デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

2部 社会公共事業

4章 教育
3節 其他ノ教育
12款 帝国教育会
■綱文

第27巻 p.164(DK270065k) ページ画像

明治41年10月17日(1908年)

是日栄一、当会主催「松陰先生五十年紀念大会」東京高等商業学校講堂ニ於テ挙行サレシニ臨ム。


■資料

渋沢栄一 日記 明治四一年(DK270065k-0001)
第27巻 p.164 ページ画像

渋沢栄一 日記  明治四一年     (渋沢子爵家所蔵)
十月十七日 晴 冷
○上略 三時半高等商業学校ニ抵リ、吉田松陰五十年祭ニ出席ス ○下略


帝国教育会沿革史[帝国教育会沿革志] 同会編 第一九五―一九六頁 大正三年三月刊(DK270065k-0002)
第27巻 p.164 ページ画像

帝国教育会沿革史[帝国教育会沿革志] 同会編  第一九五―一九六頁 大正三年三月刊
松陰先生五十年紀念大会 明治四十一年十月十七日を以て、東京高等商業学校講堂に於て挙行せり。正面の高壇には先生の肖像画三幅を掲げて供物を捧げ、前に一脚の卓机を置き、美しき花卉を挿みたる花瓶を飾りて演説講話の席とす。定刻に至りて来会せられたる賓客は、松陰先生の遺族諸君を初めとして、文部大臣小松原英太郎君・伊藤元帥徳川侯爵・徳川伯爵・乃木伯爵・南部枢密顧問官・毛利男爵・藤井男爵・藤波子爵・柴田内閣書記官長・目賀田男爵・関男爵・渋沢男爵・井上博士・大槻博士・梅博士・三島博士等、朝野の名士、本会職員及参聴者を合して約一千二百名、満場殆ど立錐の余地なき盛会なりし。 ○下略