デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
4款 財団法人修養団
■綱文

第43巻 p.425-427(DK430070k) ページ画像

明治43年11月3日(1910年)

是日栄一、当団ニ書翰ヲ送リテ、青年ノ智育偏重ヲ戒ム。


■資料

向上 第四巻第二号・第二六―二七頁明治四四年二月 【顧問 渋沢栄一 拝啓益々…】(DK430070k-0001)
第43巻 p.425 ページ画像

向上 第四巻第二号・第二六―二七頁明治四四年二月
                   顧問 渋沢栄一
拝啓益々御清適拝賀之至に候、然者過日来毎度御催足を受け候貴修養団の目的に対する卑見左に開陳致し候間、可然御取捨可被下候
 抑も老生今日の青年に向つて深く御注意を企望致候は、名誉に伴ふ責任と智育に対する徳育に有之候、已に世界列強の伍伴に入りたる帝国の青年、即ち第二期の社会を負担すべき国民にして、今日の有様に任せて只科学の進歩に勉め智育にのみ偏するに於ては、其の精神の修養に欠くること無之哉、果して徳育に欠点ありとせば、必ずや其の名誉に伴ふ責任を尽す能はずして、終に之をして不名誉たらしむることなきを保すべからず、是れ老生の常に憂慮するところにして、貴兄等諸君の爾来の御苦心も蓋しこの点に外ならざるものと存じ候、故に老生はこの際貴修養団に於て、飽くまで其の主旨を拡充せられ、現下全国多教青年の心身を健全ならしめ、真摯誠実の国民と相成候様御尽瘁の程懇望の至りに候、依つて平素の所思を述べて聊か御需めに応じ候までに御座候 匆々拝具
  十一月三日
                      渋沢栄一
    蓮沼門三様
         梧下



〔参考〕向上 第四巻第一号・第一一頁明治四四年一月 【謹敬 小生事過日病気の…】(DK430070k-0002)
第43巻 p.425-426 ページ画像

向上 第四巻第一号・第一一頁明治四四年一月
謹敬
 小生事過日病気の際は御懇篤なる御見舞状被下感銘の至りに御座候一々御礼申上ぐべき筈の処、略儀ながら紙面を以て御礼申上候
 - 第43巻 p.426 -ページ画像 
  明治四十四年一月
                      渋沢栄一
    修養団員各位



〔参考〕向上 第四巻第一号・第一三頁明治四四年一月 △苟日新日日新又日新(DK430070k-0003)
第43巻 p.426 ページ画像

向上 第四巻第一号・第一三頁明治四四年一月
△苟日新日日新又日新
  団員諸君は、この銘を服膺して日々に心を新にし以て向上発展せられんことを祈る。
                   男爵 渋沢栄一



〔参考〕向上 第四巻第二号・第六九頁明治四四年二月 ○先輩訪問(DK430070k-0004)
第43巻 p.426 ページ画像

向上 第四巻第二号・第六九頁明治四四年二月
    ○先輩訪問
○上略
△一月廿日 委員宇津木多一氏は渋沢男爵を王子の私邸に訪問す、男爵は修養団の発展上懇篤なる注意を与へられ、且つ団員は相互に制裁を厳にして益々修養に努むべしと励まさる。
○下略



〔参考〕向上 第四巻第六号・第六二頁明治四四年六月 △神戸幹事岸田軒造氏より(DK430070k-0005)
第43巻 p.426-427 ページ画像

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