デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正9年4月26日（1920年）

是日、当協会主催アメリカ合衆国フランク・エー・ヴアンダーリップ一行歓迎晩餐会、丸ノ内東京銀行倶楽部ニ開カル。栄一出席シテ演説ヲナス。

（日米協会）邦文記録　第壱号　（社団法人日米協会所蔵）
大正八年度《（マヽ）》
　　　　第四十六　ヷンダリップ氏一行歓迎晩餐会
一、時日　四月二十六日午後七時三十分
二、場所　東京銀行倶楽部
三、司会者　金子会長
四、出席者　二百〇壱名（別綴参照）
 - 第35巻 p.575 -ページ画像 
五、来賓　フランク・エー・ヷンダリップ氏○以下十三名氏名略ス
　　来賓　加藤海軍大臣○以下十五名氏名略ス
六、トースト　日本天皇陛下万歳　米国大使館参事官エドワード・ベル氏
　　　　　　　米国大統領万歳　加藤海軍大臣
七、演説　食後左ノ順序ニテ演説アリタリ
　金子会長、エドウヰン・ピー・キングスレー氏、神田○乃武副会長、ジエコブ・グールド・シユールマン氏、添田寿一氏、渋沢男爵、フランク・エー・ヷンダリツプ氏
右終テ別室ニテ歓談、全ク散会セルハ午後十二時二十分

東京日日新聞　第一五六四三号大正九年四月六日
　　　　日米協会招待
　　　　　　ヴア氏一行
ヴアンダーリツプ氏一行は廿六日夜七時より銀行倶楽部に於て催されたる日米協会の晩餐会に列席、金子会長は心底より溢れ出でし歓迎の辞を述べ、夫より日本側は渋沢男、神田男、深田博士、米国側より紐育生命保険会社長キングスレー氏、コーネル大学総長シユールマン博士並にヴアンダーリツプ氏の演説あり、主客充分の歓を尽し散会したるは十二時なりしが、来会者は前記諸氏の外後藤男、加藤海軍大臣、井上日銀総裁、瓜生海軍大将、三井・大倉・目賀田・阪谷各男、松方十五銀行頭取、土方興業銀行総裁等を初め二百五十名なりき
　　　○本巻所収「日米有志協議会」大正九年四月二十四日ノ条参照。