デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

2章 労資協調及ビ融和事業
3節 内鮮融和
3款 同民会
■綱文

第31巻 p.760-767(DK310114k) ページ画像

大正13年4月15日(1924年)

是日、安藤又三郎・朴泳孝等ニ依リテ組織セラレタル当会ノ発会式京城ニ於イテ催サレ、栄一顧問ニ推サル。在任歿年ニ及ブ。


■資料

(同民会発起人) 書翰 渋沢栄一宛 大正一三年一月(DK310114k-0001)
第31巻 p.760 ページ画像

(同民会発起人) 書翰  渋沢栄一宛 大正一三年一月  (渋沢子爵家所蔵)
                   大正十三年一月《(朱書)》
                       同民会発起人来状
拝啓、益御清福奉賀候、陳者御承知之通リ内鮮ノ融和ハ未タ徹底的実行之域ニ至ラサルノミナラス、動スレハ反テ反目嫉視、相離反セントスルノ傾向アリ、実ニ憂慮ニ堪ヘス、今回同志相謀リ、江湖諸君子ノ指導ヲ得テ、別紙ノ趣旨綱領ニ依リ同民会ヲ組織スルコトト相成候、就テハ近日創立委員佐藤虎次郎・申錫麟・中村健太郎三名ノモノ親ク御指導ヲ仰度拝趨可仕筈ニ有之候間、何卒微衷之在ル所ヲ御察之上、本会発展之為メ御尽力被下度願上候 敬具
  大正十三年一月  日
            京城商業会議所内同民会
            創立事務所
            同民会発起人
             満鉄京城管理局長 安藤又三郎
                   侯爵 朴泳孝
            京城商業会議所会頭 釘本藤次郎
                   伯爵 宋秉畯
                  実業家 荒井初太郎
             朝鮮商業銀行頭取 趙鎮泰
             朝鮮殖産銀行頭取 有賀光豊
               漢城銀行頭取 韓相竜
                      外一同
    子爵 渋沢栄一殿


(中村健太郎・申錫麟・佐藤虎次郎) 書翰 渋沢栄一宛 大正一三年三月一〇日(DK310114k-0002)
第31巻 p.760-761 ページ画像

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(北条時敬) 書翰 渋沢栄一宛 (大正一三年)三月一三日(DK310114k-0003)
第31巻 p.761 ページ画像

(北条時敬) 書翰  渋沢栄一宛 (大正一三年)三月一三日
                     (渋沢子爵家所蔵)
                大正十三年三月十三日《(朱書)》
                      北条時敬氏来状
拝啓
春寒料峭之候ニ御座候処、益御清栄被為渉奉大賀候
扨過日佐藤虎次郎・中村健太郎・申錫麟三名ヲ以テ御話申上置候同民会ノ趣意書、印刷致候ニ付、右御高覧ニ供シ、且同会ノ趣旨御賛成被成下度奉願候、実ハ参上御願可申上筈ニ候得共、先以寸楮右御願迄得貴意候 敬具
  三月十三日               北条時敬
    子爵 渋沢栄一閣下
  再白、乍御手数封入之端書ヲ以テ御賛否御報被下候ハヽ幸甚之至ニ御座候
  尚拙者代理トシテ近日浅井郁太郎参上致スコトモ可有之、其節ハ宜シク御引見被成下度願上候
  又来四月中旬京城ニ於テ発会式挙行致ス筈ニ候


(中村健太郎・申錫麟・佐藤虎次郎) 書翰 渋沢栄一宛 大正一三年三月二六日(DK310114k-0004)
第31巻 p.761 ページ画像

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(北条時敬) 書翰 渋沢栄一宛 大正一三年四月一五日(DK310114k-0005)
第31巻 p.761-762 ページ画像

(北条時敬) 書翰  渋沢栄一宛 大正一三年四月一五日
                     (渋沢子爵家所蔵)
 - 第31巻 p.762 -ページ画像 
                大正十三年四月廿六日付承諾ス《(朱書)》
謹啓、愈御清穆ニ被為渉奉慶賀候、陳ハ当会総会ノ決議ニ依リ、閣下ヲ本会顧問ニ推戴致度候ニ付、御繁用中甚乍御迷惑御承諾被下、宜敷御高配相仰度、此段御願申上候 敬具
  大正十三年四月十五日
              同民会々長 北条時敬同民会長之印
    子爵 渋沢栄一閣下


同民会関係文書(DK310114k-0006)
第31巻 p.762 ページ画像

同民会関係文書              (渋沢子爵家所蔵)
貴会ノ顧問タルコトヲ承諾ス
  大正十三年四月廿六日               渋沢栄一
    同民会
     会長 北条時敬殿


(北条時敬) 書翰 渋沢栄一宛 大正一三年四月二九日(DK310114k-0007)
第31巻 p.762 ページ画像

(北条時敬) 書翰  渋沢栄一宛 大正一三年四月二九日
                     (渋沢子爵家所蔵)
             大正十三年四月廿九日《(別筆)》
               同民会長 北条時敬氏来状
粛啓
桃紅李白の好季、益御清穆ニ被為渉大慶ニ奉存候、陳者同民会顧問御承諾被成下、御鄭重の芳書に接し候段、感謝の至ニ候、不取敢御礼迄寸紙如斯御坐候 敬具
  大正十三年四月廿九日     同民会長 北条時敬
    子爵 渋沢栄一閣下


同民会創立趣旨書並規約書 同会編 大正一三年四月刊(DK310114k-0008)
第31巻 p.762-764 ページ画像

同民会創立趣旨書並規約書 同会編  大正一三年四月刊
    同民会創立趣旨
欧洲の大戦乱は数年の前に於て終熄せりと雖も、列強競争の形勢は更に緩和せらるゝ所なし、列強の競争は財力と智力と学力との競争なり其の財力を富まし其の智力を尽し其の学力を示すへき最好の地として列強は何れも眼を吾か極東に注けり、極東の天地は必ずや列強競争の中心と化し去らさる能はす、此時に当りて能く列強の間に介在し、正義の主張を抂けすして能く永遠の平和を維持するに努むへきもの、吾か日本国民を措て之を他に求むるを得んや、日本国民は此の大事に当り、能く其の責を果し、其の任を全うするによりて以て自己の実力を世界に示すへきなり、然るに内は融和の実未た全からすして、動もすれは徒に感情に趁せて互に相離反し、反目嫉視せんとする傾向あり、外は矯激浮薄の思想澎湃として迫り、将に我か至純の東洋思潮を蠹毒せんとす、玆に於て其の結合を堅うし、互に相砥礪し相扶持して、勤勉努力の風習と剛健誠実の気象とを養成し、以て百年の大計を樹つるは、洵に今日に於ける急務なり、某等不敏と雖も、此に感する所あり江湖諸君子の賛同を得て同民会を創立し、左記綱領を提けて蹶起驀進せんと欲す、幸に微衷の在る所を察し、力を本会に尽さるゝ志士仁人あらは、何そ独り某等の慶のみならん、亦実に邦家の大幸たるへき也
 - 第31巻 p.763 -ページ画像 
   綱領
 一、大局に高処して内鮮融和の徹底的実行を期す
 一、質実剛健の気風を養ひ軽佻浮薄の思潮を排す
 一、勤勉力行の風を興して放縦惰弱の弊を戒む
   大正十三年四月十五日           同民会
    同民会役員名簿 (イロハ順)
会長   北条時敬
副会長  男爵 李載克     安藤又三郎
顧問   侯爵 朴泳孝  公爵 徳川家達  侯爵 李完用
     伯爵 宋秉畯  子爵 渋沢栄一
相談役  富田儀作 ○外十二名氏名略
理事   方奎煥 ○外十九名氏名略
  会計   渡辺弥幸 ○外一名氏名略
  常任理事 中村健太郎 ○外二名氏名略
常任幹事 杉市郎平
監事   河内山楽三 ○外一名氏名略
評議員  有賀光豊(評議員会長)
     方奎煥 ○外五十二名氏名略

    同民会規約
      第一 事業
一、本会ハ左記綱領ヲ達成スルヲ以テ目的トス
 イ、大局ニ高処シテ内鮮融和ノ徹底的実行ヲ期ス
 ロ、質実剛健ノ気風ヲ養ヒ軽佻浮薄ノ思潮ヲ排ス
 ハ、勤勉力行ノ風ヲ興シテ放縦惰弱ノ弊ヲ戒ム
二、本会ノ目的ヲ達スル為左ノ事業ヲ行フ
 イ、講演会・講習会・活動写真会等ヲ開催スルコト
 ロ、会報ヲ発行シ、必要ニ応シ文書ヲ刊行スルコト
 ハ、美風良俗ヲ闡揚シ、趣味ノ向上ヲ図リ、人材ノ養成・労資ノ協調・農村ノ振興及ビ社会改善ニ関スル方法ヲ講究スルコト
 ニ、必要ニ応シ各種ノ調査ヲ公表スルコト
 ホ、本会ト趣旨ヲ同フスル各種ノ団体ト連絡シ、其ノ発達ヲ助長スルコト
 ヘ、其ノ他評議員会ニテ決議シタル事項
      第二 名称
一、本会ハ同民会ト称ス
二、本会ハ京城府寛勲洞百九十八番地ニ置ク
三、必要ノ地ニ本会ノ支部ヲ設置ス
      第三 経費
一、本会ノ経費ハ基本資産ノ利子、基本資産ニ属セザル有志ノ寄附金及会員ノ会費ヲ以テ之ヲ支弁ス
      第四 役員
一、本会ニ左ノ役員ヲ置ク
 会長一名、副会長二名、理事二十名(内三名ヲ常任理事トス)監事
 - 第31巻 p.764 -ページ画像 
二名、評議員若干名
二、本会ニ総裁・副総裁各一名ヲ推戴シ、又顧問及相談役若干名ヲ置クコトアルベシ
三、評議員ハ本会創立ノ際発起人中ヨリ之ヲ互選シ、其ノ後ハ総会ニ於テ之ヲ決ス
四、会長・副会長・理事及監事ハ評議員会ニ於テ推薦ス、常任理事ハ理事会ニ於テ互選ス
五、支部ノ役員及組織ハ評議員会ノ議ヲ経テ別ニ之ヲ定ム
六、理事及監事ノ任期ハ二箇年トス、但シ重任ヲ妨ケズ
      第五 会員
一、本会ノ会員ヲ分チテ名誉会員・賛助会員・特別会員・正会員トス
二、名誉会員ハ本会ニ功労アリ又ハ徳望アリテ評議員会ニテ推薦シタル者トス
三、賛助会員ハ一時金一百円以上、若クハ一箇年間月賦ニテ十円以上又ハ五箇年賦ニテ三百円以上ヲ醵出スル者トス
四、特別会員ハ毎年会費十円、正会員ハ会費二円ヲ醵出スル者トス
      第六 会議
一、会議ヲ分チテ理事会・評議員会・総会トス
二、理事会ハ会長之ヲ招集シ、会務ヲ協議ス
三、評議員会ハ会長之ヲ招集シ、心要ナル事項ヲ決議ス
四、総会ハ心要ニ応シ会長之ヲ招集ス
      附則
一、本規約ノ改正ハ総会ノ決議ヲ要ス


(北条時敬) 書翰 渋沢栄一宛 (大正一三年)八月九日(DK310114k-0009)
第31巻 p.764 ページ画像

(北条時敬) 書翰  渋沢栄一宛 (大正一三年)八月九日
                     (渋沢子爵家所蔵)
               大正十三年八月九日《(別筆)》
               同民会長 北条時敬氏来状
拝啓、残暑ノ候ニ候処、益御清栄被為渉奉大賀候、偖今般本会ノ趣旨御協賛之上金五百円御寄贈被成下候段、辱奉存候、右御礼申上度、如此ニ御坐候 草々敬具
  八月九日          同民会々長 北条時敬
    渋沢栄一殿


(佐藤虎次郎・申錫麟・中村健太郎) 書翰 渋沢渋一宛 大正一三年八月二二日(DK310114k-0010)
第31巻 p.764-765 ページ画像

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(同民会会長) 書翰 渋沢栄一宛 大正一三年一二月二〇日(DK310114k-0011)
第31巻 p.765-767 ページ画像

(同民会会長) 書翰  渋沢栄一宛 大正一三年一二月二〇日
                     (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
 同本第二九〇号
  大正十三月十二月二十日
              同民会々長 北条時敬同民会長之印
    渋沢栄一殿《(別筆)》
謹啓、時下厳寒の候益々御清安に被為渉奉慶賀候、偖て本会々務は大方の多大なる御同情と御援助に依り、順調に進展致候、就ては今回理事会及評議員会の決議を経て、財団法人組織の事に相決候間、此際総会を招集の上御審議相願度存候処、歳末御繁忙の砌りに御座候へば、便宜書面総会の承認を経て至急出願の手続致度候、尚会務の進展に伴ひ相談役及評議員増員の要を認め、去る十二月十三日評議員会の承認を得、左記案件提案致候間、併せて御承認被成下度此段得貴意度候
 追て大正十四年一月十日迄に御回答に接せざる場合は、御承認と認め候間、此儀御諒知被下度特に申添候
    議案
 - 第31巻 p.766 -ページ画像 
一、財団法人組織及別紙(甲号)財団法人寄付行為案並ニ右出願ニ関スル設立者及役員別紙(甲号末尾)ノ通リ承認ノ件
二、別紙(甲号)寄付行為ニ対シ主務官庁ニ於テ修正ノ指示アリシ場合ハ、其修正方ヲ常任理事ニ委任スル事ヲ承認ノ件
三、相談役及評議員増員別紙(乙号)ノ通リ承認ノ件
 △備考…以上ハ大正十三年十二月十三日評議員会ニ於テ承認決議セラレタリ
(別紙)
(甲号)
    同民会財団法人寄附行為
第一条  本法人ハ同民会財団法人ト称ス
第二条  本法人ハ同民会ノ為メ其事業遂行ニ要スル財産ヲ所有シ、之ヲ供給スルヲ以テ目的トス
第三条  本法人ハ其事務所ヲ京畿道京城府若草町三十五番地ニ置ク
第四条  本法人設立ノ日ニ於ケル基本財産ハ別紙目録記載ノ現金及有価証券トス
第五条  左ノ各号ノ一ツニ該当スルモノハ、凡ヘテ之ヲ本法人ノ基本財産ニ編入スルモノトス
     一、特ニ基本財産トシテ本法人ニ寄附セラルヽ財産
     一、同民会実行予算ノ剰余金ニシテ同会ヨリ寄附アリタルモノ
第六条  本法人ノ目的遂行上基本財産ヲ処分セントスルトキハ、理事会ニ於テ三分ノ二以上ノ同意ヲ得ルコトヲ要ス
第七条  基本財産タル金銭ハ、之ヲ確実ナル銀行ニ預人レ、又ハ確実ナル有価証券トシテ之ヲ管理スルモノトス
第八条  本法人ノ財産管理上要スル経費ハ、凡ヘテ同民会ノ予算ニ於テ之ヲ支弁スルモノトス
第九条  本法人ニ理事七名、監事二名ヲ置ク
第十条  理事及監事ハ同民会評議員会ニ於テ之ヲ選挙スルモノトス
第十一条 理事及監事ノ任期ハ二年トス
第十二条 死亡・辞任・資格喪失其他ノ事由ニ依リ理事及監事ニ欠員ヲ生シタルトキハ、第十条ニ依リ補欠選挙ヲ行フモノトス但補欠理事及監事ノ任期ハ前任者ノ残任期トス
第十三条 理事ハ理事会ヲ組織シ、理事長一名ヲ互選ス、理事長ハ法人ヲ代表シ、理事会ヲ招集シ、其議長トナリ、其他理事会ニ関スル一切ノ事務ヲ処理スルモノトス
第十四条 理事会ニ於テ決議スヘキ事項ハ、予メ各理事ニ通知スルモノトス
     理事会ニ於テハ理事全員ノ同意アルニアラサレハ、通知以外ノ事項ニ付決議スルコトヲ得ス
第十五条 本寄附行為ノ変更、又ハ本法人ヲ解散セントスル場合ハ、理事会ノ決議ニ基キ、同民会総会ニ於テ出席会員三分ノ二以上ノ同意アルヲ要ス
第十六条 本法人解散ノ場合ニ於テハ、本法人ノ財産ハ第十五条ノ手
 - 第31巻 p.767 -ページ画像 
続ニ準シ其処分方法ヲ決定スルモノトス
   附則
第十七条 本法人設立ノ際ニ於ケル理事及監事ハ左ノ如ク指定ス(略之)
○下略
   ○別紙乙号略ス。


(申錫麟) 書翰 渋沢栄一宛 昭和五年四月二二日(DK310114k-0012)
第31巻 p.767 ページ画像

(申錫麟) 書翰  渋沢栄一宛 昭和五年四月二二日  (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
謹啓、愈御清穆ニ被為渉奉慶賀候
陳者今般閣下ヲ本会顧問ニ推薦致度候ニ付、御繁用中乍御迷惑宜敷御高配相煩度、御通知旁御願申上候 敬具
  昭和五年四月二十二日
              同民会会長代理
                 副会長 申錫麟
    子爵 渋沢栄一殿


(同民会本部) 書翰 渋沢栄一宛 昭和五年五月二七日(DK310114k-0013)
第31巻 p.767 ページ画像

(同民会本部) 書翰  渋沢栄一宛 昭和五年五月二七日 (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
拝啓、愈御清祥奉賀候
陳者本会創立(大正十三年)以来既ニ満六ケ年ヲ経過シ、其間本会綱領ノ主旨ニ基キ、事業ノ実行ニ依リ、同民精神ノ普及実現ヲ企図シ、御蔭ヲ以テ歳月ト共ニ相当ノ効果ヲ挙ゲ来リ候得共、元来斯カル事業ノ性質トシテ今後尚一層ノ努力ヲ要シ、其ノ効果ヲ期スベキモノト存シ候
就テハ今般本会第四回総会ノ決議ニ基キ、閣下ヲ本会顧問ニ推薦致候ニ付テハ、御繁用中甚ダ恐縮ニ存シ候得共、何卒本会主旨ノアルトコロヲ御諒察ノ上、充分ノ御指導ヲ仰キ度、此段特ニ御願申上候也
  昭和五年五月二十七日
                   同民会本部
    渋沢栄一殿