デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
21款 太平洋問題調査会
■綱文

第37巻 p.590-593(DK370130k) ページ画像

昭和3年1月25日(1928年)

是日、当調査会第十二回理事会、東京銀行倶楽部ニ開カル。栄一出席ス。


■資料

太平洋問題調査会書類(一)(DK370130k-0001)
第37巻 p.590 ページ画像

太平洋問題調査会書類(一)        (渋沢子爵家所蔵)
拝啓、時下益々御清栄奉賀候、陳者本月廿五日正午より一時半迄、丸ノ内銀行集会所に於て、本年度最初の理事会を開催し、左記重要事項に就き御協議相願度候間、何卒御出席被下度此段得貴意申候 敬具
  昭和三年一月十八日
              太平洋問題調査会
                 理事長 井上準之助
    子爵渋沢栄一殿
 一、本年中に於ける本会事業の大綱
 二、第三回大会の開催に関する件
 三、中央部規約批准に関する件
 四、研究に関する件
 五、沢柳博士追悼に関する件
其他
 尚、本会中央部規約同封○後掲仕候に就き、御多忙中恐れ入り候得共御研究の上同日御意見拝承致度願上候


太平洋問題調査会書類(一)(DK370130k-0002)
第37巻 p.590-591 ページ画像

太平洋問題調査会書類(一)         (渋沢子爵家所蔵)
    太平洋問題調査会第十二回理事会順序
        時 昭和三年一月廿五日正午至一時半
        所 丸ノ内、銀行クラブ
一、イ、前回記録朗読
  ロ、会務報告
二、協議事項
  イ、本年中ニ於ケル本会事業ノ大綱ニ関スル件
   イ、事務部
   ロ、研究部
  ロ、中央部規約批准ニ関スル件
  ハ、第三回大会ノ開催ニ関スル件
  ニ、賛助員推薦ノ件、及之ニ伴フ会則改正ノ件
  ホ、沢柳博士追悼ニ関スル件
 - 第37巻 p.591 -ページ画像 
  ヘ、新会員推薦ノ件
                      一九二八、一、二四

渋沢栄一 日記 昭和三年(DK370130k-0003)
第37巻 p.591 ページ画像

渋沢栄一日記  昭和三年           (渋沢子爵家所蔵)
一月二十五日 晴 寒気強カラス
○上略正午銀行集会所ニ抵リ太平洋問題調査会ニ出席シ、井上・阪谷其他ノ諸氏ト会話ス○下略


(太平洋問題調査会)理事会評議員会書類綴(DK370130k-0004)
第37巻 p.591 ページ画像

(太平洋問題調査会)理事会評議員会書類綴
                  (太平洋問題調査会所蔵)
    太平洋問題調査会第十二回理事会
        時 昭和三年一月二十五日正午――二時
        所 銀行集会所
 出席者 子爵渋沢栄一氏       井上準之助氏
     男爵阪谷芳郎氏       高柳賢三氏
       高木八尺氏       斎藤惣一氏
       武田胤雄氏
       以上七名出席
井上理事長座長席ニ着キ、議事ヲ進ム
一、前回理事会ノ記録承認
二、前回理事会以来ノ本会々務ニ就キ、幹事ヨリ簡単ニ報告ス
三、協議ノ結果、決定シタル事項、左ノ如シ
イ、本年中ニ於ケル本会事業ノ大綱ニ関スル件
  (イ)事務部……事務所移転ノ必要上、工業倶楽部中ノ一室ヲ交渉スル事
  (ロ)研究部……高木理事ヨリ研究部ノ組織及活動ニ就キ詳細ニ諮ル所アリ、研究部相談会ヨリノ提出案通リ可決、決定ス
○中略
 ロ、一九二七年七月廿九日、ホノルルニ於テ我国代表者石井徹氏ノ署名シタル、インステイチウト・オブ・パシフイツク・リレーシヨンズ基本規約ハ、之ヲ批准スルコトニ決ス
 ハ、第三回大会ヲ日本ニ於テ開催スルヤ否ヤニ就テハ、尚理事長ニ於テ研究ノ上、夫々交渉シタル後決定スル事トス
 ニ、○略ス
 ホ、故沢柳博士追悼号ヲ英文ニテ出版スルニ決ス
 ヘ、新タニ別紙○略ス四十五名ノ新会員ヲ推薦スルコトニ決ス
 ト、理事ノ補欠ニハ、新渡戸博士ヲ推薦スルニ決ス
 チ、中央部調査委員ニハ、研究部委員長ヲ推薦スルコトニ決ス
  ○沢柳政太郎ハ昭和二年十二月二十四日歿。


太平洋問題調査会書類(一)(DK370130k-0005)
第37巻 p.591-592 ページ画像

太平洋問題調査会書類(一)        (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    太平洋問題調査会規約
      第一条 名称
 - 第37巻 p.592 -ページ画像 
本会ノ名称ハ、太平洋問題調査会トス
      第二条 目的
本会ハ太平洋諸国民ノ相互関係改善ノ為メ、其事情ヲ研究スルコトヲ目的トス
      第三条 会員
一、太平洋問題調査会ハ、本規約ニ代表者ノ氏名ヲ附記セル国家単位及ビ将来本規約ノ定ムルトコロニヨリ、会員トシテ加入スルコトアルヘキ他ノ国家単位ヨリ成ル、右ノ構成ニ就テハ本規約ノ他ノ条項ノ適用ヲ受ク
二、本条第一項ニ所謂、国家単位トハ太平洋内ニ存シ、又ハ之ニ臨ミ或ハ又太平洋内ニ自治領・植民地・属領・領(委任統治地域タルト否トヲ問ハズ)ヲ有スル主権国、又ハ自治国内ニ存スル本会ノ為ニ組織セラレタル、国内理事会又ハ本会ト同様ノ目的ヲ有スル団体ニシテ、本規約ニヨリ組織セラルル中央理事会ニヨリ、会員トシテ承認加入セラルルモノヲ云フ、各組成国ハ一個ノ国内理事会、又ハ之ニ準スル団体(以下国理事会ト呼フ)ヲ有ス、国内理事会ヲ作ルニ至ラサル有資格国ニハ、中央理事会ノ承認ヲ経テ独立ノ地方的団体ヲ組織スルコトヲ得
三、本会ノ諸会議ニ於テ、本条第二項ニ規定スル有資格国内ニ存スル異レル人種的又ハ地域的諸団体ノ完全ナル自己表現ヲ奨励スル為メ中央理事会及事務局ハ、右国家ノ国内理事会ノ同意ヲ得テ、諸会議ニ於ケル其代表及ヒ参加準備ノ為メ、諸団体ト直接ニ交渉ヲ為スコトヲ得
四、各国理事会ハ、其規約及ヒ施行細則ヲ定メ、其認証アル謄本ヲ事務局ニ登録スヘシ、爾後ノ修正アリタルトキ又同シ
      第四条 中央理事会(Pacific Council)
○下略


太平洋問題調査会書類(一)(DK370130k-0006)
第37巻 p.592-593 ページ画像

太平洋問題調査会書類(一)        (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
          (別筆)
          昭和三年二月二十二日賛成ノ返事スミ
拝啓 時下益々御清栄奉賀候、陳者本会経費宛資源醵集の目的より、去る一月廿五日の理事会に於て、本会々員を賛助会員と通常会員とに別ち、賛助会員よりは通常会員より多くの会費納付を請ふことに致度と申すことにて、左記の通り会則改正を可決し、小生より評議員各位に御協議致候様と申し来り候間、乍御手数別紙端書○欠クを以て御賛否御回答被下度候
  昭和三年二月廿一日
           太平洋問題調査会
              評議員会長 子爵渋沢栄一
 追て本件ハ、御集会の上御協議願ふべき筈に候へ共、目下内外御多用中の折柄、態と以書面御協議申上候次第、不悪御承知被下度候
    本会々則ヲ左ノ如ク改ム
第五条 会員ハ会員二名以上ノ紹介ニ依リテ入会スルモノトス
 - 第37巻 p.593 -ページ画像 
第六条 会員ヲ賛助会員及通常会員ノ二種ニ分ツ
    賛助会員ハ会費トシテ毎年百円以上、通常会員ハ同金拾円ヲ納ムルモノトス
  ○第十三回以後ノ理事会ニハ栄一出席セズ。



〔参考〕集会日時通知表 昭和三年(DK370130k-0007)
第37巻 p.593 ページ画像

集会日時通知表  昭和三年        (渋沢子爵家所蔵)
四月十日 火 午前九時 太平洋問題調査会の武田氏来約
            (飛鳥山邸)