デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正13年4月18日（1924年）

是日、当協会第三十二回研究会、当協会事務所ニ開カレ、栄一出席ス。

国際聯盟協会書類（一）　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
（謄写版）
　　　　第卅二回例会
拝啓、愈々御清祥奉賀候、陳者来る四月十八日（金）午后六時半より芝公園増上寺前協調会館談話室に於て、研究会第卅二回例会開催、左記講話を聴取し、併せて右に関する意見交換、質問応答を致し度候間御繁用中恐縮ながら御繰合せ御来会被成下度、此段御案内申上候也
　　大正十三年四月十一日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　国際聯盟協会研究会
 - 第36巻 p.579 -ページ画像 
　　　　　　記
一、労農露国赤化運動の真相と外交方針　　増田正雄氏
　因に同氏は最近露国より帰朝せられたる人なり

（国際聯盟協会）　会務報告　　第二一輯　自大正一三年四月一一日至同年五月六日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
（謄写版）
五、研究会
　第三十二回研究会は、四月十八日協調会館に開催、最近露国より帰朝せられたる増田正雄氏を聘して「労農露国の外交方針と赤化運動の真相」につき、講話を聴取したり、来会者三十五名

集会日時通知表　　大正一三年　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
四月十八日　金　午後正六時　国際聯盟協会研究会（協調館内同会）

国際知識　　第四巻第六号・第一五五頁大正一三年六月
　○東京だより
　　　　第三十二回研究会
　最近露西亜より帰朝された増田正雄氏をお願ひして四月十八日夜研究会を開いた、出席者三十四・五名、いろいろ珍妙な質問や議論も出て十一時近くまで賑つた、電気が消えて真闇の中で、蝋燭の灯の下にお話しを聞いた。いろんな意味で面白い会であつた。