デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

明治40年11月26日（1907年）

是日栄一、日本鉄道株式会社追加慰労金分配方法調査委員長ノ資格ニ於テ、公債額面金二千五百五十円ヲ当校基本金中ニ寄附ス。

岩倉鉄道学校一覧　同校編　　第一九頁　大正一一年六月刊
　　　　沿革要略
○上略
明治四十年
 - 第26巻 p.799 -ページ画像 
○中略　○十一月二十六日日本鉄道株式会社追加慰労金分配方法調査委員長男爵渋沢栄一君ヨリ、公債額面金弐千五百五拾円ヲ寄附セラル　○下略
　　　○日本鉄道株式会社解散ニ依ル追加慰労金分配問題ニ関シテハ、本資料第八巻所収「日本鉄道株式会社」明治四十年二月二十八日ノ条参照。

日本鉄道史　鉄道省編　　中篇・第三一一―三一二頁　大正一〇年八月刊
　○第十四章　第二節　第一　日本鉄道
　　　　（二）　運輸
○上略
明治三十九年十一月一日会社　○日本鉄道株式会社ノ鉄道ハ鉄道国有法ノ規定ニ依リ買収セラレタリ、当日会社本店ニ於テ会社々長子爵曾我祐準・副社長久米良作、政府代表者ト会合シ一切ノ引継ヲ了シタリ、四十一年四月買収価格ノ決定ヲ受ク、其額一億四千二百四十九万五千百二十円八十二銭一厘ニシテ、是ヨリ先兼業ノ価格ハ協定ニ依リ決シタリ　○下略

日本鉄道史　鉄道省編　　中篇・第三一三―三一四頁　大正一〇年八月刊
　○第十四章　第二節　第一　日本鉄道
　　　　（三）　職制
明治二十六年ノ初ニ在リテハ社長小野義真・副社長毛利重輔・理事委員侯爵池田章政・柏村信・肥田昭作・渋沢栄一・清田直・山本直成・草野政信・検査委員林賢徳・大田黒惟信・二橋元長在職セシカ、二十八年三月定款ヲ変更シ理事委員十二名・検査委員三名ヲ置キ、従来検査委員ハ理事委員ノ互選ニ依リシヲ、理事委員ト共ニ総会之ヲ選挙スルモノトシ、四月川崎八右衛門・本多衛政養・伊東勅典ヲ検査委員ニ選挙シ、従来ノ検査委員ハ理事委員ノ本務ニ復セリ、十二月理事委員柏村信死去ス、二十九年二月侯爵浅野長勲ヲ理事委員ニ選挙ス、三十年四月検査委員本多衛政養死去ス、八月弘田久助ヲ検査委員ニ選挙ス三十一年三月理事委員及検査委員一同辞ス、四月毛利重輔・侯爵浅野長勲・山本直成・渋沢栄一・二橋元長・久米良作・西園寺公成・足立太郎・白杉政愛・角田林兵衛・菊池長四郎・深川亮蔵ヲ理事委員ニ、渡辺福三郎・久野昌一・林賢徳ヲ検査委員ニ選挙シ、八日理事委員ノ互選ヲ以テ毛利重輔ヲ社長トス、是月理事委員足立太郎・白松政愛・深川亮蔵辞ス、六月理事委員浅野長勲辞ス、八月理事委員ヲ改選シ従来ノ理事委員ハ山本直成・西園寺公成ヲ除ク外再選セラレ、子爵曾我祐準・有島武・富田鉄之助・酒井明・若尾幾造・渡辺福三郎新ニ当選シ、十二日互選ヲ以テ曾我祐準ヲ社長トシ、毛利重輔ヲ副社長トス、又検査委員ヲ改選シ安川繁成当選シ、久野昌一・林賢徳重任ス、三十二年二月副社長理事委員毛利重輔辞ス、八月子爵青山幸宜ヲ理事委員トス、三十三年十二月定款ヲ改正シ取締役十二名・監査役三名ヲ置キ二百株以上ヲ有スル株主中ヨリ之ヲ選任スルモノトシ、取締役ノ互選ヲ以テ社長一名・常務委員二名ヲ置クモノトセリ、同月二十四日従来ノ社長・理事委員・検査委員ハ新定款ニ依ル社長・取締役・監査役ト為リ、取締役有島武・久米良作、常務委員ニ互選セラル、三十四年九月取締役酒井明辞ス、三十五年二月園田孝吉取締役ト為ル、三十七年
 - 第26巻 p.800 -ページ画像 
十月取締役渋沢栄一辞ス　○下略