デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
13款 社団法人国際聯盟協会
■綱文

第37巻 p.215-218(DK370049k) ページ画像

昭和3年7月27日(1928年)

是ヨリ先、昭和二年八月四日ヨリ六日マデ、当協会埼玉支部創立記念夏季大学、羽生町小学校ニ開催セラレ、是日以後八月下旬ニ至ルマデ、東京日日新聞社後援ノ下ニ再ビ夏季大学ヲ忍町他三カ所ニ催ス。翌四年重ネテ開催セリ。栄一、斡旋スル所多シ。


■資料

社団法人国際聯盟協会会務報告 昭和二年度 同協会編 第二八―二九頁昭和三年五月刊(DK370049k-0001)
第37巻 p.215 ページ画像

社団法人国際聯盟協会会務報告 昭和二年度 同協会編
                       第二八―二九頁昭和三年五月刊
 ○十三(三)地方支部の活動
    ○埼玉支部
 埼玉支部創立記念として、県下羽生町小学校に於て八月四日より六日まで、夏季大学を開催す。
題及び講師は次の如し。
 世界に於ける日本の地位        添田寿一氏
 結核問題と世界平和          近藤乾郎氏
 普選問題               鈴木正吾氏
 農政問題               石坂橘樹氏
 世界の大勢と国際聯盟         田川大吉郎氏
 軍事問題               谷田繁太郎氏
 軍縮問題               山川端夫氏


渋沢栄一書翰 控 新渡戸稲造・永井柳太郎宛昭和三年八月一〇日(DK370049k-0002)
第37巻 p.215-216 ページ画像

渋沢栄一書翰 控 新渡戸稲造・永井柳太郎宛昭和三年八月一〇日
                    (渋沢子爵家所蔵)
                   (別筆・朱書)
                    山口六郎次ノ紹介状
拝啓、益御清適奉賀候、然ば埼玉県に於て国際聯盟協会支部設立せられ、国際心の普及に努め居、相当成績を挙げ居候処、今般夏季大学を
 - 第37巻 p.216 -ページ画像 
計劃致、是非尊台の御講演を得度切望致居、老生も予て関係致居候国際聯盟協会の義にも有之、且郷里関係の義に付希望達成為致度期望の至に御座候、右に付て同支部理事山口六郎次氏拝訪為致候間、寸時御引見の上願意御聴取被下候はヾ難有奉存候、右御懇願申上度如此御座候 敬具
  昭和三年八月十日            渋沢栄一
    新渡戸稲造様 各通
    永井柳太郎様


国際知識 第八巻第一〇号・第一一四頁昭和三年一〇月 本協会ニユース(八月中)(DK370049k-0003)
第37巻 p.216 ページ画像

国際知識 第八巻第一〇号・第一一四頁昭和三年一〇月
    本協会ニユース(八月中)
一日 協会埼玉支部主催、東京日日新聞社後援の国際聯盟夏期大学は七月二十七・八・九の三日間、忍町に開催せるを始めとして、八月一・二両日は坂戸町、四・五・六の三日間は久喜町に於て開催、開期中は連日降雨、之に加ふるに水害の禍ひまであつたが、約千名の聴講者(乙種通常会員となす)があり、盛会であつた。尚小川町方面では水害のため参加不可能なりしにつき、八月二十五・六両日再び開催した。
○下略


国際メール 第一七号・第七―八丁一九二八年八月二五日 国際聯盟埼玉夏期大学(DK370049k-0004)
第37巻 p.216 ページ画像

国際メール 第一七号・第七―八丁一九二八年八月二五日
(謄写版)
    ○国際聯盟埼玉夏期大学
 本協会埼玉支部主催にて、這般県下忍町・坂戸町及久喜町に於て夏期大学を開催し、盛会を極めたることは既報の通りなるも、当時聴講熱望者多数ありたるにも拘らず、不幸にして水害の為参加を見られなかつた小川町地方に於て、左記プログラムに依り再び夏期大学を開催することになつた
 時日 昭和三年八月廿五・六日午前八時―正午
 会場 小川町県立小川高等女学校講堂
 会費 金壱円
 講師及演題
  世界平和の招来      本会理事埼玉支部長衆議院議員  粕谷義三氏
  対支政策の根本義     衆議院議員           中野正剛氏
  日本の進出        本会主事前特命全権公使     奥山清治氏
  国際的経済協力の必要   前日本興業銀行総裁、国際経済会議帝国政府首席代表
                               志立鉄次郎氏
  国際聯盟と支那問題    本会理事貴族院議員法学博士   山川端夫氏
  経済日本の建設      第一生命保険相互会社々長    矢野恒太氏


国際聯盟協会書類 (四) 【国際問題夏季大学の開講に就いて】(DK370049k-0005)
第37巻 p.216-218 ページ画像

国際聯盟協会書類 (四)        (渋沢子爵家所蔵)
   国際問題夏季大学の開講に就いて
国際聯盟協会埼玉支部は、さきに拡く県民の国際精神の涵養、世界平和思想に功献する目的を以て創立せられ、爾来連年夏季大学を開講し
 - 第37巻 p.217 -ページ画像 
つゝあり、本年は更に左記枢要の地三ケ所に於てこれを開催し、大いに其目的を達成する筈也
幸に大方各位の御賛成を希ふ
                   国際聯盟協会埼玉支部
  左記
 第一回
  会場 埼玉県所沢小学校
  期間 昭和四年自七月廿九日至七月卅一日 三日間(毎日午前九時開講)
  会費 金壱円也
  講師
           東京日日新聞社    小林俊三郎
           国際聯盟協会理事   粕谷義三
           神学博士(米人)   アキスリング
           生活改善同盟会理事  塚本はま子
           国際聯盟協会主事   奥山清治
           貴族院議員   伯爵 二荒芳徳
           前法制局長官法学博士 山川端夫
           国学院大学教授    河野省三
           埼玉支部理事     山口六郎次
 第二回
  会場 埼玉県松山町県立松山中学校
  期間 昭和四年自八月三日至八月五日 三日間
  会費 金壱円也
  講師
           国際聯盟協会理事   田川大吉郎
           同          粕谷義三
           前法制局長官法学博士 山川端夫
           海外財務官      森賢吾
           神学博士(米人)   アキスリング
           代議士        鈴木文治
           埼玉支部理事     山口六郎次
           生活改善同盟会    塚本はま子
 第三回
  会場 埼玉県岩槻町小学校
  期日 昭和四年八月十九日八月廿日 二日間
  会費 金壱円也
  講師
           国際聯盟協会副会長  阪谷芳郎
           同      理事  粕谷義三
                  主事  奥山清治
           埼玉支部理事     山口六郎次
 - 第37巻 p.218 -ページ画像 
           神学博士(米人)   アキスリング
           前代議士       田川大吉郎
           生活改善同盟会    塚本はま子



〔参考〕国際メール 第三八号・第九丁一九二九年七月一〇日 協会日誌(六月)(DK370049k-0006)
第37巻 p.218 ページ画像

国際メール 第三八号・第九丁一九二九年七月一〇日
(謄写版)
  協会日誌(六月)
 十七日○上略
埼玉支部は新渡戸博士を招いて大宮市に講演会を開く。



〔参考〕渋沢栄一書翰 控 斎藤守圀宛大正一三年七月二日(DK370049k-0007)
第37巻 p.218 ページ画像

渋沢栄一書翰 控 斎藤守圀宛大正一三年七月二日 (渋沢子爵家所蔵)
(別筆・朱書)
大正十三年七月二日付青木節一氏之紹介状
拝啓、益御清適奉賀候、然ハ本書持参之青木節一氏ハ、小生主として世話致居候国際聯盟協会幹事に有之候処、今般同協会支部設置之義に付、拝願致度趣を以て御紹介方申出本書相付候間、御多忙中恐縮とは存候へとも、御引見之上御差支無之限御便宜御与被下度候、右得貴意度如此御座候 敬具
  大正十三年七月二日           渋沢栄一
    埼玉県知事
     斎藤守圀殿