デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

2部 社会公共事業

4章 教育
3節 其他ノ教育
9款 埼玉学生誘掖会
■綱文

第27巻 p.145(DK270054k) ページ画像

明治41年10月12日(1908年)

是日栄一、当会ノ寄宿舎入舎生ノ宣誓式ニ臨ミ、畢テ精神修養会ニ臨ミ寄宿舎要義ニ関シ一場ノ訓示ヲナス。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四一年(DK270054k-0001)
第27巻 p.145 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四一年     (渋沢子爵家所蔵)
十月十二日 晴 冷
○上略 午後五時牛込佐土原町埼玉学生誘掖会ニ抵リ、寄宿生ノ宣誓ヲ受ク、畢テ要義講習会ヲ開キ一場ノ訓示演説ヲ為ス ○下略


埼玉学生誘掖会十年史 同会編 第五八―五九頁 大正三年一〇月刊(DK270054k-0002)
第27巻 p.145 ページ画像

埼玉学生誘掖会十年史 同会編  第五八―五九頁 大正三年一〇月刊
 ○第一篇 埼玉学生誘掖会史
    第一期 会員組織時代
○上略 此年 ○明治四一年十月商議員会の意見を徴し、舎生の修養に資するために、毎月一回精神修養会を開き、名士を聘して精神修養上の講話を請ふこととせり。乃ち此月十二日及十二月五日を以て此会を開き、第一回には渋沢会頭より、第二回は佐野副会頭より各精神修養上に関する講話、特に寄宿舎要義に就て講演せられたり。
○下略


埼玉学生誘掖会十年史 同会編 第一三九頁 大正三年一〇月刊(DK270054k-0003)
第27巻 p.145 ページ画像

埼玉学生誘掖会十年史 同会編  第一三九頁 大正三年一〇月刊
 ○第二篇 寄宿舎史
    一、寮史
○上略
七日 ○明治四一年十月の総代会には精神修養会開催の可否につき諮問ありしところ、満場一致、賛成の意を表し、左の三ケ条を議決す。
 一、毎月一回必ず開く事、其日は監督及舎監に一任する事。
 一、出席せざるものは、其の理由を申出て、又た委員は熱心に其の理由を詰問する事。
 一、会名は精神修養会とする事。
○中略
十二日には午後五時より入舎宣誓式あり、列席者は渋沢会頭・佐野副会頭・矢作副監督等、式後精神修養に関する会頭の講演あり。 ○下略