デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
11款 日仏協会
■綱文

第36巻 p.260(DK360083k) ページ画像

大正7年6月27日(1918年)

是日、当協会主催名誉総裁フランス共和国特命全権大使ルニヨー送別晩餐会、麹町区内山下町華族会館ニ開カレ、栄一出席ス。


■資料

日仏協会会報 第七号 大正八年二月 協会記事 諸会合(DK360083k-0001)
第36巻 p.260 ページ画像

日仏協会会報 第七号 大正八年二月
    協会記事
      ○諸会合
ルニヨー大使送別会
 大正七年六月二十七日、華族会館に於て前仏国大使ルニヨー閣下及令夫人、令嬢の為め送別晩餐会を開く、参会者は主賓の外、左記朝野内外の名士にして午後七時開宴し、宴酣にして本会理事長古市博士起つて「大使閣下が在任中、我協会の為め始終協力尽瘁せられたる事を感謝する旨」別項記載の仏文を以て陳べ、後藤外相の発声にて大使の万歳を三唱したるに、大使は是又別項の如き鄭重なる答辞を述へられ、撤宴後別室に於てヴアイヲリン弾奏の余興あり、斯くて主客歓談、九時過ぎ散会せり
    主賓              ルニヨー大使
                    令夫人
                    令嬢ヘレーヌ
                    令嬢アルツ
 参会者(ABC)順
    浅野総一郎君○中略 男爵 渋沢栄一君○外九十二名氏名略
   ○ルニヨー原綴ハE. L. G. Regnault.


竜門雑誌 第三六二号・第六九頁 大正七年七月 仏国大使送別会(DK360083k-0002)
第36巻 p.260 ページ画像

竜門雑誌 第三六二号・第六九頁 大正七年七月
○仏国大使送別会 久しく本邦に駐箚せる仏国大使ルニヨール氏(日仏協会名誉総裁)は、後任ドラネー新大使の来着を待ちて帰国するに就き、日仏協会にては六月廿七日午後六時半より華族会館に於て、同大使並に夫人・令嬢を主賓として惜別の宴を催し、午後九時過散会したる由なるが、当日の出席者は青淵先生初め後藤外相・松室法相・富井博士等約百弐拾名なりしと。
   ○出席者百二十名トナセルハ招待者ノ誤ナラン。