― 設備(医療一般)                    15,000―― 井戸・門・塀                       5,000―― 創業三ケ月分収入欠陥予備費(一ケ月5,800円)       17,400―― 予備費兼運転資金                     6,600――                        合計   100,000―― 



図表を画像で表示滝野川共立病院収支計算表

 (別紙)   滝野川共立病院収支計算表  収入之部                               支出之部 科目        金額    記事                 科目      金額    記事 室料        3,700.00  別紙計算書ノ通リ           職員及傭人給  1,360.00  別紙之通 薬価         600.00  一日投薬八十人トシ一日二十五銭トス  償却積立金   1,700.00  借入金利子支払ニ充当 外科手当       300.00                     地代       260.00  敷地千三百坪ニ対シ坪二十銭トス 手術料        300.00                     薬品類      250.00 電気治療レントゲン  250.00                     療用品補給費   200.00 検査料        150.00                     研究費      100.00 処方箋診断書料    200.00                     賄費       400.00  看護婦及医員其他 組合員外患者初診料  200.00  一ケ月四十人トシ一回金五円トス    石炭及薪炭    300.00 雑収入        100.00  賄所売店賃貸料其ノ他         筆墨紙通信費    50.00                                    諸手当      140.00                                    雑品雑費     250.00                                    被服費       30.00                                    電灯及瓦斯代   300.00                                    電話料       40.00                                    火災保険料     70.00  保険十万円ニ対スル積立トス                                    修繕費      100.00                                    別途積立金    200.00  職員傭人期末手当トス                                    旅費        50.00            5,800.00                             5,800.00 



 - 第31巻 p.163 -ページ画像 
二、病院建設者   同
三、病院経営方法其性質  別紙 ○略ス。後掲ノ組合規約・病院規定参照ノ通リ
四、維持費・建設費    別紙ノ通リ
五、借用土地坪数     千三百坪程


滝野川共立病院組合書類 完 【増田明六殿 有馬浅雄 拝啓、益々御健勝之段奉慶賀候…】(DK310030k-0004)
第31巻 p.163 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
  増田明六殿               有馬浅雄
拝啓、益々御健勝之段奉慶賀候
陳者共立病院の件に付き種々御厚情に預り、難有御礼申上候
就ては其之後町医会ニ於て原案(御手元ヘ差出セシ分)承認致し、且資金拾万円も此の程都合出来候間、此の上は敷地のみと相成候へば、御多用の折柄甚だ恐入候へ共、準備の都合有之候間、何卒御援助賜度伏て御願申候
尚資金の利子は年一割三分に付き、可成組合員の五ケ年賦償還を主とし、病室使用料の余金ハ拡張費に充当せんかとも存居り候、尚又先般御手元へ差出し候書類中、特に予算に就ては充分の研究調査を要し、違算なきを期すべく候
重ね重ね宜敷御願申候
  十二月廿一日 ○大正一二年


滝野川共立病院組合書類 完 【拝啓、時下益御清適奉賀候、然者今般滝野川町医会ヨリ、…】(DK310030k-0005)
第31巻 p.163-164 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、時下益御清適奉賀候、然者今般滝野川町医会ヨリ、共立病院建設敷地トシテ飛鳥山邸所属分園地借用方申込有之候ニ付テハ、篤ト御意見承リ度ト存候間、御多忙ノ処恐縮ニ候ヘ共、来二十四日午後四時八重洲町一ノ一渋沢事務所ヘ御光来被成下度候、此段得貴意候 敬具
  大正十二年十二月二十二日        明石照男
 渋沢武之助殿  穂積重遠殿
 渋沢正雄殿   阪谷希一殿
 渋沢秀雄殿
 明石照男殿

大正十二年十二月廿四於渋沢事務所《(日脱)》
  渋沢武之助
  明石照男   渋沢秀雄  穂積重遠
  阪谷希一   増田明六
右出席、渋沢正雄ハ他ニ先約ヲ有シ欠席ス
 滝野川町共立病院敷地トシテ、飛鳥山邸所属分園借地申込諾否ニ関スル件
右議題ニ付キ前記出席者互ニ意見ヲ交換シタルガ、結局明石ノ提案ニ依ル左記各項ニ意見一致シタリ
一、飛鳥山邸ハ後日公共的ニ寄附セラルベク、而シテ其保存費財源ノ一部トシテ分園ヲ売却シテハ如何トノ総長ノ御内意ハ、予テ同族全員ノ賛同スル所ナリト雖トモ、今回之ヲ病院ノ敷地トシテ全部又ハ一部ヲ寄附セラルルトセハ、右ノ財源ハ他ニ求ムルコトヽナサヽル
 - 第31巻 p.164 -ページ画像 
ベカラサルガ、之ヲ案出スルハ必スシモ困難ナラサルベシ
 但同病院設置ノ計画果シテ妥当ナリヤ否ヤ、更ニ講究スルノ要アルベシ、特ニ一割三分ノ高利ヲ支払フテ金拾万円ヲ借入レントスルカ如キハ、無謀モ亦甚シト云フベキナリ
二、同病院ノ計画ガ適当ニ立テラレ、而シテ相当ノ人々カ賛同スルトセハ、第一項ノ将来「保存費財源」云々ノ理由ニテ断ルハ面白カラズ、事業其モノハ滝野川町ニ必要ナルヲ以テ、実際所要ノ面積丈ケ寄附スルコトヽ為サレテハ如何、尚此面積ハ凡五・六百坪ニテ可ナラント思フ、此点ハ更ニ交渉スルコトヲ要スベシ
三、前項ノ土地ヲ寄附トスルカ、又ハ無料貸地トナスヲ適当トスルカハ、病院設置ノ計画及経営ノ方法等ヲ詳細調査ノ上決定スルコトニ致シタシ
四、土地ヲ寄附又ハ無料貸地トスル以上ハ、渋沢家トシテハ資金ノ寄附ハ為サヽルモノトス、尚本計画カ渋沢子爵ノ事業ノ如ク他人ニ考ヘラレサル様、充分ノ注意ヲ払フコト肝要ナリトス
   以上


滝野川共立病院組合書類 完 【大正十二年十二月廿九日、於飛鳥山邸渋沢家同族会開会の際、…】(DK310030k-0006)
第31巻 p.164 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
大正十二年十二月廿九日、於飛鳥山邸渋沢家同族会開会の際、子爵を始め同族各位の廻覧ニ供したり
子爵ハ、其後有馬助役より何等申出も無く、又果して該病院設置の見込立つものなる哉頗る不明ニ付き、暫く此儘ニ置き然るベしと申されたり
(以下鉛筆書)
大正十三年一月七日子爵ニ委曲陳上、子爵ヨリ有馬氏ニ電話ニテ、収支計算予算甚タ不確実、借金政策ノ不良、少クトモ五万円位ノ引受者ヲ確定スルコト必要ナリ、土地ハ永久無料ニテ病院ノアラン限リ貸与スルコト差支ナカルベシ、尚詳細ハ増田ニ談話セラレタシ、ト申談シラレタル由


滝野川共立病院組合書類 完 【滝野川共立病院ニ関スル件】(DK310030k-0007)
第31巻 p.164-165 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
                        (印)《(明六)》
  滝野川共立病院ニ関スル件
 大正十三、二、二十八、小峰茂之(医博)・有馬浅雄(助役)両氏来訪、本病院設置ノ件ニ談話アリ
一同病院ノ目的 主トシテ滝野川町住人ノ為メニ低廉ナル費用ヲ以テ病気ノ治療ヲ為サンカ為メナルカ、同時ニ同町在住ノ医師ニ便宜ヲ与ヘントスルモノナリ
一組織 滝野川医会々員現六十名ノ内、三十名ニ於テ九十口(一口金五百円、五ケ年賦払込)同町在住有志及王子町工場経営者有志ニ於テ百十口(同上)合計弐百口金拾万円ノ資本ヲ以テ経営セントス
一敷地 渋沢家ノ分園ノ貸与ヲ受ケントノ希望
一建物 王子町東京毛織物会社所属職工ノ病院不用トナリシモノヲ低価ニ引受ケント目下交渉中
 - 第31巻 p.165 -ページ画像 
一建物購入及建設ノ資金 金拾万円ヲ年一割三分ニテ借入レ、右建物ヲ購入シ、之ヲ建設シタル上ハ、更ニ他ノ方面ヨリ此建物ヲ担保トシテ年八分位ニテ拾万円ヲ借入レ(貸主ト已ニ交渉済)、高利ノ前借入分ヲ返却セントス
一経営ニ付テ 私立病院ノ如ク広告費ヲ要セス、大家ヲ安キ報酬ニテ嘱託シ得ル便宜アリ、組合員タル医師ニ、其病人ヲ収容スル為メ病室ヲ予メ貸与シ得ル便宜アリ、
 病室ハ常ニ満員ノ予定ナルガ満員トセハ、室料月額四千六百弐十円ヲ収入スル次第ナルガ、二割ヲ扣除シテ参千七百円ト見積リタルコト、其他ノ収入弐千百円ハ薬価・手術料等、合計五千八百円ノ収入ヲ以テ、別紙計算書ノ通、経費四千百円ヲ支出シテ、借入金元利返済資金壱千七百円ヲ得ルコト困難ニアラズ
   ○別紙前掲(第一六二頁)ニツキ略ス。
一渋沢家ヨリ借入レ度キ坪数 壱千坪
以上ハ小峰・有馬両氏ノ談話ナリ
右ニ対シ
一目的ハ可ナリ
一組織ニ付テハ、医師ヲ除キタル他組合員即百十口ノ払込ハ三年位ニ払込ヲ請フコト必要ナラン、又此組合員ハ可成多人数ト為スコト必要ナルベシ
一敷地ニ付テハ、凡五・六百坪アラハ十分ナラン
一収支計算ニ付テハ、支出予算内輪ニ過クル感アリ、到底該予算ニテ経営スルコト能ハサルベシ
一経営ニ付テ 入院者ハ、王子工場経営者有志ノ紹介者多数トナルベシ。又流行スル医者ノ紹介シタル者多数トナリテ、流行セサル医者ノ患者ハ自ラ少数ト為リ、其結果不流行ノ医師ノ患者ハ減シ、不平ヲ生スルモノアルベシ。現滝野川在住医師ノ組合員他方ニ移転シタル場合ニ於テハ、同町外居住ノ患者ヲ入院セシムルニ至ルベキコト其他考フレハ種々ノ困難ノ現出ニ遭遇スベシ


有限責任滝野川共立病院組合規約(DK310030k-0008)
第31巻 p.165-167 ページ画像

有限責任滝野川共立病院組合規約      (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    有限責任滝野川共立病院組合規約
      第一章 総則
第一条 本組合ハ有限責任滝野川共立病院組合ト称ス
第二条 本組合ハ、滝野川町有志・滝野川町医会々員及王子町工場経営者有志《*》ヲ以テ組織ス
第三条 本組合ハ組合ノ事業トシテ病院ヲ建設経営シ、傷痍・疾病ノ治療ヲ為スヲ以テ目的トス
第四条 本組合ノ事務所ハ、之ヲ東京府北豊島郡滝野川町大字滝野川番地ニ置ク
第五条 本組合ハ大正拾参年ヨリ向弐拾ケ年間存続スルモノトス
第六条 本組合員ノ責任ハ出資金ヲ限度トス
第七条 本組合ハ事業ノ成効又ハ其成効ノ不能ニ因リ存続期間中ト雖
 - 第31巻 p.166 -ページ画像 
トモ、組合総会(以下単ニ総会ト称ス)ノ決議ニ依リ解散スルコトヲ得
*欄外記事(鉛筆書入)
[人造肥料・王子製紙等
      第二章 資金
第八条 組合員ハ第三条ノ目的ヲ遂行スル為、資金拾万円ヲ醵出スルモノトス
第九条 資金ハ之ヲ弐百口《*》ニ分チ、壱口ノ金額ヲ五百円トス
第十条 組合員ハ引受口数壱口ニ付金壱百円ヲ、五ケ年間毎年組合長ノ定ムル期日ニ組合事務所ニ払込ムモノトス、但シ総会ノ決議ニ因リ払込ヲ繰延ベ、又ハ其ノ金額ヲ減少スルコトアルベシ
第十一条 組合員ニシテ、前条ノ払込期日ニ払込ヲ怠リタルトキハ、其ノ金額ニ対シ延滞日数間百円ニ付一日金五銭ノ割合ヲ以テ利息ヲ仕払ヒ、且之カ為損害ヲ生シタルトキハ、賠償ノ責ニ任スヘキモノトス
第十二条 事業ノ拡張又ハ経営上必要ト認ムルトキハ、総会ノ決議ニ依リ更ニ資金ヲ増加スルコトヲ得
*欄外記事(鉛筆書入)
  滝野川町在住医者六〇名、内加入者三〇名位ニテ九〇口、有志、工場関係ニテ一一〇口
      第三章 組合員
第十三条 組合員ハ一人ニ付出資口数拾口迄ヲ所有スルコトヲ得
第十四条 組合員タル権利ハ、組合長ノ承認ヲ経ルニ非ラサレハ之ヲ他人ニ譲渡スルコトヲ得ス
第十五条 組合員ハ、左ニ掲クル場合ヲ除クノ外脱退スルコトヲ得ス
  一 死亡
  二 破産
  三 禁治産
  四 除名
  五 已ムコトヲ得サル事由ニ因ルトキ
第十六条 組合員ノ脱退ハ、死亡ヲ除クノ外総会ノ決議ヲ経ルヲ要ス
第十七条 組合員ニシテ脱退シタルトキハ、継承者ヲ定メ連署ヲ以テ組合長ニ届出ツヘシ
第十八条 組合員ニシテ死亡シタルトキハ、既納ノ資金ハ之ヲ返還ス但シ相続人ニ於テ組合員ヲ承継シタルトキハ此ノ限ニアラス
第十九条 組合員ニシテ何等ノ事由ナク第十条ノ払込ヲ為サス、又ハ組合ノ事業ヲ妨クル行為アルトキハ、総会ノ決議ニ依リ除名スルコトアルヘシ
第二十条 組合員ニシテ住所ヲ変更シタルトキ、又ハ会社・工場ニ於テ代表組合員ヲ変更シタルトキハ、其ノ旨組合事務所ニ通知スルヲ要ス
      第四章 役員
第二十一条 本組合ハ組合ノ業務ヲ執行スル為、理事七名・監事弐名ヲ置ク
第二十二条 前条ノ役員ハ総会ニ於テ之ヲ選任ス、欠員ヲ生シタルト
 - 第31巻 p.167 -ページ画像 
キ亦同シ
第二十三条 理事ハ互選ヲ以テ組合長・副組合長各壱名、及常務理事壱名ヲ定ムルモノトス
第二十四条 組合長ハ組合ノ業務ヲ統轄シ、本組合ヲ代表ス
第二十五条 副組合長ハ組合長ヲ補佐シ、組合長事故アル場合ハ其ノ代理ヲ為ス
第二十六条 常務理事ハ役員会ノ決定ニ基キ日常ノ業務ヲ執行ス
第二十七条 監事ハ組合ノ財産ヲ監理シ会計ヲ検査ス
第二十八条 理事ノ任期ハ参ケ年、監事ノ任期ハ弐ケ年トス、再選ヲ妨ケス
 補闕ノ為選任セラレタル理事又ハ監事ノ任期ハ、前任者ノ任期ニ従フ
第二十九条 理事及監事ハ総テ名誉職トス、但シ総会ノ決議ニ依リ報酬又ハ手当ヲ支給スルコトヲ得
      第五章 総会
第三十条  総会ハ定時総会及臨時総会ノ二種トス
第三十一条 定時総会ハ毎年一月・七月ノ両度ニ之ヲ開ク
第三十二条 臨時総会ハ其ノ必要アル毎ニ組合長之ヲ招集ス
第三十三条 総会ノ議長ハ組合長之ニ任シ、差支アルトキハ副組合長又ハ常務理事之ニ任ス
第三十四条 総会ハ総組合員ノ半数以上出席シ、其ノ決議ハ出資口数ノ過半数ニ依ル、若シ可否同数ナルトキハ議長之ヲ決ス
第三十五条 組合員ハ他ノ組合員ヲ代理シテ議決権ヲ行フコトヲ得ス
第三十六条 総会ノ決議ハ決議録ニ記載シ、議長及出席組合員弐名以上之ニ署名捺印スルモノトス
      第六章 計算
第三十七条 組合長ハ毎年六月・十二月ノ両度ニ於テ本組合ノ収支ヲ決算シ、之ヲ定時総会ニ提出シ其ノ承認ヲ受クルモノトス
第三十八条 本組合ハ毎期末ノ収支ニ於テ、其ノ収入金ヨリ必要ナル諸支出金ヲ控除シ、残額アルトキハ出資ノ額ニ応シ之ヲ組合員ニ配当ス
      第七章 組合ノ解散
第三十九条 本組合解散シタルトキハ、理事其ノ清算人ト為ル、但シ総会ノ決議ニ依リ組合員中ヨリ之ヲ選任スルコトヲ得
      第八章 附則
第四十条 本組合ニ顧問及相談役ヲ置ク、顧問及相談役ハ組合員タルト否トヲ問ハサルモノトス
第四十一条 本規約ハ総会ノ決議ヲ経ルニ非ラサレハ、之ヲ変更スルコトヲ得ス


滝野川共立病院規程(DK310030k-0009)
第31巻 p.167-168 ページ画像

滝野川共立病院規程          (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
    滝野川共立病院規程
第一条 本院ハ滝野川共立病院ト称ス
 - 第31巻 p.168 -ページ画像 
第二条 本院ハ民法ノ規定ニ因ル組合組織トス
第三条 本院ハ組合員若クハ組合員ノ紹介ニ依ル患者ヲ入院治療スル所トス
第四条 本院ハ入院患者ノ外一般診察ヲ行ハス、但シ組合員並其ノ家族・従業者ハ此ノ限ニアラス
第五条 本院ニ左ノ職員ヲ置ク
  理事
  医長
  医員
  薬剤師
  事務員
  看護婦
第六条 前条職員ノ外、傭人トシテ小使・火夫及雑仕婦ヲ置ク
第七条 理事ハ経営ニ関スル業務ヲ執行ス
第八条 医長ハ医員・薬剤師・看護婦ヲ督シ、診療ニ関スル事項ヲ掌理ス
第九条 事務員及傭人ハ理事ノ指揮ヲ承ケ服務ス
第十条 組合員タル医師ニシテ患者ヲ入院セシムルトキハ、所定ノ送院状ヲ送付シ且ツ随時回診セラルヘシ
第十一条 組合員ノ紹介ナキ患者ト雖ドモ、病室ノ都合ニ依リ入院ノ需メニ応スルコトヲ得、此ノ場合ニハ所定ノ初診料ヲ納付スヘシ
第十二条 入院セントスルトキハ本院所定ノ入院証書ヲ差出スヘシ
第十三条 入院患者ニシテ主治医外ノ医師ヨリ診察ヲ受ケントスルトキハ、其ノ都度診察券ヲ購入スルモノトス
第十四条 本院ノ病室使用料左ノ如シ
      一等    一日  金参円
      二等    同   金弐円
      三等    同   金壱円
      伝染病室  同   金弐円
第十五条 入院患者ノ食餌ハ総テ主治医ノ指定シタルモノヲ摂リ、之ヲ患者ノ自宅ヨリ供給スルモ妨ケナシ、但シ伝染病患者及其附添人ノ食餌ハ自宅ヨリ供給スルコトヲ得ス
第十六条 病室使用料其ノ他入院患者ノ料金ハ、毎月十日・二十日及末日ノ三回ニ打切リ計算シ之ヲ徴収ス
 打切前ニ退院スルモノニ在テハ其ノ際之ヲ徴収ス
第十七条 軽快退院後ノ患者ハ、外来トシテ之ヲ取扱フコトヲ得


滝野川共立病院組合書類 完 【拝啓、時下益御清適奉賀候、然ハ昨年十二月…】(DK310030k-0010)
第31巻 p.168-169 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、時下益御清適奉賀候、然ハ昨年十二月御会議相願候滝野川共立病院敷地貸与ノ件ニ付、重ネテ御評議相願度ト存候間、御多忙ノ際恐縮ニ存候得共、来七日午後四時半八重洲町一ノ一渋沢事務処ニ尊来被成下度、此段御通知申上候 敬具
  大正十三年三月五日
                      明石照男
 - 第31巻 p.169 -ページ画像 
                      増田明六
 渋沢武之助殿  穂積重遠殿
 渋沢正雄殿   阪谷希一殿
               各通
 明石照男殿
 渋沢秀雄殿

大正十三年三月七日午後四時半於渋沢事務所     (印)《(明六)》
滝野川共立病院敷地トシテ飛鳥山邸所属分園借地申込諾否ニ関スル件
第二回協議会
出席者 渋沢正雄  明石照男  渋沢秀雄
    穂積重遠  増田明六
      渋沢武之助ハ病気、阪谷希一ハ旅行ノ為メ欠席
前掲議題ニ付テハ、去大正十二年十二月廿四日協議ノ上子爵ニ答申シタルカ、更ニ子爵ヨリ再協議ノ御希望アリ、又設立主唱者タル医学博士小峰茂之及滝野川町役場助役有馬浅雄両氏ノ借地希望ノ来談モアリテ、本日再会ヲ為スニ至リシモノナリ
決議ノ事項左ノ如シ
一共立病院ノ組織並経営ノ方法ハ確実ナリト認メ難キモ、事業其モノハ不可ナラス、且其組織ニ付テハ相当進行ノ状態ニアル様子ナルヲ以テ、先方ノ申出ヲ容レ土地貸与ヲ承諾スルコトニセラレテハ如何
二先方ノ貸地希望面積ハ千坪ナレトモ、之ヲ五百三十坪位、即現在庭園ヲ除キタル残地ト為スヲ適当ナラント認ム
三右土地貸与ニ関スル契約ハ更ニ講究ヲ要スベク、地代ハ之ヲ徴収セサル方妥当ナルベシ
   以上


(増田明六) 日誌 大正一三年(DK310030k-0011)
第31巻 p.169-170 ページ画像

(増田明六) 日誌  大正一三年    (増田正純氏所蔵)
三月七日 木《(金)》 晴
○上略
午後四時半事務処に於ける飛鳥山邸所属分園を滝野川町共立病院敷地として貸与するの可否相談会ニ出席す、来会者ハ、明石照男・渋沢正雄・同秀雄並穂積重遠の四氏、及小生にして、該委員前記五人の外、渋沢武之助・阪谷希一両氏ハ差支の為め不参、五人協議の結果、同園地積千六百余坪の内五百坪を無料にて貸与する事に決し、其旨小生より子爵ニ報告する事となれり
   ○中略。
三月三十日 日 晴
○上略
午後飛鳥山邸ニ赴き、 ○中略 分園内共立病院貸地の区画を為し、且同園内ニ居住する木挽者の所有樹木なと点撿す
○下略
三月三十一日 月 晴
○上略
滝野川町助役有馬浅雄氏来訪、同町共立病院敷地の件ニ付き協議す
 - 第31巻 p.170 -ページ画像 
○中略
分園ニ至り共立病院敷地と為すべき地上の樹木の種類等を取調べたり
○下略
   ○中略。
四月廿九日 火 晴
朝飛鳥山邸ニ至り、滝野川町共立病院敷地トシテ貸付すべき同邸分園を撿分す
○下略
   ○中略。
五月二十日 火 雨
○上略 滝野川町役場有馬浅雄助役が態々来訪して、同町共立病院設置ニ就て相談があつた ○下略


滝野川共立病院組合書類 完 【「秀雄氏御来談ノ件《(欄外別筆)》 八月五日」】(DK310030k-0012)
第31巻 p.170 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
    「秀雄氏御来談ノ件《(欄外別筆)》 八月五日」
芳墨拝見、委細了承仕候
滝野川町共立病院の件に就ては、種々御配慮ニ預り難有御礼申候
早速其之後の経過ニ付き可申上筈ニ候処、設計が病院として中々六ケ敷、再三再四小峰博士等の訂正ニ依り、漸く一昨日警視庁ヘ内覧の為め提出候次第、近日大体宜敷迄ニ訂正廻付相成事と存候、就ては必ず立消ヘ等の事無之候間、何卒仮賃貸借の御手続き出来まする様御指示煩度願上候仮世話人は小野沢鷹之助・小峰茂之・有馬浅雄ニ有之候
尚病院の設計内許可の上は、組合許可の申請を東京府ヘ提出する順序ニ有之候ヘ共、之れ又許可迄ニは多少の日子を要する事と存候間、前述の如く仮賃貸借の御手続きを願ふ次第にして、組合許可の上ニて宜敷候ヘば、私方ニては別ニ仮手続きの必要は無之、何れにしても可然御指示煩度願上候
何れ近日御伺ひ可致候ヘ共、右様の次第ニて遂い延引致し候間、何卒悪しからず御諒承の上御願申上候
先ハ乱筆御返事迄 頓首
  大正十三年七月卅日夜
                         浅雄
    増田明六殿
      組合口数大半出来申候


滝野川共立病院組合書類 完 【共立病院ニ関スル建築(警視総監宛)申請抜萃】(DK310030k-0013)
第31巻 p.170-171 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
  共立病院ニ関スル建築(警視総監宛)申請抜萃
一共立病院新設
一建築主小峰茂之(滝野川町大字上中里一五八)
一設計者平井猶次郎(〃〃西ケ原九一六)
一敷地面積六九四坪二合五
一敷地内建築面積合計二九五坪〇八
一起工及竣工期日 認可ノ日ヨリ三日後ニ起工シ百八十日間ニテ竣工
                         坪
                      下七六・八三
一建築物ノ概要A事務処及病室木造二階建壱棟
                      上四七・
 - 第31巻 p.171 -ページ画像 
一B病室木造一階壱棟五五坪
             上九一・七五
一C病室其他木造二階壱棟
             下六〇・五〇
一D病室其他〃〃七一・五〇
一収容人員八十六人 四十室
[大正13年9月25日《(欄外記事)》


(増田明六) 日誌 大正一三年(DK310030k-0014)
第31巻 p.171 ページ画像

(増田明六) 日誌  大正一三年    (増田正純氏所蔵)
九月八日 月
午前有馬浅雄氏と会し、滝野川町共立病院敷地の件ニ付き談話す
○下略
   ○中略。
十月七日 火
正午事務所にて、滝野川町助役有馬浅雄氏と会談、予て同氏及小峰脳病院長よりの熱心なる希望より、飛鳥山邸所属分園の内七百坪を無料にて同町在住医師及有志より成る組合に貸与し、組合は此処に実費診療の目的を以て共立病院を建設する事となり居りしが、爾来三・四ケ月を経るも有馬・小峰両氏より何等の交渉無きを以て、之を実行する哉否哉を有馬氏に問はんが為め来談を受けし次第なるが、其後の形勢は医師仲間ニ於ても不賛成を唱ふるものありて、組合の成立危殆の有様ニ付、至急発起人会を開き其成否を決せられたしと希望し、有馬氏も能く承領して辞去したり


滝野川共立病院組合書類 完 【渋沢武之助《(別筆)》 渋沢正雄 明石照男 渋沢秀雄 穂積重遠 阪谷希一ノ五氏各通《(六氏)》 】(DK310030k-0015)
第31巻 p.171 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
    渋沢武之助《(別筆)》 渋沢正雄 明石照男 渋沢秀雄
    穂積重遠 阪谷希一ノ五氏各通《(六氏)》
拝啓、時下益御清適奉賀候、然ハ予テ滝野川町共立病院設立発起人ヨリ、飛鳥山邸分園ノ一部ヲ其敷地トシテ借用方申出候件ハ、其後種々ノ事情相生シ、今般同発起人協議ノ上、其設立ヲ無期延期ト決シタル由ニテ、前記申出ヲ撤回致来候ニ付キ、爾来御多忙ノ処屡々御会合ヲ御煩ハシ致候得共、同案件ハ右ニ依リ消滅致候次第ニ御座候間、御承引被下度候、尚此機会ニ於テ従来ノ厚キ御配慮ヲ拝謝仕候 敬具
  大正十四年二月五日
                    渋沢事務所
                      増田明六


滝野川共立病院組合書類 完 【御願之趣旨】(DK310030k-0016)
第31巻 p.171-172 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
    御願之趣旨
一、大正十二年十一月、共立病院建設資金トシテ金六万円也借入(年利壱割参分)
一、同十四年五月、内金四万五千円也返済
   利子支払分金壱万壱千七百円也
   利子収入分約金五千円余(元金ガ減少シタレバ精算セザレバ端金迄ハ不明)
一、残金金壱万五千円 今尚借入
   此利子約金壱千九百五拾円(未払)(約一ケ年分)
 - 第31巻 p.172 -ページ画像 
   残金の銀行利子約金四百円程(未払)
 差引金八千弐百五拾円    損失
  設計其他六百円也
  会議費等約三百円程
   合計金九千百五拾円(約)発起人ノ負担
一、発起人ノ負担スベキ人名
 小峰茂之    榎本初五郎
 小野沢鷹之助  有馬浅雄
 野木三吉
      他ハ六ケ敷シ(丸山、野本ノ両氏ハ)
一、外ニ地上物件移転料弐千四百六拾円ハ是非共御願ひ致す事として除外致候
一、以上の次第にて甚だ下手なやり方には候へ共
 既に結果に至り候時、何卒御救援被下様願上候
  三月十一日 ○大正一四年
                         浅雄
    増田明六殿


滝野川共立病院組合書類 完 【移転料仕訳書】(DK310030k-0017)
第31巻 p.172 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
    移転料仕訳書
一金弐千円也    家屋移転料 初メノ約束
一金参百円也    移転後雑作其他ノ理由ニテ増金
一金壱百六拾円也  上棟式人夫祝儀等、何ンノ彼ノト面倒ヲ言ハレ又増金
  〆二千四百六拾円也
 「此分丈ケ支出承諾」《(欄外記事・別筆朱書)》
右様ナ次第ニ候ヘ共、尚設計料等未払ニ付、此分丈ケ甚ダ勝手ナガラ先キニ御願ヒ申度候、十三日午前中御伺ヒ可申候
取急ギ乱筆御免下サレ度候
                         浅雄
    増田様


滝野川共立病院組合書類 完 【拝啓、時下益御清適奉賀候、然ば飛鳥山邸所属分園…】(DK310030k-0018)
第31巻 p.172-173 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、時下益御清適奉賀候、然ば飛鳥山邸所属分園総坪数千六百参拾九坪(今春滝野川町共立病院敷地候補地となりしは此の一部分に候)は今般渋沢秀雄殿に住宅敷地として譲渡せらるゝ事と相成候に付ては、御意見承はり度件有之候間、御多忙の際恐縮に候得共、来二十九日午後四時半、日本橋区兜町渋沢事務所へ尊来被成度願上候 匆々拝具
  大正十四年六月廿六日        渋沢事務所
                      増田明六
    渋沢武之助殿、同正雄殿
    明石照男殿、穂積重遠殿、阪谷希一殿各通
 尚々当日は午後五時より同族会開催せられ候に付、其前終了致度存候間、何卒正四時半には尊来被下度候、尚本通知は該土地に関する
 - 第31巻 p.173 -ページ画像 
委員宛発送したる次第に候


滝野川共立病院組合書類 完 【拝啓 益々御隆盛之段奉慶賀候、陳者先般御配慮相煩し候滝野川共立病院建設の件…】(DK310030k-0019)
第31巻 p.173 ページ画像

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冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

滝野川共立病院組合書類 完 【覚 滝野川町債壱万弐千円…】(DK310030k-0020)
第31巻 p.173 ページ画像

滝野川共立病院組合書類 完      (渋沢子爵家所蔵)
    覚
滝野川町債壱万弐千円、利足弐千百円 但昭和二年十二月迄ノ分
右町債ハ疾ニ償還セラレタルモノナルニ、元利金ノ払戻ナキヲ以テ、予テ榎本町長・有馬助役ニ、之カ返還方交渉中ナリシガ、今度榎本町長(初五郎氏)及野木収入役ハ自己ノ財産ヲ売却シテ本日前記ノ元利金ヲ持参シタルニ付之ヲ受領シ、之ニ対スル領収証及町債券面壱万弐千円ヲ榎本氏ニ交付シタリ
予テ滝野川共立病院設立計画アリシ際、飛鳥山邸分園(現渋沢秀雄氏ニ譲渡シタル土地)ノ一部ヲ其敷地トシテ無償貸与シ此計画ヲ援助セラルヽ子爵ノ御考ハ、同病院設立発起人ヲシテ乗気トナリテ同計画ヲ進行セシムルニ至リシ関係モアルヲ以テ、此際右榎本町長・野木収入役、私財ヲ以テ弁償シタル前記元利金ノ内ヨリ左ノ通贈与スルコトニシテハ如何
 一金九千百五拾円  共立病院設立中止ノ為メ、発起人五人ノ負担トナリシ金額(別紙右願ノ趣旨ノ通)
   此内ヘ
   金弐千円   補助トシテ贈与
 外ニ榎本・野木両人ヘ贈与
   金弐千百円  町債利子全部