デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

2編 実業界指導並ニ社会公共事業尽力時代

3部 身辺

6章 旅行
■綱文

第29巻 p.453(DK290145k) ページ画像

明治31年4月23日(1898年)

是日栄一、東京ヲ発シ韓国視察ノ途ニ上リ、五月三十日帰京ス。


■資料

竜門雑誌 第一一九号・第四〇頁 明治三一年四月 ○青淵先生の渡韓(DK290145k-0001)
第29巻 p.453 ページ画像

竜門雑誌  第一一九号・第四〇頁 明治三一年四月
○青淵先生の渡韓 青淵先生は先年来第一銀行在韓支店巡視の為め渡韓せらるゝ筈なりしも、多忙にて其約を果さゞりしも、本年は是非とのことにて、愈々四月十二日東京出発、途次長崎の立神なる三菱造船所新造船常陸丸の進水式に臨み渡韓する予定なりしも、都合に依り延期し、二十三日午前六時新橋発の汽車にて発程せられたり、当日は本社々長及在京会員の多数と、府下の実業者数百名の見送りありたり


竜門雑誌 第一二一号・第六七―六八頁 明治三一年六月 ○青淵先生の無事帰朝(DK290145k-0002)
第29巻 p.453 ページ画像

竜門雑誌  第一二一号・第六七―六八頁 明治三一年六月
○青淵先生の無事帰朝 兼ねて韓国旅行中なりし青淵先生には、略ぼ当該の要務を了へたるを以て、去五月十五日玄海丸にて仁川を発せられ、長崎に上陸、爾後門司・厳島・岡山・神戸・大阪・京都・奈良・四日市・名古屋の各地を経、同月三十日午後九時無事帰京せられたり
   ○本資料第十六巻所収「韓国ニ於ケル第一銀行」明治三十一年五月七日ノ条参照。