デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
4節 キリスト教団体
5款 其他 5. 日本基督教聯盟
■綱文

第42巻 p.328-330(DK420080k) ページ画像

昭和3年1月13日(1928年)

是年三月二十四日ヨリ四月八日迄、世界基督教聯盟主催ニ係ル世界宣教大会、パレスチナノイェルサレムニ於テ開カル。我国カラモ亦之ニ代表八名ヲ派遣セントシ、是日、日本基督教聯盟会長小崎弘道ハソノ旅費金八千円ノ調達ヲ栄一ニ請フ。栄一自ラ金五百円ヲ寄付シ、醵金ニ尽力ス。


■資料

渋沢栄一 日記 昭和三年(DK420080k-0001)
第42巻 p.328 ページ画像

渋沢栄一 日記  昭和三年        (渋沢子爵家所蔵)
一月十三日 晴 寒気強カラス
午前八時起床、洗面シテ直ニ朝飧ス、後、小崎弘道氏来訪、宗教上ノ要務ニ付テ来月出発シテ欧洲旅行スルニ付、各方面トモ協力シテ援助ノ事ヲ依頼セラル、依テ尚他向トモ協議スヘキ旨ヲ答フ○下略
  ○中略。
一月二十七日 曇 寒
○上略基督教聯盟会幹事海老沢毫氏来《(海老沢亮)》リ、教会ノ要務ニ付テ来月渡欧ノ挙アルニ付援助ノ事ヲ内話セラル、本件ニ付テハ曩ニ小崎弘道氏ヨリノ依頼モアリテ、何分ノ努力スヘキ事ヲ答ヘ遣ス○下略
  ○中略。
二月十三日 晴 寒気強カラス
○上略小崎弘道氏来リ、宗教関係ニ付欧洲派遣ノ向ヘ物質上ノ助力ニ付感謝ノ意ヲ陳フ○下略


(増田明六) 日誌 昭和三年(DK420080k-0002)
第42巻 p.328-329 ページ画像

(増田明六) 日誌  昭和三年      (増田正純氏所蔵)
二月一日 水 晴                  出勤
○上略
6海老沢亮氏 基督教徒のヱルサレムへ参向旅費醵集に関する件
○下略
  ○中略。
 - 第42巻 p.329 -ページ画像 
二月十日 金 晴
○上略
午後安田銀行ニ結城豊太郎氏、三菱合資会社ニ青木菊雄氏を訪問して今年ヱルサレムに出席する日本基督教聯盟選挙の八氏の為に要する旅費補助方を懇願したるが、青木氏ハ即坐ニ快諾せられ、結城氏ハ来十三日ニ回答すべしとの事なり
右旅費ハ八人ニ付き壱万六千円、即一人弐千円宛の予算ニて、内八千円は外国より補助あり、残八千円の内四千円を外務省、壱千円宛三井岩崎両家、五百円宛安田・大倉・森村・渋沢の四氏より補助を受くる予定ニて奔走する次第なり
○下略


日本宗教大会書類 【世界宣教大会】(DK420080k-0003)
第42巻 p.329-330 ページ画像

日本宗教大会書類             (渋沢子爵家所蔵)
    世界宣教大会
      一、開期及場所
三月廿四日より四月八日迄十五日間、パレスチナのエルサレムに於て開かる。
      二、主催
世界基督教聯盟主催にて同会長モツト博士専ら其準備指導に当らる。
      三、会議の目的
前回は一九一〇年エヂンバラに於て開かれ、主として所謂基督教国の宣教会議なりしも、今回は勃興し来れる民族自決の精神を重じ、宣教師を受け居る民族の代表意見を徴する事を主眼とす。
      四、討議題目
宗教の立場より現代世界の難問を研究討議し、凡そ政治・外交・社会教育・労働等の諸問題に触れて、其根本解決の光を見出さんとする事即ち研究題目としては
    人種関係の改善問題
    産業人道化の問題
    宗教と教育との関係問題
    伝道地とミツシヨン関係の問題
等が掲げられ、我邦に於ても過去一年間之が研究を重ね、報告を纏めたる次第。
      五、参加国名
濠洲、白耳義、支那、丁抹、フヰンランド、仏蘭西、独逸、大英国、印度、ネザーランド、ノルウエー、ニユー・ジランド、瑞典、南阿、スウイツアランド、北米合衆国、カナダ、和蘭、ヒリピン、日本及朝鮮等
      六、代表者数
宣教師を送りたる国の代表    八十五名
宣教師を受け居る国の代表    九十一名
其他特選代表を合せ     総計 二百名
右の内 支那二十名、朝鮮五名、ヒリピン三名、印度地方三名、日本八名。
 - 第42巻 p.330 -ページ画像 
      七、日本代表者
本聯盟にて推挙せし代表八名左の如し

 日本メソヂスト教会監督 神学博士鵜崎庚午郎
 明治学院神学部教授       都留仙次
 日本組合霊南坂教会副牧師    小崎道雄
 婦人矯風会庶務理事       久布白落実女史
 日本聖公会長老         柳原貞次郎
 メソヂスト派宣教師   神学博士C・アイグルハート
 東京女子大学教授    神学博士ライシヤワー
 日本基督教聯盟名誉幹事
                 アキスリング
 三崎会館長  神学博士
 
     八、大会出席費用
代員旅費は一人約二千円とし、八名派遣の為め金壱万六千円を要す。
  内
   金八千円  同大会本部補助
   金八千円  日本に於て調達す可き分
 (別筆)
 右八千円


日本宗教大会書類 【覚】(DK420080k-0004)
第42巻 p.330 ページ画像

日本宗教大会書類             (渋沢子爵家所蔵)
    覚                   明六
別紙ヱルサレム行八氏ノ旅費日本にて調達八千円ニ付き、小崎弘道氏渋沢子爵来訪、心配ヲ請フトノ依頼アリテ、子爵之ヲ快諾シ、左ノ通調達シテ同氏ニ引渡シタリ
 一金八千円 日本ニて調達ヲ要する分
   金四千円   外務省ヨリ補助
   金壱千円ツヽ 三井・岩崎両家ヨリ寄附
   金五百円ツヽ 森村・大倉両男、安田善次郎、渋沢子爵ヨリ寄附
右補助及寄附金ハ日本基督教聯盟ヨリ受領証ヲ出シ、後小崎弘道・海老沢亮ノ両氏巡回謝意ヲ表シタリ
(欄外記事)
 [三年二月十五日
  ○右ハ増田明六ノ覚書ナリ。右ノ別紙トハ前掲資料ヲ指スカ。


(海老沢亮) 電報 増田明六宛 昭和三年二月一六日(DK420080k-0005)
第42巻 p.330 ページ画像

(海老沢亮) 電報  増田明六宛 昭和三年二月一六日
                     (渋沢子爵家所蔵)
  三五 サンノミヤ 七九九 ラ〇〇五二

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 トウケウシマルノウチ エイラクテウシブ サワ   [img 図]明六 ○(3.2.16) ジ ムシヨ」 マスダ メイロク 



サカンナミヲクリノウチニ一コウイマゲ ンキヨクタツタ」エビサワ
                      コ一、四五