デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
4節 キリスト教団体
4款 東京基督教青年会館復興建築資金募集後援会
■綱文

第42巻 p.280-281(DK420068k) ページ画像

昭和2年10月7日(1927年)

是日、東京基督教青年会復興事業ノ一部タル体育館落成式挙行セラレ、栄一出席ス。


■資料

東京基督教青年会復興建築資金募集後援会書類(DK420068k-0001)
第42巻 p.280 ページ画像

東京基督教青年会復興建築資金募集後援会書類   (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物、葉書)
粛啓 秋冷の候益々御清栄奉賀候、予て御高配を蒙り居候神田区美土代町東京基督教青年会に於て、同会復興事業の一部たる体育館落成いたし、来る十月七日午後六時半開館式挙行の運に相成候に就ては、同開館式前、後援会今日までの御報告申上げ度と存じ候につき、御多用中恐縮乍ら、同日午後五時、同会館へ御来駕被成下度、此段御案内申上候 敬具
  昭和二年十月一日
        東京基督教青年会復興建築資金募集後援会
                 会長 男爵 阪谷芳郎
    (宛名手書)
    子爵 渋沢栄一殿
 追而晩餐の準備致し置き候間、御来否折返し御返事願上候


(増田明六) 日誌 昭和二年(DK420068k-0002)
第42巻 p.280 ページ画像

(増田明六) 日誌  昭和二年      (増田正純氏所蔵)
十月七日 金 晴                 出勤
後四時より美土代町青年会館体育館開館式ニ参列した、渋沢子爵も参会して、体育室ニ於ける器械を一巡せられた
○下略


(斎藤惣一)書翰 渋沢栄一宛昭和二年一〇月八日(DK420068k-0003)
第42巻 p.280-281 ページ画像

(斎藤惣一)書翰  渋沢栄一宛昭和二年一〇月八日 (渋沢子爵家所蔵)
拝啓
秋冷の候益御清祥奉賀候
昨夜は御多用中にも拘はらす、当方体育館開館式に際し御立寄りを忝ふし、洵に恐縮に存上候、謹みて御礼申上候、幸に滞りなく式を挙行仕候に付、乍他事御休心被下度候、尚今後共御教導御援助を賜り度御願申上候
次に近着の米国雑誌「評論ノ評論」誌上、去る七月布哇に開かれたる
 - 第42巻 p.281 -ページ画像 
会議に関し、ハヴード大学教授ウイルソン博士の論文有之、子爵の御言葉の引用されたる箇所も有之候に付、翻訳致し置き候に付、御閑暇の節御一読の栄を賜り度、先は御礼旁如此に御坐候 敬具
  昭和二年十月八日
                      斎藤惣一
    子爵 渋沢栄一閣下
           御取次中