デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
5節 外賓接待
15款 其他ノ外国人接待
■綱文

第39巻 p.330-331(DK390189k) ページ画像

大正14年10月2日(1925年)

是日、栄一四男正雄、イタリア国飛行家デ・ピネード中佐ヲ飛鳥山邸ニ招キテ茶話会ヲ催ス。栄一臨席ス。


■資料

招客書類(二) 【大正十四年十月二日午後二時半、於飛鳥山邸 伊太利飛行家歓迎茶話会】(DK390189k-0001)
第39巻 p.330 ページ画像

招客書類(二)              (渋沢子爵家所蔵)
 大正十四年十月二日午後二時半、於飛鳥山邸
  伊太利飛行家歓迎茶話会
    主ナル出席者氏名
                   デ・ビネード

図表を画像で表示主ナル出席者氏名

 (朱書)           伊太利大使 ヂヤコモ・デ・アルチノ 当日の御案内順序       軍令部長  鈴木貫太郎 青淵文庫内ホールニテ一度         斎藤七五郎 御茶(日本茶)ヲ差上ゲ、   海軍次官  大角岑生 全部御揃ノ上ハ庭園ヲ御案 内シテ、書院内ニ設ケタル         主人 食堂ニテ茶菓ヲ差上グ、          渋沢正雄 玆所ニテ余興三曲ヲ奏ス、終        増田明六 ツテ書院裏ニテ記念撮影          渡辺得男 後御散会               小畑久五郎 




 一、東洋軒
 一、余興 三曲合奏


集会日時通知表 大正一四年(DK390189k-0002)
第39巻 p.330 ページ画像

集会日時通知表 大正一四年 (渋沢子爵家所蔵)
十月二日 金 午后二時半 イタリー飛行家招待会(アスカ山)


(増田明六)日誌 大正一四年(DK390189k-0003)
第39巻 p.330 ページ画像

(増田明六)日誌 大正一四年 (増田正純氏所蔵)
二日○十月金 曇 出勤
朝飛鳥山邸ニ子爵拝訪、事務所事務の指揮を受く
午後二時半、同邸ニ於ける渋沢正雄殿主催の伊国訪日飛行家(デ・ピネード中佐)氏招待茶の会に参列す
陪賓は海軍々令部長及同部主要の人々、海軍次官・参与官等なりし、渋沢子爵も参列せられ、正雄殿の為ニ種々便宜を与へられ、茶の会に於てハ主人席ニ就かれ、一場の歓迎挨拶を述へられたり


竜門雑誌 第四四六号・第一〇五頁大正一四年一一月 青淵先生動静大要(DK390189k-0004)
第39巻 p.330 ページ画像

竜門雑誌 第四四六号・第一〇五頁大正一四年一一月
    青淵先生動静大要
      十月中
○上略 伊太利飛行家招待茶話会(二日午後曖依村荘)○下略

 - 第39巻 p.331 -ページ画像 

東京朝日新聞 第一四一三七号大正一四年一〇月三日 渋沢子の茶話会へ イタリー飛行家(DK390189k-0005)
第39巻 p.331 ページ画像

東京朝日新聞 第一四一三七号大正一四年一〇月三日
    渋沢子の茶話会へ
      イタリー飛行家
滞京中の伊飛行家デ・ピネード中佐は、二日華族会館に催された帝国飛行協会の歓迎午餐会に出席、午後二時半からイタリー大使に伴はれ渋沢老子の招待茶話会に臨んだ
 老子を始め嗣子正雄氏《(マヽ)》、鈴木軍令部長、大角海軍次官、伊東海軍参与官等に迎へられ、茶話会は庭園しげみの中で開かれた
六十年前、仏・伊を歴訪した際覚えたといふあぶないフランス語を遠慮なしで中佐や大使と語り合ふ老子の顔の晴れやかさ、やがて高橋栄清の三曲『都の春』の合奏があつて食卓がかこまれ、四時半頃散会


(デ・ピネード)書翰 渋沢栄一宛大正一四年一〇月三日(DK390189k-0006)
第39巻 p.331 ページ画像

(デ・ピネード)書翰 渋沢栄一宛大正一四年一〇月三日
                     (渋沢子爵家所蔵)
            (別筆朱書)
            大正十四年十月三日
                伊国空軍中佐
                 デ・ピネード氏より礼状
拝啓
今回小官機関士カムパネツリと共に訪日飛来の際は、熱誠なる歓迎を受け殊に貴館に招待を賜はり御茶を頂戴致し候段御厚志の段ふかく御礼申上候、右御礼かたかた玆に小官は貴下に対し重ねて敬意を表し候
                            敬具
  十月三日
                伊国空軍中佐
                     デピネード
     デピネド○自署
    (Signed)
    渋沢子爵殿
         侍史
   ○右ハ巻紙ニ日本文ニテ書カレタル代筆ニシテ本人ハ宛名ノ右側ニ片仮名トローマ字ニテ署名セリ。