デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

  詳細検索へ

公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2020.3.6

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

4章 道徳・宗教
5節 修養団体
4款 財団法人修養団
■綱文

第43巻 p.619-629(DK430137k) ページ画像

大正13年5月30日(1924年)

是日、渋沢事務所ニ於テ当団理事会開カレ、栄一出席ス。爾後開カレタル数次ノ理事会及ビ支部聯合会幹部会ニモ出席シ、会館建設ノ件其他ヲ議ス。


■資料

集会日時通知表 大正一三年(DK430137k-0001)
第43巻 p.619 ページ画像

集会日時通知表 大正一三年        (渋沢子爵家所蔵)
五月三十日 金 午前十時 修養団理事会(事務所)


修養団書類(一)(DK430137k-0002)
第43巻 p.619 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    理事会通知書
拝啓、益々御清適奉賀上候、偖テ来ル三十日(金曜日)午前十時ヨリ顧問渋沢子爵事務所(日本橋区兜町第一銀行内)ニ於テ、左記事項ニ依リ、理事会開催致度候間、万障御繰合御出席被下度此段御通知申上候 敬具
  大正十三年五月二十四日
                財団法人修養団長 平沼騏一郎
    (宛名手書)
    子爵 渋沢栄一殿
      会議ノ目的タル事項
 一、団務報告
 二、実行予算ニ関スル件
 三、会館設計ニ関スル件
 四、事務所移転ノ件
 五、借地返還ニ関スル件(南元町二八、本部焼跡)
 六、第二向上舎復興ニ関スル件(荏原郡大岡山高工敷地)
 七、社会事業部労働宿泊所ニ関スル件
                           以上

財団法人修養団書類(二)(DK430137k-0003)
第43巻 p.619-620 ページ画像

財団法人修養団書類(二)         (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    財団法人修養団事業報告書(大正十三年度)
      第一、理事会
○上略
大正十三年五月三十日午前十時ヲリ日本橋区兜町第一銀行内渋沢事務所ニ於テ開会ス
出席者 渋沢・森村両顧問、平沼団長、蓮沼主幹、二木・宮田両常務理事、林・瓜生・後藤・島・松元(委任状)各理事、渡辺得男氏
決議事項
  一、報告ニ関スル件
  二、会計ニ関スル件
 - 第43巻 p.620 -ページ画像 
  三、会館寄附金承認ノ件
    宮田理事報告通リ承認ス
  四、社会事業部移転ニ関スル件
    浅草区南元町二十八番地ニ移転ト決ス
  五、事務所移転ノ件
    芝公園四号地社会事業部跡ニ移転スルコトニ決ス
  六、借地権返還ニ関スル件
    浅草本部焼跡八百六拾余坪ヲ高等工業学校ニ返還スルコト、一同異議ナク可決
  七、第二向上舎復興ニ関スル件
    大岡山高等工業学校敷地借受ケ他日復興スルコト
  八、修養会館設計ニ関スル件
    常務理事ニ一任スルコトニ決ス

集会日時通知表 大正一三年(DK430137k-0004)
第43巻 p.620 ページ画像

集会日時通知表 大正一三年        (渋沢子爵家所蔵)
六月廿七日 金 午後三時 修養団理事会(飛鳥山邸)


修養団書類(一)(DK430137k-0005)
第43巻 p.620 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    理事会々場並ニ時刻変更通知
拝啓、去ル十七日附ヲ以テ御案内申上置候来ル廿七日午後二時ヨリ開会致可キ理事会ハ、左記ノ通リ会場並ニ時刻変更致候間御了承相成度此段御通知申上候 敬具
  大正十三年六月廿日
             財団法人修養団長 平沼騏一郎
    (宛名手書)
    渋沢顧問殿
      記
  会場 府下滝ノ川町飛鳥山渋沢子爵邸内
  日時 六月廿七日午後三時
      追信
理事会終了後、午後四時頃ヨリ顧問渋沢子爵ノ御厚意ニヨリ、子爵邸ニ於テ団長及常任理事就任後ノ御慰労ヲ兼ネ、理事各位ノ御高話ヲモ願ヒ、兼ネテ団ノ将来ニ関シ子爵ノ御希望ヲモ御話シ被下意味ニテ、晩餐会ヲ御開キ被下候由ニ付、奮テ御出席被下度御都合折返シ当事務所迄御一報願上候
                  財団法人修養団仮事務所


修養団書類(一)(DK430137k-0006)
第43巻 p.620-621 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
謹啓
扨本月二十七日午後三時より本団理事会ニ出席者ハ左記之通リニ御座候間、何分宜しく御願申上候 敬具
  大正十三年六月廿六日
                男爵 森村開作
                   平沼騏一郎
 - 第43巻 p.621 -ページ画像 
                   蓮沼門三
                   二木謙三
                   瓜生喜三郎
                   林平馬
                   田沢義鋪
                   後藤静香
                   松元稲穂
                   北爪子誠
                   妹尾幸三
           同日午後六時より出席者
                   牧野秀
                   増田具治
                     財団法人修養団
    渋沢事務所御中


財団法人修養団書類(二)(DK430137k-0007)
第43巻 p.621 ページ画像

財団法人修養団書類(二)         (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    財団法人修養団事業報告書(大正十三年度)
      第一、理事会
○上略
大正十三年六月二十七日午後三時ヨリ府下滝ノ川飛鳥山渋沢顧問邸内ニ於テ開会ス
出席者、渋沢・森村両顧問、平沼団長、蓮沼主幹、林・田沢・瓜生・松元・後藤・島・妹尾各理事、渡辺得男氏
決議事項
  一、団務報告ノ件
    二木常務理事印刷物ニ就テ説明ス
  二、簡易宿泊所ニ関スル件
    政府委託ノ宿泊所ハ百人限度トシテ本団ニ於テ経営スルコト但シ会計ハ特別会計トシテ独立自営ノ策ヲ講スルコト、満場可決
  三、修養会館ニ関スル件
    藪中技師ノ設計通リ、敷地内ノバラツク立退キ次第起工スルコトニ決ス


修養団書類(一)(DK430137k-0008)
第43巻 p.621-623 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    報告(大正十三年六月二十七日理事会)
  (一)庶務ニ関スル件
一、登記ニ関スル件
   四月二十九日第二回評議員会ノ決議ニ基キ団長及理事就任ノ登記ヲ六月二十四日了ス
二、監督官庁届出ノ件
   四月二十九日第二回評議員会ニ於テ可決セラレタル寄附行為中
 - 第43巻 p.622 -ページ画像 
改正ノ件、並ニ役員変更ノ件、内務・文部両大臣ニ届出手続中
三、下付金ノ件
   五月三十日附ヲ以テ、水野前内務大臣ヨリ本団宿舎部宛、事業復旧費中ヘ金参万円也交付ノ通知ヲ受ク
四、橋本清之助氏辞任ノ件
   都合ニ依リ団長秘書ヲ辞ス
五、高工敷地ニ関スル件
   蔵前敷地ヲ五月三十日ノ理事会決議ニ基キ六月十六日之レガ手続ヲ了ス
   大岡山敷地三千坪内外借入出願中
  (二)団勢ニ関スル件
一、本年度新入団数及退団数
   十三年度四月分新入団 四七六人
   〃 五月分 〃 七五八人
   〃 六月分 目下整理調査中
   退団数ハカード整理中ノ為メ正確ナル数ヲ発表シ得ザルモ四・五両月ニ於テ約二千人ノ見込、六月上旬団員総数約四三、二〇〇人
二、本年度ニ於ケル支部設立ノ状況
○中略
   支部総数三百三十五(支部一覧表近日調製)
三、宣伝ニ関スル件
    本年度ニ於ケル講習会及講演会
   四月中ニ開催セルモノ
  東京府北多摩郡砧村青年講習会 二日間 籔講師
   ○外十件略ス。
   五月一日以後今日マデニ開催サレタルモノ
  徳島県麻植郡青年講習会 一日間 牧野参事
   ○外十件略ス。
  五月二日及三日徳島県下鳴門ニ牧野参事出張、本部夏期講習会予定地調査
  六月七日及八日青森県下岩木山ニ牧野参事出張本部夏期講習会予定地調査
 本部修養講演会(向上会)
  四月十一日午后六時ヨリ同十時マデ 於青山師範学校
       講師  小林一郎氏
           松元理事
               参会者約二百人
○外二件略ス。
四、会計ニ関スル件

    自四月一日至六月二十三日 収入及支出額
  収入    金壱万壱千九拾八円六拾九銭
  支出    金八千九百参拾六円五拾六銭五厘
  差引剰余金 金弐千百六拾弐円拾弐銭五厘
 - 第43巻 p.623 -ページ画像 
  四月分 収入高 金弐千百四拾四円弐拾銭 支出高 金参千八拾五円八拾弐銭五厘
  五月分 収入高 金四千参百四拾九円七銭 支出高 金参千九百参拾八円九拾参銭
  六月分 収入高 金四千六百五円四拾弐銭 支出高 金壱千九百拾壱円八拾壱銭(但し二十三日分マデノ分ナリ)



向上 第一八巻第七号・第四二―四四頁 大正一三年八月 晩香廬の会議(DK430137k-0009)
第43巻 p.623-625 ページ画像

向上 第一八巻第七号・第四二―四四頁 大正一三年八月
    晩香廬の会議
 六月廿七日、午後三時から王子飛鳥山渋沢子爵邸内で理事会を開いた。平沼団長並に二木・宮田両常務理事が本年四月以来親しく団務を見らるゝ事となつたので、渋沢顧問は非常に喜ばれ、感謝と祝賀之意を以て午後六時から特に晩餐会を開かれたのであつた。始め理事会場は例に依つて兜町の子爵事務所に決定して居つたのであつたが、斯うした子爵の御厚意から王子の曖依村荘に開く事となり、理事会は晩香廬に、晩餐会は奥の大書院にて催されたのであつた。
 晩香廬は子爵が喜字の賀辰に当り、父子三氏相継いで子爵に恩顧を受けた本邦建築界の泰斗、清水満之助氏一家が子爵の徳に酬いんが為め寄贈された瀟洒な一間の家である。流石に清水組が丹精を尽した丈けに、材料と云ひ、設計と云ひ、申分なく数寄を凝らしてゐる。二・三十人の応接には何不自由なく接待が出来るので、老子爵は事の外晩香廬を愛されて、珍客の節は常に席を玆に設けられるのである。此日室内の装飾としては松平定信公の自筆になる関羽の大画幅を中心にして、広瀬健・伊藤博文・三島中洲など何れも子爵と縁故深き方々の書幅が並べられてあつた。広瀬健先生の書は、関羽の画賛にふさはしいからとて画幅の右に添へられてあつた。
 又伊藤公の健筆に成る詩の句は次の通りである。
  東西分局勢、黒白闘雌雄、坐看輸贏跡、賢愚老此中
   渋沢大兄清鑿 博文
 子爵は団長を案内して特に此詩の妙味あるを説かれてゐた。
 三島中洲先生は子爵の論語算盤主義を賞讃されて次の如くものされたのであつた。
  曾平天下有前賢、円転如珠魯論編、活用残経治商務、東方今見老青淵
  青淵渋沢男平生活用論語経理商務、吾輩読論語不知論語在所浄慙因賦此以贈
  丙辰十月八十七叟中州三島毅未定稿
 床の間の楯間には、穂積歌子氏の名文に成る晩香廬の由来が、阪正臣氏の筆に依つて記された大額が掲げられ、上座の壁には子爵が『題晩香廬壁』とて
  葉落梧桐樹影長。纔看楓桐帯微霜。
  任他園裏秋容澹。只有黄花晩節香
 広い広い庭園には、百花咲き香うて黄紅白紫妍を争ひ美を競うて居る。アケビの東屋の隣には、珍らしい扶桑花が今を盛りと咲き乱れてゐた。
 此日の出席者は
 渋沢顧問は申すに及ばず、森村男、平沼団長、二木博士、蓮沼主幹
 - 第43巻 p.624 -ページ画像 
林・田沢・瓜生・松元・後藤・島・妹尾各理事、牧野・増田の諸氏であつた。
 平沼団長は壮重なる態度言語を以て開会を宣せられ、団長として事務系統を左の如く決定した旨を宣明された。即ち
 宣伝、編輯を蓮沼主幹
 庶務、地方、教化を二木常務理事
 会計、代理、会館を宮田常務理事
事務は一切常務理事の決裁を受ける事とし、各理事は常務理事を助けて団勢の発展拡張に尽力して頂きたい。猶ほ常務理事は他にも要職を帯びて居られるから、内外の連絡や意志の伝達等は瓜生理事に助けて貰ふ事にしたと附言され、事務執行に就ては繁文褥礼を斥け、簡明と正確とを期し、会計は現金を手元に置かぬ様、支払は三十円以上総て小切手を以てする事に決定した旨を発表された。それから庶務の報告に入り、二木常務理事から巨細に亘つて報告され、一々承認を受けたのである。五時一先づ休憩、一同記念の撮影をなした。(口絵参照)
 五時十分再会、第一に夏期講習会の件、原案可決、盛り一杯の計画日取りと講師の割振りには中々骨が折れた、困難な所には二木理事が率先出向されるので万事が解決ついたのである。第二は社会事業部の件である。昨年九月震災後本団では市や府や農商務省などと連絡を取り、各種の事業に奔走した事は向上誌で既報の通りである。それが為め内務省から簡易宿泊所の事業を委托される事となつたので、之れを引受くべきや否やの問題である。無宿者の為めにもと思つて天幕張りで聊か試みた所、百人近くの労働者諸君が来宿する事となり、遂に浅草の焼跡なる農商務省のバラツクを払下げて玆に移す事となり、一時は二百七・八十人ともなつた。只今は場所の都合上二百二・三十名として居るが、行く行くは新しく宿泊所を建て、百人位の理想的のものを建設する方針である。此問題は中々困難な事もあるのであるが、団長は万難を排して実行しやう、引受けやうと言はれたので、顧問も他の理事も異議なく原案通り可決確定したのである。次に会館の件であるが、こは曩に、敷地も四月十日附を以て宮内省から貸下げの恩命に接したので、早速技師に設計を願ひ、鉄筋コンクリート三階建(地下室共四階)延坪五百余坪の堂々たる会館が代々木の神域、明治神宮裏参道の正面に建築する計画である。こは大正十年十月からの懸案で、既に寄附金も拾余万円集つて居るので、設計全部原案可決となつた。敷地には目下バラツク建設されて居るので、バラツクの所置付き次第起工に着手する段取りとなつた。二階は全部団員宿泊所に充てる計画であるから、全国各地の同志諸君は自由に御利用下さる様、今から御願ひ致して置きます。
 六時理事会は和気靄々裡に閉会を告げた。一同邸内を散策し、洋館側の大芝生から愛蓮堂に上り、大木執事の案内で本館奥の大書院なる晩餐会場へと流れ込んだ。
 当夜のメニーは御主人公御好みの支那料理、室内も之れに相応しく飾られてある。美酒佳肴山の如く、主客団欒、酌めども竭きず、語れども飽かず、修養団の将来を祝福し、談或は対米時事の論に及び、団
 - 第43巻 p.625 -ページ画像 
長大江広元を論ずれば、渋沢子爵は松平定信の人となりを語るなど、和気堂に満ちて時の過ぐるを打忘れたのであつた。やがて子爵は団長の為めに乾盃せられ、一同之れに和し、十二分の歓を尽して十時過ぐる頃散会した。


修養団書類(一)(DK430137k-0010)
第43巻 p.625 ページ画像

修養団書類(一)            (渋沢子爵家所蔵)
(平沼)
(印)
 大正拾参年六月参拾日現在
    修養会館建築寄附金
    壱百円以上寄附者芳名簿
                     財団法人修養団
                          増田
      修養会館建築寄附金 大正拾参年六月参拾日
 申込高総額 一四九、三三一・三一〇
 受入高総額 一〇六、二五九・〇九〇
 総人員数 一一、〇九一人
 内訳
百円以上寄附申込額 一二九、九七二・三五〇 同上受入額 八八、三六四・三五〇
百円以下寄附申込額 一九、三五八・九六〇 同上受入額 一七、八九四・七四〇
 合計 一四九、三三一・三一〇 合計 一〇六、二五九・〇九〇
百円以上寄附者人員 一〇五人
百円以下寄附者人員 一〇、九八六人
 合計 一一、〇九一人

寄附申込額      払込額        残額         氏名
二〇、〇〇〇・〇〇〇 一〇、〇〇〇・〇〇〇 一〇、〇〇〇・〇〇〇 渋沢栄一
○下略


集会日時通知表 大正一三年(DK430137k-0011)
第43巻 p.625 ページ画像

集会日時通知表 大正一三年        (渋沢子爵家所蔵)
七月廿五日 金 午後二時 修養団理事会(事務所)


修養団書類(一)(DK430137k-0012)
第43巻 p.625 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    理事会通知書
拝啓、酷暑ノ候益々御清適奉賀候、偖テ来ル七月廿五日(金曜)午後二時ヨリ兜町渋沢子爵事務所ニ於テ左記事項ニ依リ理事会開催致候間御出席被下度此段御通知申上候 敬具
  大正十三年七月十八日
             財団法人修養団長 平沼騏一郎
        殿
      会議ノ目的事項
一、団務ノ報告       四、社会事業部会計承認ノ件
二、震災記念日ニ関スル件  五、田尻団長追悼会ノ件
三、会館設計変更ノ件    六、教化団体聯合会ノ件
 - 第43巻 p.626 -ページ画像 


財団法人 修養団書類(二)(DK430137k-0013)
第43巻 p.626 ページ画像

財団法人 修養団書類(二)        (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    財団法人修養団事業報告書(大正十三年度)
      第一、理事会
○上略
大正十三年七月二十五日午後二時ヨリ日本橋区兜町第一銀行内渋沢事務所ニ於テ開会ス
出席者 渋沢・森村両顧問、平沼団長、蓮沼主幹、二木・宮田両常務理事、林・瓜生・島各理事
委任状 後藤・松元・宇津木各理事
決議事項
  一、団務報告ニ関スル件
    二木理事説明シテ承認ヲ受ク
  二、震災記念日ニ関スル件
    1団勢調査ヲ一斉ニ行フコト 2団体訓練ノ実施ヲナスコト
    3国力振興運動ヲナスコト 以上可決ス
  三、会館設計変更ノ件
    1藪中技師設計図面中一部変更ノ件
    2敷地内ノバラツク容易ニ立退カザル為メ、九月中ニ起工不可能ナルコト 以上変更承認可決
  四、社会事業部会計承認ノ件
    決算書通リ原案承認可決
  五、田尻前団長追悼会ノ件
    田尻先生会・専修大学・修養団等聯合シテ八月一日午後三時ヨリ偕行社ニ於テ追悼会開催スルコト 満場可決
  六、教化団体聯合会ニ関スル件
    1設立 2宣言及決議 3規約 4加盟団体及代表者 5役員 6会議定日 7事業等ヲ報告シテ承認ヲ受ク、一同異議ナク承認ス ○下略


修養団の近況 同団編 第五―六頁刊(DK430137k-0014)
第43巻 p.626-627 ページ画像

修養団の近況 同団編 第五―六頁刊
    (六)会館敷地決定
◇本年○大正一三年四月宮内省の特別なる恩典により、明治神宮裏参道の一の鳥居外側六百坪を無償貸与せらるゝことゝなり、玆に『修養団会館建設敷地』の木標を建てました。
◇現在は震災避難民バラツク約五十戸建設せられてありますから、其撤退と同時に起工に着手すべく準備中であります。七月二十五日の理事会に於て、渋沢・森村顧問、平沼団長の御相談で、特志家の援助を仰ぎ、参拾万円を募集して堅牢なる新館を建設することに決定し、建築図案も作成されました。
○中略
    (八)修養会館の建設
一、建物の坪数 五百坪
 - 第43巻 p.627 -ページ画像 
    事務室・編輯室・会議室・講堂・宿泊室・食堂・炊事場・浴室・応接室・宿直室・物置
  二、予算
    合計参拾万円也
      内訳
     金拾八万円也      建築費
     金弐万円也       設備費
     金拾万円也       維持費
三、敷地 六百坪
 右は宮内省の厚意により、明治神宮北参道入口の宮内省管轄地を無償貸与せられたり。
四、寄附総額
  金拾四万九千五百参拾四円八拾六銭也
   寄附者総員 壱万壱千弐百五拾人
      千円以上の寄附者芳名
  一金弐万円也       渋沢栄一殿
  一金弐万円也       森村開作殿
  一金弐万円也       住友吉右衛門殿
  一金壱万円也       古河虎之助殿
  一金壱万円也       清水万之助殿
               同 釘吉殿
               同 一雄殿
  一金壱万円也       安田修徳会殿
  一金五千円也       服部金太郎殿
  一金五千円也       栗原幸八殿
  一金参千円也       増田義一殿
  一金弐千円也       大川平三郎殿
  一金弐千円也       和田豊治殿
  一金弐千円也       中島久万吉殿
  一金壱千円也       大橋新太郎殿
  一金壱千円也       佐藤次郎殿
  一金壱千円也       武藤山治殿
  一金壱千円也       大倉和親殿
  一金壱千円也       中野昇殿
  一金壱千円也       望月軍四郎殿
五、内務省の補助
  金参万円也


集会日時通知表 大正一三年(DK430137k-0015)
第43巻 p.627 ページ画像

集会日時通知表 大正一三年      (渋沢子爵家所蔵)
九月廿四日 水 午後二時 修養団理事会(事務所)


竜門雑誌 第四三三号・第三七頁 大正一三年一〇月 青淵先生動静大要(DK430137k-0016)
第43巻 p.627-628 ページ画像

竜門雑誌 第四三三号・第三七頁 大正一三年一〇月
    青淵先生動静大要
      九月中
 - 第43巻 p.628 -ページ画像 
二十四日 修養団理事会(渋沢事務所)出席。


修養団書類(一)(DK430137k-0017)
第43巻 p.628 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    理事会通知書
拝啓、秋冷ノ候益々御清適奉賀候、偖テ来ル二十四日(水曜日)午後二時ヨリ兜町渋沢子爵事務所ニ於テ左記事項ニ関シ理事会開催致候間御出席被下度此段御通知申上候 敬具
  大正十三年九月十八日
             財団法人修養団長 平沼騏一郎
    (宛名手書)
    渋沢顧問殿
      会議ノ目的タル事項
一、団務報告ノ件
二、会館建築ニ関スル件
三、聯合会長会議開催ノ件
四、団長推戴式挙行ノ件
五、支部長会議開催ノ件
            以上


財団法人 修養団書類(二)(DK430137k-0018)
第43巻 p.628 ページ画像

財団法人 修養団書類(二)        (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    財団法人修養団事業報告書(大正十三年度)
      第一、理事会
○上略
大正十三年九月二十四日午後二時ヨリ日本橋区兜町第一銀行内渋沢事務所ニ於テ開会ス
出席者、渋沢顧問、平沼団長、蓮沼主幹、二木・宮田両常務理事、瓜生・島各理事
    委任状出席 林・松元・後藤各理事
決議事項
  一、団務報告ニ関スル件 二木理事説明シテ承認ヲ受ク
  二、支部聯合会長会議開催ニ関スル件 十月十七日開催ト決定
  三、支部会議開催ニ関スル件 十月十八日開催ト決定
  四、団長推戴式挙行ニ関スル件 十月十九日挙行ト決定
  五、緊急動議。評議員推薦ノ件
    藤沢茂登氏 岡田英定氏 松山政治氏
    白土千秋氏ヲ推薦スルコト、満場一致推薦ス
  六、会館ニ関スル件
    団長名義ヲ以テ会館寄附金募集趣意書ヲ作成シ、之レニ両顧問ノ添書ヲ附シ、新ニ寄附金募集ニ着手スルコト、出来得ベクンバ維持費トシテ基金ヲモ募集スルコト


集会日時通知表 大正一三年(DK430137k-0019)
第43巻 p.628 ページ画像

集会日時通知表 大正一三年        (渋沢子爵家所蔵)
十月十八日 土 午前中 修養団支部聯合会(日本工業クラブ)
 - 第43巻 p.629 -ページ画像 


竜門雑誌 第四三四号・第八五頁大正一三年一一月 青淵先生動静大要(DK430137k-0020)
第43巻 p.629 ページ画像

竜門雑誌 第四三四号・第八五頁大正一三年一一月
    青淵先生動静大要
      十月中
十八日 修養団支部聯合会(日本工業倶楽部)○中略 出席。


修養団書類(一)(DK430137k-0021)
第43巻 p.629 ページ画像

修養団書類(一)             (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    理事会議案
     (大正十三年十一月五日於芝公園四号地本団仮事務所)
  団務報告(自九月二十五日至十一月四日)
      庶務ニ関スル件
○上略
四、支部聯合会幹部並ニ支部幹部諮問会
 十月十八日、午前九時ヨリ丸ノ内工業倶楽部ニ於テ
 本部ヨリ出席者、渋沢・森村両顧問、平沼団長、蓮沼主幹、二木・宮田両常務理事、後藤・林・瓜生・島各理事、来会者六十四名(四十九支部)
 午前九時開会、蓮沼主幹ノ挨拶、宮田・二木両常務理事ヨリ団務報告アリ
 後、平沼団長訓辞、森村・渋沢両顧問ノ告辞
 午餐後、諮問会ヲ開ク
  諮問事項
 1本部及支部聯合会並ニ支部ノ連絡ニ関スル件
 2精神作興ニ関スル詔書ノ普及徹底ニ関スル件
   午後六時閉会
○下略