デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

1部 実業・経済

3章 商工業
1節 綿業
6款 紡績職工誘拐事件仲裁
■綱文

第10巻 p.528-541(DK100048k)

明治30年2月15日(1897年)

是ヨリ先、中央綿糸紡績業同盟会ト鐘淵紡績株式会社間ノ職工誘拐事件解決セザルニ、合名会社三井銀行ハ鐘淵紡績会社ニ左袒シテ同盟会ニ当リ、事態愈々紛糾ニ及ビタレバ、日本銀行総裁男爵岩崎弥之助ソノ調停ニ立ツニ至レリ。ココニ於テ栄一等相謀リテ該事件仲裁ヲ同男爵ニ一任スルニ決シ、是年一月二十三日、岩崎ハ該事件当事者ヲ日本銀行ニ招キ紛議ヲ裁断シ、調停成立セリ。同日職工取締規約ノ設定ニ付キ、栄一・金子堅太郎・前田正名等八名ヲ委員ニ選任シ之ヲ作成セシメ、是日成ル。


■資料リスト
掲載ページ
資料No.
資料名
第10巻 p.528
(DK100048k-0001)
新聞集成明治編年史 第一〇巻・第一六頁 〔昭和一一年二月〕
第10巻 p.528-530
(DK100048k-0002)
東京経済雑誌 第三五巻第八五九号・第五八―五九頁 〔明治三〇年一月一六日〕 ○鐘淵紡績会社職工誘拐事件
第10巻 p.530
(DK100048k-0003)
東京済経雑誌[東京経済雑誌] 第三五巻第八六〇号・第一二〇頁 〔明治三〇年一月二三日〕 ○紡績事件の調停
第10巻 p.531-532
(DK100048k-0004)
東京経済雑誌 第三五巻第八六一号・第一四〇―一四三頁 〔明治三〇年一月三〇日〕 ○鐘淵紡績会社職工誘拐事件紛議の調停
第10巻 p.532-535
(DK100048k-0005)
青淵先生六十年史 (再版) 第二巻・第九〇八―九一五頁 〔明治三三年六月〕
第10巻 p.535-537
(DK100048k-0006)
中上川彦次郎君伝記資料 第二五―三三頁 〔昭和二年一〇月〕 【中上川彦次郎氏伝記(武藤山治氏寄)】
第10巻 p.537-539
(DK100048k-0007)
〔参考〕東京経済雑誌 第三五巻第八六四号・第二六三―二六五頁 〔明治三〇年二月二〇日〕 ○紡績業規約設定委員会の決議
第10巻 p.539-540
(DK100048k-0008)
〔参考〕大日本紡績聯合会紀要 職工傭使上の取締
第10巻 p.540-541
(DK100048k-0009)
〔参考〕田村正寛翁伝(新田直蔵編) 第一六六―一六八頁 〔昭和七年九月〕