デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正2年7月9日（1913年）

是日栄一、中華民国使節孫宝琦、李盛鐸ヲ、飛鳥山邸ニ招キテ談話会ヲ催ス。是ヨリ先同月二日、先ニ渡華セシ我実業団ノ主催ニテ、帝国ホテルニ招待午餐会開カル。栄一、来会者一同ヲ代表シテ歓迎ノ辞ヲ述ブ。

竜門雑誌　第三〇二号・第四八頁大正二年七月
○青淵先生の孫李両氏招待談話会　青淵先生には今般来朝の支那孫宝琦及李盛鐸両氏を招待して、去七月九日飛鳥山邸に於て談話会を催されたるが、来会者は前記両氏の外随行員唐在章、袁良及び支那公使汪大燮・同館員許士熊・劉崇傑及倉知鉄吉・山本条太郎・白岩竜平等の諸氏にして、歓談の後午餐の饗ありて午後四時辞別せられたりと云ふ

招客書類（一）　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
　大正二年七月九日正午於飛鳥山邸
　　孫宝琦・李盛鐸両氏招待会
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　孫宝琦
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　李盛鐸
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　唐在章
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　袁良
　　　　　　　　　　　　　駐日支那公使　汪大燮
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　許士熊
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　劉崇傑
 - 第39巻 p.98 -ページ画像 
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　倉知鉄吉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山本条太郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　白岩竜平

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主人

竜門雑誌　第三〇二号・第四七―四八頁大正二年七月
○支那使節招待会　曩に渡支せし我実業団諸氏主催となり、七月二日支那使節孫宝琦・李盛鐸諸氏を帝国ホテルに招待して午餐会を開きたり、軈て青淵先生来会者一同を代表して歓迎の辞を述べ、之れに対し来賓李盛鐸氏の謝辞あり、午後二時散会せる由