デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正2年9月20日（1913年）

是日栄一、当会茶話会ニ出席シ、演説ヲナス。次イデ十月二十六日、当会第三回評議員会・第四回
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維持員会ニ出席シ、終ツテ第九回寄宿舎記念式ニ臨ミ、祝辞ヲ述ブ。

埼玉学生誘掖会十年史　同会編　　第一五三頁大正三年一〇月刊
　○第二篇　寄宿舎史
　　　　一、寮史
○上略
廿日○大正二年九月午後七時より古川先生送別を兼ね、茶話会を開く。○中略渋沢会頭には時節柄多忙の折柄態々御出席ありて、加州及支那問題に就きて、当に帝国青年の執るべき態度を教示せられたり。○下略

委員日誌（二）　　　　　　　　　　　（埼玉学生誘掖会所蔵）
九月廿日○大正二年
　午后七時より古川先生の送別を兼ね、今秋第一回の茶話会を開く。○中略態々御出席被下し渋沢会頭の、或は加州の問題につき或は支那問題につき、縷々数千言を費されて当に青年のとる可きの態度を教へられたり○下略

埼玉学生誘掖会十年史　同会編　　第一〇二頁大正三年一〇月刊
　○第一篇　埼玉学生誘掖会史
　　　　第二期　財団法人組織時代
○上略　十月二十六日○大正二年本会事務所に於て第三回評議員会を開き、前年度の会務並に会計の報告をなし、次で第四回維持員会を開き、大正三年度の経費・予算案を議決し、且つ明年は本会寄宿舎創立満十週年に相当するを以て、紀念祝賀会を挙行することとし、其方法は総て理事・監事に一任するの件を議決せり。此日会頭渋沢栄一・理事諸井四郎・斎藤阿具・石井健吾、監事諸井恒平・本多静六・田島竹之助、維持員滝沢吉三郎・福田又一・福田庫文司・太田元章・山中勇、評議員堀越寛介・青木七郎・榎本善兵衛・戸矢間四郎・新井啓一郎・山川弘毅の諸氏列席す。維持員会終了後、第九回寄宿舎紀念式を挙げ、前記諸氏も列席す。○下略

委員日誌（二）　　　　　　　　　　　　（埼玉学生誘掖会所蔵）
十二月二十六日（日）○大正二年紀念祝日
　午前七時道場にて勅語捧読式を行ふ
　午前九時より餅搗き、運動部大会はじまる
　午後二時半紀念写真撮影、終つて直にホールにて紀念式挙行、祝辞を述べられて渋沢会頭は用事ありとて帰らる、広瀬金次郎氏舎生総代として答辞を述べらる
　○下略