公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第30巻 p.579-584（DK300075k） ページ画像
昭和2年7月19日（1927年）
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是日栄一、内務大臣鈴木喜三郎ノ援助ヲ得テ、実業家ノ有力者ヲ内務大臣官邸ニ招キ、当協会ノ後援ヲ依頼ス。ソノ結果委員七名ノ尽力ニヨリ、協会維持金年額一万九千円五ケ年継続ノ応募額ヲ得タリ。
竜門雑誌 第四六七号・第一一七頁 昭和二年八月 青淵先生動静大要（DK300075k-0001）
第30巻 p.580 ページ画像
竜門雑誌 第四六七号・第一一七頁 昭和二年八月
青淵先生動静大要
七月中
十九日 中央社会事業協会に関する内務大臣主催午餐会（内務大臣官邸）
青淵先生関係事業調 雨夜譚会編 昭和三年五月二十二日（DK300075k-0002）
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青淵先生関係事業調 雨夜譚会編 昭和三年五月二十二日
（渋沢子爵家所蔵）
中央社会事業協会
（附記）前身を中央慈善協会と称す
○上略
一、基本金
○中略
昭和二年七月更に資金の必要を生じたるを以て、会長たる青淵先生は当時の内務大臣鈴木喜三郎氏の援助を得て、同月十九日実業家の有力者岩崎小弥太・三井八郎右衛門・浅野総一郎・郷誠之助・福沢桃介の諸氏六十余名を内務大臣官邸に招いて同協会の後援を依頼し其維持金の支出を仰がん事を望まる。之に対して木村久寿弥太・矢野恒太・森村開作・藤田謙一・池田成彬中島久万吉・大橋新太郎の七氏が其委員となつて維持金募集に尽力し、年一万九千円五ケ年継続の応募額を得た。
○下略
財団法人中央社会事業協会書類（三） 【昭和二年七月十一日】（DK300075k-0003）
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財団法人中央社会事業協会書類（三） （渋沢子爵家所蔵）
昭和二年七月十一日
財団法人中央社会事業協会
子爵 渋沢栄一殿
実業家招待に関する件
謹啓、陳者過日理事会に於て決定相成候通り、維持会員募集の為め来る七月十九日（火曜日）正午より、内務大臣官邸に於て別紙実業家諸氏を御招待の上、鈴木内務大臣並に渋沢会長より懇談致すことと相成候間、御多用中とは存候へ共、何卒御出席相成度御案内申上候 敬具
追而当日準備の都合も有之候間、乍御手数御出席の有無御一報相煩度願上候
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三井銀行 池田成彬
日本銀行 井上準之助
男爵 岩崎小弥太
東京瓦斯会社 岩崎清七
服部金太郎
第百銀行 原邦造
原富太郎
日本石油会社 橋本圭三郎
大阪商船会社 堀啓次郎
大倉組 男爵 大倉喜七郎
日本興業銀行 小野英二郎
大橋新太郎
大川平三郎
東京株式取引所 岡崎国臣
東洋拓殖会社 渡辺勝三郎
東京電灯会社 若尾璋八
東京海上火災保険会社 各務鎌吉
川崎八右衛門
神田鐳蔵
日本勧業銀行 梶原仲治
三井信託会社 米山梅吉
三井合名会社 団琢磨
根津嘉一郎
男爵 中島久万吉
鐘ケ淵紡績会社 武藤山治
三菱銀行 串田万蔵
三越呉服店 倉知誠夫
山下亀三郎
山中勇
第一生命保険相互会社 矢野恒太
安田善次郎
南満洲鉄道会社 安広伴一郎
三井物産会社 安川雄之助
大日本麦酒会社 馬越恭平
東邦電力会社 松永安左衛門
男爵 古河虎之助
男爵 藤田平太郎
大日本製糖会社 藤山雷太
王子製紙会社 藤原銀次郎
福沢桃介
東京商業会議所 藤田謙一
男爵 鴻池善右衛門
横浜正金銀行 児玉謙次
男爵 郷誠之助
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浅野セメント会社 浅野総一郎
第一銀行 佐々木勇之助
三菱合資会社 木村久寿弥太
安田銀行 結城豊太郎
男爵 三井八郎右衛門
子爵 渋沢栄一
日本郵船会社 白仁武
男爵 森村開作
男爵 住友吉左衛門
朝鮮銀行 鈴木島吉
東京鈴木商店主 鈴木三郎助
末延道成
磯村豊太郎
堀越角次郎
青木菊雄
有賀長文
阪井徳太郎
赤司鷹一郎
門野重九郎
内藤久寛
原田二郎
昭和二年七月十九日正午於内務大臣官邸 ○印出席 ×印委員
中央社会事業協会ノ件ニ付御会合出席者芳名
七月十九日内務大臣邸《（栄一鉛筆書入）》ニ於て 当日ハ食卓にて鈴木大臣より一応之挨拶演説あり、更ニ渋沢より社会事業協会々長として此集会を開催せし理由を演へ、畢て来賓総代として木村久寿弥太氏答辞を述へ、更に渋沢より委員撰挙之事を要望し、一同之賛成ありて七名之委員を撰定し、食卓を離れて再応委員会を開き、種々協議の末、尚来ル廿六日午後三時より社会局ニ於て集会之事を約して散会す ○ 安川雄之助 ○ 倉知誠夫 藤原銀次郎 ○ 梶原仲治 ○ 山下亀三郎 末延道成 ○ 服部金太郎 ○ 根津嘉一郎 ○× 藤田謙一 ○ 阪井徳太郎 ○ 鈴木三郎助 ○×男 森村開作 団琢磨 有賀長文 ○ 磯村豊太郎 ○ 松永安左蔵門 ○ 神田鐳蔵 ○ 橋本圭三郎 ○× 木村久寿弥太 ○ 小野英二郎 以下p.583 ページ画像 ○× 矢野恒太 ○ 岡崎国臣 ○× 池田成彬 男 郷誠之助 ○ 結城豊太郎 ○×男 中島久万吉 原邦造 内務大臣 鈴木喜三郎 ○ 渋沢子爵 ○ 窪田静太郎 ○ 守屋栄夫 ○ 添田敬一郎 ○ 桑田熊蔵 ○ 松井茂 ○ 山中勇 ○ 大久保利武 以上〆卅六人 ○ 原泰一
昭和二年七月二十日
財団法人中央社会事業協会
会長 子爵 渋沢栄一
子爵 渋沢栄一殿
謹啓、酷暑の砌御迷惑とは存候へ共、来る七月廿六日（火曜日）午後一時より社会局に於て当協会理事会開催仕候間、御出席被成下度、御案内申上候 敬具
追而当日は午後三時より財務委員会開催可仕候間、引続き御出席願上候
竜門雑誌 第四六七号・第一一八頁 昭和二年八月 青淵先生動静大要（DK300075k-0004）
第30巻 p.583 ページ画像
竜門雑誌 第四六七号・第一一八頁 昭和二年八月
青淵先生動静大要
七月中
廿六日 ○中略 中央社会事業協会委員会（社会局）
財団法人中央社会事業協会書類（三） 【新規依頼ノ分】（DK300075k-0005）
第30巻 p.583-584 ページ画像
財団法人中央社会事業協会書類（三） （渋沢子爵家所蔵）
新規依頼ノ分 昭和二年九月七日理事会ニ於テ承認《（太字ハ朱書）》
拝啓、秋暑難堪候処御起居愈御健勝奉額慶候、然者去る七月十九日内務大臣官邸に於て、鈴木内務大臣並に渋沢子爵より中央社会事業協会の件に関し懇談の次第有之、列席一同皆同協会か吾邦現時の社会事業に対し貢献する所実に尠からさることを認め、先つ右懇談の趣旨を賛襄するの精神を以て、出席者中より特別委員を挙け、同協会に対する財的援助の方法等に関して協議せしむることに相決し、下名等其の選に当り、爾来種々協議の結果、同協会の経営に係る各種事業の現情に対し、当分の間尠くとも年額金弐万円の援助を必要なりと致候に就ては、従来既に同協会に対して多分の同情を表し居られ候向に対して従
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前同額の出捐を継続方御願出候得共、右にては猶予算の金額を挙くるに足らす候故、此際更に新なる方々より若干の御援助に預り、之に依りて同協会の施設を断絶せしめさるを得度、乃ち右事情具陳の為、玆に本書を添へて中央社会事業協会の当事者参趨為致候につき、更に実情御聴取の上、抂けて御賛襄を賜り度奉悃願候 敬具
昭和二年 月 日
池田成彬
大橋新太郎
中島久万吉
矢野恒太
藤田謙一
木村久寿弥太
森村開作
〔参考〕財団法人中央社会事業協会書類（三） 【昭和二年九月一日】（DK300075k-0006）
第30巻 p.584 ページ画像
財団法人中央社会事業協会書類（三） （渋沢子爵家所蔵）
昭和二年九月一日
財団法人中央社会事業協会
会長 子爵 渋沢栄一
子爵 渋沢栄一殿
謹啓、残暑の候御清栄之段奉慶賀候、陳者来る九月七日（水曜日）午後三時より社会局小会議室に於て、当協会理事会開催可仕候間、御出席被成下度、此段御案内申上候 敬具
〔参考〕竜門雑誌 第四六九号・第一〇一頁 昭和二年一〇月 青淵先生動静大要（DK300075k-0007）
第30巻 p.584 ページ画像
竜門雑誌 第四六九号・第一〇一頁 昭和二年一〇月
青淵先生動静大要
九月中
七日 中央社会事業協会理事会（渋沢事務所）