公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第36巻 p.110-119（DK360047k） ページ画像
大正9年4月（1920年）
是月栄一、当会会長ニ就任、九月辞任ス。徳川慶久之ニ代リ、栄一、引続キ顧問トシテ歿年ニ及ブ。
集会日時通知表 大正九年（DK360047k-0001）
第36巻 p.110 ページ画像
集会日時通知表 大正九年 （渋沢子爵家所蔵）
一月八日 木 午後三時 白岩竜平氏来約（兜町）
一月九日 金 午後四時 日華学会ノ件（東洋協会）
○中略。
三月二日 火 午後二時 日華学会理事会（同会）
○中略。
四月一日 木 午後四時 日華学会理事会（東洋協会事務所）
○中略。
四月九日 金 午前十時 中華学舎ヘ御出向（湯島天神町一ノ一）
日華学会第四回報告 自大正九年四月至大正十年三月 第一―三頁（大正一〇年）刊（DK360047k-0002）
第36巻 p.110 ページ画像
日華学会第四回報告 自大正九年四月至大正十年三月 第一―三頁（大正一〇年）刊
会長及其他ノ異動
第一 会長ノ異動ニ関スル件
大正九年四月
一顧問男爵渋沢栄一氏ヲ会長ニ推薦シ其ノ承諾ヲ得タリ
同年九月
一渋沢子爵会長辞任ニ付其ノ後任トシテ公爵徳川慶久氏ヲ推薦シ其ノ承諾ヲ得タリ
第二 顧問及評議員ノ異動ニ関スル件
大正九年四月
一林鵾翔氏ヲ顧問ニ推薦シ其ノ承諾ヲ得タリ
大正九年六月
一顧問豊川良平氏逝去セラル
同年九月
一渋沢子爵会長辞任セラレタルニヨリ更ニ顧問ニ推薦シ其ノ承諾ヲ得タリ
同年十月
一古在由直氏ヲ顧問ニ推薦シ其ノ承諾ヲ得タリ
一土田誠一・田中都吉・三宅米吉・野村竜太郎・井上準之助・梶原仲治・河田大三九・中川小十郎・門野重九郎・美濃部俊吉・井上公二・竹内維彦・和田豊治ノ諸氏ヲ評議員ニ推薦シ其ノ承諾ヲ得タリ
同年十二月
一評議員坂田貞一氏逝去セラル
大正十年一月
一男爵伊集院彦吉氏ヲ顧問ニ推薦シ其承諾ヲ得タリ
同年二月
一顧問男爵近藤廉平氏逝去セラル
- 第36巻 p.111 -ページ画像
集会日時通知表 大正九年（DK360047k-0003）
第36巻 p.111 ページ画像
集会日時通知表 大正九年 （渋沢子爵家所蔵）
九月七日 火 午後四時 日華学会理事会（同会）
○中略。
九月十七日 金 正午 日華学会ヨリ御案内（帝国ホテル）
日華学会二十年史 砂田実編 第五四―六〇頁昭和一四年五月刊（DK360047k-0004）
第36巻 p.111-114 ページ画像
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財団法人日華学会第八回年報 自大正十三年四月至大正十四年三月 第二―三頁大正一四年八月刊 本会ノ目的及略沿革（DK360047k-0005）
第36巻 p.114-115 ページ画像
財団法人日華学会第八回年報 自大正十三年四月至大正十四年三月 第二―三頁大正一四年八月刊
○本会ノ目的及略沿革
○上略
大正九年四月顧問渋沢男爵ヲ会長ニ推薦シ、就任セラル
大正九年七月ニ至リテ予テ大正八年十二月ヨリ計画セラレタル資金ノ募集漸ヤク進捗シ三菱合資会社・三井合名会社・横浜正金銀行・住友銀行・台湾銀行及ビ井上準之助・木村清四郎ノ両氏ヨリ合計金拾壱万五千円ヲ寄附セラレタルニ依リ、同年十月本郷区追分町ニ建物一棟ヲ購入シ寄宿舎ニ充テ之ヲ第二中華学舎ト称シ同時ニ学生ヲ収容セリ
大正十年五月、文部省ヨリ予テ国庫補助請願中ノ補助金拾五万円ヲ下附セラレタルニ付
大正十年六月下谷区真島町ニ於テ寄宿舎ニ適当ノ家屋一棟ヲ購入シ同時ニ曩ニ借家使用セシ本郷湯島ノ家屋ヲ返却シ、第一中華学舎ヲ之レニ移セリ
大正十年六月渋沢会長辞任セラレ
同年同月公爵徳川慶久氏会長ニ就任セラル
- 第36巻 p.115 -ページ画像
○下略
○右ニ栄一会長辞任ヲ大正十年六月トナスモ、他ノ資料ハ九年九月トシ、前掲「日華学会二十年史」マタ九年九月トナス。
日華学会第四回報告 自大正九年四月至大正十年三月 第一九―二〇頁（大正一〇年）刊（DK360047k-0006）
第36巻 p.115 ページ画像
日華学会第四回報告 自大正九年四月至大正十年三月 第一九―二〇頁（大正一〇年）刊
業務
第一宿舎ニ関スル件
一本会ノ経営ニ係ル留学生宿舎ハ従来本郷区湯島天神町一丁目三十九番地ニ設置シタル中華学舎一個所ノミニシテ、遺憾ナガラ多数ノ入舎希望者ヲ謝絶スルノ余儀ナキ状況ナリシガ、尚留学生中熱心勉学セントスル者ハ速ニ宿舎ノ増設セラレンコトヲ切望シテ止マズ、本会亦其必要ナルヲ感シ左記ノ如ク増設スルコトヽセリ
一大正九年十月本郷区駒込追分町三十一番地所在ノ建物壱棟（三階建）ヲ購入シ宿舎ニ充ツルコトヽシ、内外共ニ修繕ヲ施シ、客室ノ一部ヲ改造シテ食堂トナシ、諸種ノ設備ヲ完了シ、同十一月ヨリ開始シタルニ忽チ満員トナリ、爾来入舎ヲ希望スル者多数ナルモ不得止之レヲ謝絶シ居レリ
一右ノ如ク二ケ所ニ宿舎ヲ設ケタルヲ以テ天神町所在ノモノヲ第一中華学舎ト称シ追分町所在ノモノヲ第二中華学舎ト称スルコトヽセリ、然ルニ寄宿学生ハ何レモ能ク主幹ノ指導ニ従ヒ舎則ヲ守リ学業ヲ励ミ風儀頗ル良好ナルニヨリ尚学舎ノ拡張ヲ計画セラレンコトヲ希望スル者少カラズ、本年三月末在舎者左ノ如シ○在舎者氏名略ス
日華学会二十年史 砂田実編 第三七―四四頁昭和一四年五月刊（DK360047k-0007）
第36巻 p.115-119 ページ画像
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日華学会第五回報告 自大正十年四月至大正十一年三月 第一三頁（大正一一年）刊（DK360047k-0008）
第36巻 p.119 ページ画像
日華学会第五回報告 自大正十年四月至大正十一年三月 第一三頁（大正一一年）刊
業務
第一 宿舎ニ関スル件
一、本会ノ経営ニ係ル中華留日学生宿舎トシテ使用セル本郷区駒込追分町三十一番地所在ノ第二中華学舎ハ逐次設備完成スルニ至リ、入舎希望者常ニ絶エサルモ容易ニ空室無キヲ遺憾トセリ
一、大正十年六月下谷区谷中真島町一番地所在下宿営業春日館ノ建物壱棟（三階建）ヲ購入シ同月三十日登記ヲ了シ、寄宿舎ニ充ツルコトヽセリ
従来第一中華学舎ト称シテ本郷区湯島天神町一丁日二十九番地ニ設置シタル建物ハ賃借シテ使用シ来リタルモノナルカ、経営上不利ナルヲ認メ之ヲ賃貸者ニ返還シ、同年十二月一日在宿者ヲ前項買入タル寄宿舎ニ移転シ之ヲ依然第一中華学舎ト称シタリ
右第一中華学舎ノ建物及敷地ノ坪数左ノ如シ
一建物坪数 弐百参拾弐坪五合
内
建坪 百拾八坪五合
二階 九拾四坪
三階 弐拾坪
一敷地坪数（借地） 弐百六拾壱坪八合九勺
○下略