デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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青淵先生職任年表　（未定稿）　昭和六年十二月調　竜門社編
　　　　　　　　　　　　　　竜門雑誌第五一九号別刷・第二一頁昭和六年一二月
　　　　大正年代
　　年　月
一〇　一〇　―財団法人中央仏教会評議員―昭和六、一一。

諸会報告書（一）　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
（印刷物）
　　　　謹告（会館再建勧化に付）
改暦の吉慶山色連天芽出度申し納め候
偖て、本会事旧臘評議員会の決議により、新理事の就任と共に金弐拾万円の総予算を以て、中央会館再建事業に着手することと相成り、罹災寺院の復興と相並んで、本館が率先範を示せる会館仏教の黄金時代を現出するも遠からざる儀と存じ、欣懐に堪へず候、時しも教界の老居士河瀬秀治翁の後を享けて、児玉秀雄伯の理事長に新任せられしさへあるに、会館建設の為めに終始苦楽を共にせる渡辺・安藤両道兄の理事に再選せられ、更らに祥雲晩成師の新たに理事の職に就かるゝあり、桐島・神田両監事亦依然財務監督の任に在る等、内部の陣容全く整ひ候故、不肖亦一段と若返りて、鉄眼禅師の芳躅を履み、深厚なる各位の同情と護法の至誠とに愬へ、再び「脅威のカバン」を提げて、各位と倶に善根功徳を積むの菩薩行に躍進せむことを仏天に誓ひ、併せて各位の御諒解を得度く如斯に御座候
　追て年度報告書遅延の序を以て、郵務輻輳の年末歳始を避け、本日を以て御送付申上候、不悪御諒承を乞ふ
　　大正十四年正月四日
　　　　　　　　財団法人中央仏教会常務理事　柴田一能　印

会員関係書類　　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
(控)　　　　　　　　　　　　　子爵　渋沢栄一殿
　当寺復興奉賛会顧問ニ推薦ス
　　昭和二年五月十五日
　　　　　　南帝勅願禅窟
　　　　　　大本山向岳元中禅寺復興奉賛会
　　　　　　　　　　　　　　総裁　勝部敬学　向岳寺復興奉賛会総裁之印

青淵先生公私履歴台帳　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
 - 第42巻 p.104 -ページ画像 
大本山向岳元中禅寺復興奉賛会顧問　昭和二年五月

向岳寺復興奉祭会顧問氏名　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
（印刷物）
　　　　南帝勅願禅窟大本山向岳元中禅寺復興奉賛会
　　　　　　顧問　（位次不同）
　子爵　　　渋沢栄一殿　　　　　　　　堤清六殿　　　　総裁　勝部敬学
　男爵　　　平沼騏一郎殿　　　　　　　籾山半三郎殿
　　　　　　床次竹二郎殿　　　　　　　穴水要七殿　　　副総裁広瀬久政
　　　　　　若尾璋八殿　　　　　　　　桜内幸雄殿
　　　　　　大村彦太郎殿　前山梨県知事三辺長治殿　　　会長　田辺七六
　　　　　　菊地長四郎殿　　　　　　　北大路魯卿殿
　山梨県知事鈴木信太郎殿

禅臨済宗向岳寺派大本山向岳元中禅寺由緒略記　向岳寺復興奉賛会編
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第九―一二頁大正一五年一一月刊
　　　　向岳寺復興奉賛会々則
第一条　本会ハ向岳寺本堂・客殿及ビ庫裡其他ヲ再建復旧スルヲ以テ目的トス
第二条　本会ハ向岳寺復興奉賛会ト称シ、事務所ヲ向岳寺内ニ置ク必要ト認ムル地方ニハ支部ヲ置クコトアルベシ
○中略
　　大正十五年十月二十日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　向岳寺復興奉賛会

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