デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2018.12.20

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

3部 身辺

1章 家庭生活
1節 同族・親族
1款 同族
■綱文

第57巻 p.15-17(DK570005k) ページ画像

大正4年1月6日(1915年)

是日、栄一四男正雄、池田勝吉二女鄰子ヲ娶ル。


■資料

青淵先生子孫一覧(DK570005k-0001)
第57巻 p.15 ページ画像

青淵先生子孫一覧             (渋沢子爵家所蔵)

 三男
  正雄
    母ハ後配伊藤氏、明治二十一年十一月一日生、実ハ六男ナリ、分家ス、妻ハ池田勝吉二女鄰子
   長女
    博子
     大正八年三月二十九日生
   長男
    正一
     大正九年五月十七日生
   二女
    純子
     大正十一年九月二十六日生
   三女
    良子
     大正十五年八月六日生

   ○本資料第二十九巻第五七頁「青淵先生子孫一覧」案文参照。


渋沢栄一 日記 大正四年(DK570005k-0002)
第57巻 p.15 ページ画像

渋沢栄一 日記  大正四年        (渋沢子爵家所蔵)
一月六日 朝来天気曇リテ寒威強キヲ覚フ
○上略 明石照男大阪ヨリ来着ス、今日正雄婚儀ノ式ニ列スル為ナリ、朝飧後新聞紙ヲ一覧ス、午後一時過ヨリ兼子同伴ニテ日比谷神宮ニ抵リ正雄ノ婚儀式ヲ挙ク、親族十余名来会ス、媒酌ハ三島子爵夫妻ナリ、池田家親族七名来会ス、式畢リテ一同飛鳥山邸ニ抵リ開宴ス、種々ノ余興アリ、午後十時宴散シテ衆賓散シテ各帰宅ス ○下略
   ○中略。
一月十日 朝天気晴レ後又曇ル
○上略 石井健吾氏・佐々木勇之助氏等来リテ正雄ノ婚儀ヲ賀ス ○下略


竜門雑誌 第三二〇号・第九三頁 大正四年一月 ○渋沢正雄君の結婚(DK570005k-0003)
第57巻 p.15 ページ画像

竜門雑誌  第三二〇号・第九三頁 大正四年一月
○渋沢正雄君の結婚 青淵先生の三男正雄君は子爵三島弥太郎氏夫妻の媒約により男爵池田勝吉氏二女鄰子嬢との間に婚約相整ひ、一月六日午後二時日比谷太神宮に於て結婚式を挙行せられたる由。


中外商業新報 第一〇四二一号 大正四年四月二五日 渋沢家の慶事(DK570005k-0004)
第57巻 p.15 ページ画像

中外商業新報  第一〇四二一号 大正四年四月二五日
○渋沢家の慶事 渋沢男爵三男正雄氏は今回男爵池田勝吉氏(池田侯爵分家)二女鄰子嬢と婚約成り華燭の典を挙げたるに付、右披露の為め、同家にては来五月四日午後一時より飛鳥山別荘に於て盛大なる園遊会を催す由

 - 第57巻 p.16 -ページ画像 

渋沢栄一 日記 大正四年(DK570005k-0005)
第57巻 p.16 ページ画像

渋沢栄一 日記  大正四年       (渋沢子爵家所蔵)
五月二日 曇
○上略 夕方ヨリ正雄婚儀披露ノ宴ヲ開ク、来会者四十名許リナリ、洋館ニ於テ接待シ、午後六時ヨリ書院ニ於テ饗宴ヲ開キ、一場ノ謝詞ヲ述フ、来賓代表トシテ大倉喜八郎氏祝詞アリ、午後九時散宴ス、余興ハ小三《(さん)》ノ落語及伊十郎@屋《(マヽ杵カ)》ノ長歌等アリ、夜十時散会ス ○下略
   ○中略。
五月四日 晴
○上略
此日ハ正雄婚儀ノ披露会ヲ開催スルニ付朝来其準備ニ忙シ、午飧後追追来客アリ、兼子ト共ニ正雄夫妻及池田男爵夫妻ト共ニ応接ノ間ニ於テ来客ヲ迎フ、午後一時ヨリ四時頃ニ至ル来会者無慮七百余名ナリ、余興トシテ本能ト女優劇トアリ、庭園ニハ楽隊及模摸店アリ、余興畢リテ五時頃中庭ノ大食堂ニテ、立食ト云フモ各人椅子ヲ備ヘ食事モ稍通常ナル洋食ヲ饗ス、終ニ臨ミ媒妁三島子爵ノ披露ノ演説ニ次テ、余モ一言ノ謝詞ヲ述ヘ、土方伯爵来客中ノ最年長者ヲ以テ答詞ヲ述ヘテ万歳ヲ三唱ス、午後六時頃散会 ○下略


集会日時通知表 大正四年(DK570005k-0006)
第57巻 p.16 ページ画像

集会日時通知表  大正四年       (渋沢子爵家所蔵)
五月二日 日 午後五時 正雄様御婚儀祝宴(飛鳥山)
   ○中略。
五月四日 火 午後一時 正雄様御結婚披露園遊会(飛鳥山)


中外商業新報 第一〇四三一号 大正四年五月五日 渋沢邸園遊会 正雄氏結婚披露(DK570005k-0007)
第57巻 p.16-17 ページ画像

中外商業新報  第一〇四三一号 大正四年五月五日
    ○渋沢邸園遊会
      正雄氏結婚披露
男爵渋沢栄一氏三男正雄氏は、今回日銀総裁三島子爵夫妻の媒妁にて池田侯爵分家男爵池田勝吉氏令嬢鄰子と婚約成り、此程華燭の典を挙げられしを以て、之が披露の為め四日午後一時より飛鳥山の渋沢男別邸に於て、朝野の貴紳淑女を招待し盛大なる園遊会を催せり、玄関には男爵夫妻・新夫妻並に穂積博士・阪谷男等一族の諸氏一々客を迎へ園内新緑滴たる所に種々模擬店を設け客の望みに任せ、又余興として梅若の能楽「紅葉狩」、女優連の喜劇「良人」並に橘薫・鈴木福子の踊「花がたみ」あり、次て午後四時予て善美を尽して新に設けられし大食堂開かれ、主客一同卓に就て饗宴に移り宴酣なる頃、三島子爵は媒妁人として新郎新婦を一同に紹介し、且新夫妻今後社会に出るに就ては切に来賓諸氏の好情を希ふ旨を述べ、次で渋沢男より一場の挨拶を述べ、新夫妻に対し御懇情を給はらんことを望み、土方伯は来賓を代表し、余は来賓中最年長者の故を以て此に謝辞を述べんとて、新夫妻が円満なる家庭を作り国家社会の為め貢献されんことを望み、伯の発声にて渋沢・池田両家の万歳を三唱し、歓談湧くが如く主客十二分の歓を尽し、六時半散会せり、当日は近来になき好天気にして、来賓にも婦人連中多く一段の盛況を添へたり、来賓の重なる者は次の如く総員一千余名なりき
 - 第57巻 p.17 -ページ画像 
 伊達侯・土方伯・清原子・末松氏・三島子・尾崎男・菊池男・高橋男・近藤男・若槻蔵相・藤田四郎・島村中将・古市公威・大倉喜八郎・朝吹英二・馬越恭平・安田善三郎・加藤正義・室田義文・波多野承五郎・添田寿一・中野武営・大橋新太郎・水町袈裟六・高橋義雄・三村君平・松方巌・木村清四郎・和田豊治・藤山雷太・福井菊三郎・串田万蔵・佐々木勇之助・志村源太郎・志立鉄次郎・土方久徴・今村繁三・高山長幸・小池国三・成瀬正恭・水野錬太郎・山中隣之助等諸氏



〔参考〕(増田明六) 日誌 大正一五年(DK570005k-0008)
第57巻 p.17 ページ画像

(増田明六) 日誌  大正一五年    (増田正純氏所蔵)
八月三十日 月 晴
午後三時渋沢事務処に池田勝吉男・渋沢正雄・左右田喜一郎・岡崎寿市、四氏と会し、池田家土地の処理方法ニ付キ協議 ○下略