デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

 --

渋沢栄一　書翰　八十島親徳宛（明治四二年）五月十四日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（八十島親義家所蔵）
 - 第5巻 p.428 -ページ画像 
仏国シンヂケートと協約之件ハ昨日十五銀行松方氏ニ内話し、同氏より同行重役ニ協議し、品ニ寄り園田氏へ電報之上何分之返事申出候筈ニ打合置候間、其段佐々木氏へ申通候様可被成儀事
○中略
　　十四日　　　　　　　　　　　　　　　　　　　栄一
　　　八十島殿
○下略

（井上馨）書翰　渋沢栄一宛（年不詳）二月八日（渋沢子爵家所蔵）
過日拾五銀行一件ニ付山本来訪《（生脱カ）》、憎出勤を急候用事出来候而老台御出を待ツ不能、甚以遺憾至極候得とも、差向少々端緒を開キ置、他日再来を約シ置候次第ニ御座候、就而ハ談話を終り度候間、千万御煩労ニ候得とも、明晩午後五時頃歟又者十一日午後四時頃歟、両日之中山本氏江御懸合被成下候而御再駕被成下候ハヽ大幸之至ニ奉存候、毎々御手数を懸恐入申候　匆々拝白
　　　二月八日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　馨
　渋沢老台下