デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
2節 米国加州日本移民排斥問題
3款 日米関係委員会
■綱文

第34巻 p.555(DK340060k) ページ画像

大正14年5月18日(1925年)

是日栄一、ジョージ・ダブリュー・ウィカシャム及ビシドニー・エル・ギューリックヨリ連名ヲ以テ、世界親善デーニ際シテ米国基督教会聯盟評議員ヲ代表シ日米親善助長ヲ声明セル電報ヲ受理ス。栄一、右ヲ新聞ニ掲載方依頼ス。


■資料

日米関係委員会往復書類(一)(DK340060k-0001)
第34巻 p.555 ページ画像

日米関係委員会往復書類(一)       (渋沢子爵家所蔵)
多年日米の親善に尽力せる紐育ウヰッカーシヤム及びギューリックの両博士は、連名を以て本日左記の電報を渋沢子爵に宛て寄せられた
 本十七日(日)は世界親善デーに相当するを以て、吾等米国基督教会聯盟評議員は此機会に於て、我邦多数の有志を代表し、貴日本関係委員会を通じ、日本国民に対して敬意を表し、且つ将来両国間の親善を助長せんが為に尽力せんとする者なることを言明す
 右の趣新聞紙に依り貴国民に広く伝達を乞ふ
(欄外記事)
 大正十四年五月十八日、中外・読売両新聞及電報通信社ヘ以使送付掲載方依頼シタリ明六
  ○右ハ五月十九日ノ中外商業新報・読売新聞ニ掲載サル。標題左ノ如シ。
   中外商業新報「日米親善に尽力を
           渋沢子に寄せて米国にもこの声」
   読売新聞「世界親善デーに日米親善
         親日両博士から尽力の電報」