デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治三年庚午五月三十日（1870年）

民部省郷帳ヲ録製スル体例ヲ府県ニ頒示ス。栄一租税正トシテ之ニ与ル。

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法令全書　明治三年・第二一二―二二一頁
第三百八十　五月三十日（民部省）
郷帳ノ儀別紙案文相渡候間、当午年分ヨリ以来右振合ニ傚ヒ取調、毎歳翌年七月限可差出事
一村々高反別認振之儀、今般相違候郷帳案ノ通、以来都テノ諸書物共、反別之方初筆ニ認、此高何程ト可相認申事
一本田畑ヲ始反高見取場等ヨリ相納候米永ヲ是迄取米取永ト唱、諸帳面エモ其通認メ来候処、以来貢米貢永ト改、検見取ノ称ハ検見、且見取場ハ大縄場ト唱替、郷帳案ノ通大縄反別何程ト認、御取箇帳ハ租税帳ト相改可申事
一元関東ト唱候国々畑方取永之分、壱貫文ニ付壱石弐斗五升代ヲ以テ米ニ直シ免割出候儀ハ相廃止、二石五斗代ノ儀ハ郷帳案ノ通相認メ、陸羽七州半石半永石代金納之場所、或ハ甲斐国大切小切等ノ如キハ是迄ノ通書載候儀ト可相心得事
一村高ノ内小物成高ト唱候分籠リ居候村々往々有之候処、右小物成高之儀起立取調之上、前々其村方一旦知行渡相成候儀有之其節定納雑税之分高ニ結ヒ渡方相成追而上知ノ節差除不相成其儘村高ニ組入有之候分ハ、当午年以来相除、高掛物等不及為相納候、尤小物成高ノ名目ニ候トモ桑高楮高之類ニテ前々検地ノ節高入相成候分ハ其儘据置可申、其余難決子細モ候ハヽ巨細取調可相伺事
右之通可相心得事
　　（別紙）
何ヨリ何迄何ケ年定免　　　　　　　　　　　　　何国何郡　何村
一反別何程
　此高何程
　　内反別何程　　　　　　　　　　　桑楮高
　　　此高何程
　　内反別何程　　　　　　　　　　　新田
　　　此高何程
　反別何程
　　　此高何程　　　　　　　　　　　前々何々引
　　内　　　　　　　此廉年々引高ニ相立候分銘目巨細　可認余引方廉々准之
　　反別何程　　　　　　　　　　　　前々何々引
　　　　此高何程　　　此廉連々可起返引高之分前同断
　　　　外反別何程　　　　　　　　　当支起返
　　　　此高何程
　反別何程　　　　　　　　　　　　当支何々引
　　此高何程
 - 第2巻 p.390 -ページ画像 
山崩川欠等ノ類引高相成候初発一ケ年ハ此振合ニ認翌年ヨリ前書連々可起返引高之内ヱ可組入余廉々准之
　　　合反別何程
　　　　此高何程
　残反別何程
　　　此高何程
　　　　　米何程
　　此貢　　　内米何程　　　　　　　　　　去支増
　　　　　永何程　　　　　　　　　　　　　去支同
　　　　　此米何程　　　　　　　　　　　　　　但永方二石五斗代
　　　　　　何ヨリ何迄五ケ年平均
　　　　　　　米何程
　　　　　　　永何程
　　　　　　　　　　　但郡寄国寄総寄ニハ此廉可除事
　　　検見
一反別何程　　　　　　　　　　　　　　　年号
　　此高何程　　　　　　　　　　　　　　　何高入新田
　　内反別何程　　　　　　　　当支何々皆無引
　　　　此高何程
　残反別何程
　　此高何程
　　　　米何程
　　此貢　外米何程　　　　　　去支減
　　　　永何程
　　　　　内永何程　　　　　　　去支増
　　　　　此米何程　　　　　　　　　但永方二石五斗代
　　　　　何ヨリ何迄五ケ年平均
　　　　　　米何程
　　　　　　永何程
　　　　　　　　　　　　　但前同断
一反高何程
　　　内何程　　　　　　　　　　　　前々何々引
　　残何程
　　　米何程
　　　　　外米何程　　　　　　　　　去支減
　此貢
　　　　永何程
　　　　　　内永何程　　　　　　　　去支増
一大縄反別何程
　　　何程　　　　　　　　　　　　　　前々何々引
　　　　　　外何程　　　　　　　　　当支起返
　　内
　　　何程　　　　　　　　　　　　　　当支何々皆無引
　　　合何程
　　残何程
　　　米何程
　此貢　　内米何程　　　　　　　　　去支増
　　　永何程　　　　　　　　　　　　去支増
　　米何程
　　　此斗立何程　　延米不掛国々ハ斗立可除余廉々准之
　　　　　内　米何程　　　　石納
　　　　　　　米何程　　　　石代
　貢合
　　　　　　　　此代永何程　　　　但　何直段金壱両ニ付米何程
 - 第2巻 p.391 -ページ画像 
　　永何程
　　　　　　　　　　石代ノ儀場所ニ寄数口有之候ハヽ廉限本文石代之内書ニ巨細可書出且但書直段ノ儀一郡同直段ニ候ハハ郡寄ヱ而巳相認村限認ニ不及一郡ノ内直段違ヒ候ハヽ村毎可認余准之
　　　　　　　　　　　　定納物
一米何程　　　　　　　　　　　　　　何年貢
　　此斗立何程
口永不掛
一永何程　　　　　　　　　　　　　　何役永
　　　外
一米何程　　　　　　　　　　　年々増減
　　此斗立何程　　　　　　　　　　　何役米
一永何程　　　　　　　　　　　何ヨリ何迄何ケ年季
　　　　　　　　　　　　　　　　　　何運上
　　内永何程　　切替増
一永何程　　　　　　　　　　　何ヨリ何迄何ケ年季
　　　　　　　　　　　　　　　　　　何冥加永
新規
一永何程　　　　　　　　　　　当何ヨリ何迄何ケ年季
　　　　　　　　　　　　　　　　　　何冥加永
一米何程
　　此斗立何程　　　　　　　　　　　口米
掛永何程
　外永何程　　　口永不掛分
一永何程
掛高何程　　　　　　　　　　　　　　口永
外　高何程　　　　何々
　　高何程　　　　何々当支壱ケ年　免除
一米何程　　　　　　　　　　　　　　伝馬宿入用
　　此斗立何程　　　　　　　　　　　　　但前同直段
　　　此代永何程
　　　　　　　　但免除高無之村方ハ掛高認ニ不及六尺給米御蔵前入用之廉准之
掛高何程
　　高何程　　何々
　外高何程　　代助郷高何ヨリ何迄何ケ年　免除
　　高何程　　何々当支壱ケ年
一米何程　　　　　　　　　　　　　　　　　六尺給米
　　此斗立何程
掛高
　　　右同断
　外高
一永何程　　　　　　　　　　　　　　　　　　　御蔵前入用
一永何程　　　　　　　　　　　　　　　　　　　支御廻米納
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　莚菰代
一御林反別何程　　　　　　　　　　　　　　　　何ケ所
一並木延長何程　　　　　　　　　　　　　　　　何ケ所
納合　米何程　永何程
何ヨリ何迄何ケ年定免之内当何破免歟
検見歟
一反別何程　　　　　　　　　　　　　　　　何村
　　此高何程
　　　反別何程
　　　　此高何程　　　　　　　　　　　前々何々引
　内　反別何程
　　　　此高何程　　　　　　　　　　　前々何々引
　　　反別何程
 - 第2巻 p.392 -ページ画像 
　　　此高何程　　　　　　　　　　　　当支何々皆無引
　　合反別何程
　　　此高何程
残反別何程
　　此高何程
　　　米何程
　　　　外米何程　　　　　　　　　　　　　　　去支減
此貢　　　　　　此廉破免村方ハ定免辻減ヲモ可認事
　永何程
　　　　内永何程　　　　　　　　　　　　　　　去支増
　　　此米何程　　　　　　　　　　　　　　　　　但永方二石五斗代
　何ヨリ何迄五ケ年平均
　　米何程
　　永何程　　　　　　　　　但前同断
　　　　　　但反高大縄場定納物其外前一村限雛形ニ見合其村納物廉限巨細可認事
　郡寄振合　　　　　　　　　　　　　何国何郡　何ケ村
合反別何程
　　此高何程
　　　内反別何程　　　桑楮高
　　　　　此高何程
　内反別何程　　　　　新田
　　　　　此高何程
　　　　　　　　　　但引高其外都而一村限リニ有之候廉々寄立前振合ニ可認尤口米永ハ掛米永何程ニ何程ツヽ伝馬宿入用等ノ類ハ高百石ニ何程ツヽ且斗立有之国々ハ本石何程ニ延米何程ツツト申儀ヲモ可認事
　国寄振合
合反別何程　　　　　　　　　　　　　　何国何郡　何郡　何郡
　　此高何程
　　　　内反別何程　　　　桑楮高
　　　　　　此高何程
　　内反別何程　　　　　　新田
　　　　　此高何程
　　　　　外郡寄同断ニ付略之
総寄振合
合反別何程
　　此高何程　　　　　　　　　　　　　　　何　何　何国
　　　　内反別何程　　　　　　　桑楮高
　　　　　　此高何程
　　内反別何程　　　　　　　　　新田
　　　　此高何程
　　　　外国寄同断ニ付略之
右者　何府　何県　支配所何国当支郷帳書面之通候也
　　年号支　月　　　　　　　　　　　何　府　県