デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治40年2月（1907年）

栄一、渡辺嘉一等ト当会社ヲ発起、創立セントス。

東京経済雑誌　第五五巻第一三七四号・第二二八頁明治四〇年二月九日
東洋電機株式会社　今回資本金五百万円を以て設立せらるゝ会社は電気応用に要する媒介器具製作及び諸材料販売の目的を以て渋沢栄一・渡辺嘉一・米国人ヂエーヒーリング、エルグリムセエー諸氏其他発起となり不日発表する由なり

渋沢栄一職任カード　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
　　　　東洋電気株式会社　（明四〇・二）
電気媒介具及諸材料販売の目的を以て久保田与四郎・渡辺嘉一他数氏の計画せるものにして、先生も亦発起人となり、資本金五十万円を以て計画を発表せんとせしに、馬越恭平・根津嘉一郎等の計画せる共同電機会社と合同の交渉生じ、馬越・来栖・浅野の三氏に全権を委任し三氏は先生の指揮を請ひ、明治四〇年二月合同することゝなる
　　　○前掲二資料ノ資本金ニ相違アレドモココニハ訂正ヲ加ヘズ。