デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正12年11月17日（1923年）

是日、八重洲町中央亭ニ於テ当協会主催ノ田子一民送別会開催セラル。栄一之ニ出席シ一場ノ挨拶ヲナス。

集会日時通知表　　大正一二年　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
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十一月十七日　午後五時　社会事業協会催田子一民氏送別会（八重洲町、中央亭）

渋沢子爵親話日録　第一　自大正十二年十二月至同年十二月　高田利吉筆記
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（財団法人竜門社所蔵）
○十一月十七日
○上略
△五時、中央亭に於ける社会事業協会主催の田子一民氏送別会に出席せらる、此会ハ田子氏の社会局第二部長より三重県知事に転任するを送ると共に塚本清治氏の内務次官となり、池田宏氏の社会局長官となり、三矢宮松氏の社会局第二部長となれる祝賀をも兼ねたるものなり食卓にて一場の御演説あり、塚本氏以下各演説し頗る興味深き会合なりきといふ、此時協会の部員にて水平社の融和に努力しつゝある人々より各地の状況を聴取し注意をも与へらる、九時頃飛鳥山へ御帰邸
　　　○演説筆記ヲ欠ク。

財団法人中央社会事業協会書類（一）　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
　控《（朱書）》
　　大正十二年十月二十七日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（印）　　印
　会長　栄一　　　　　　　　主事　（印）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（印）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（印）
　　副会長　（印）《（窪田）》
　　　　理事　（印）《（一民）》　添田　（印）　（印）　（印）
　　　　会計主務嘱託ノ件
今般会計主務田子一民氏転任ニ付左記之通リ嘱託相成可然哉
　　　　　　辞令案
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　富田愛次郎
　社会事業協会会計主務ヲ嘱託ス
　　大正十二年十月　日
　　　　　　　　　　　　　　　社会事業協会
　　　　　　　　　　　　　　　　　会長　子爵　渋沢栄一