デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

2部 社会公共事業

4章 教育
3節 其他ノ教育
6款 埼玉学友会
■綱文

第27巻 p.64(DK270022k) ページ画像

明治42年2月11日(1909年)

是日栄一、埼玉学生誘掖会寄宿舎ニ於ケル当会ノ総会ニ臨ミ一場ノ演説ヲナス。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四二年(DK270022k-0001)
第27巻 p.64 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四二年     (渋沢子爵家所蔵)
一月十七日 曇 寒
午前八時起床入浴シ、畢テ朝飧ヲ食ス、後学友会書生ノ来訪ニ接シ、学友会大会ノ事ヲ談ス ○下略
   ○中略。
二月十一日 晴 風寒
○上略 午飧後埼玉誘掖会ノ寄宿舎ニ学友会ノ総会ヲ開キ、勅語ヲ奉読シ賞品ヲ授与ス、後学生ヘ訓示ヲ為シ ○下略


竜門雑誌 第二五〇号・第六五頁 明治四二年三月 ○埼玉学友会大会(DK270022k-0002)
第27巻 p.64 ページ画像

竜門雑誌  第二五〇号・第六五頁 明治四二年三月
○埼玉学友会大会 第二十一回埼玉学生大会は、本月十一日牛込区砂土原町《(マヽ)》なる埼玉学生誘掖会楼上に於て開会せられ、午後一時同会幹事田村章三郎氏開会の辞を述べ、次ぎに会衆一同君が代の曲を歌ひ、了つて会長たる青淵先生勅語を捧読せられ、次ぎに田村幹事会務の報告を為し、了て明治四十一年度卒業生の総代として法学士渡辺得男氏の答辞あり、其れより青淵先生は自ら昨年三月県下及び在京中学校優等生二十名に賞品を授与せられて一先づ休憩し、凡三十分許りにして教育勅語の趣旨を演説せられ、尋いで加藤政之助・加藤咄堂両氏、及阪谷芳郎男等の有益なる演説あり、会衆は学生誘掖会寄宿舎生八十有余名、及在京卒業生及同会に関係ある知名の紳士等を合せ凡そ二百名にして、晩餐後余興として真竜斎貞水の講談、永田錦心の琶琵等あり、散会したるは午後八時頃なりし。