デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

3章 国際親善
3節 国際団体及ビ親善事業
13款 社団法人国際聯盟協会
■綱文

第36巻 p.484-485(DK360184k) ページ画像

大正12年5月31日(1923年)

是日栄一、当協会会長トシテ、内務省ニ於テ催サレタル地方長官会議ニ臨ミ、当協会成立ノ事情ヲ説明シ、且ツ其後援ヲ依頼ス。


■資料

(国際聯盟協会)会務報告 第九輯 自大正一二年四月一七日至同年五月一九日(DK360184k-0001)
第36巻 p.484-485 ページ画像

(国際聯盟協会)会務報告 第九輯 自大正一二年四月一七日至同年五月一九日
                 (渋沢子爵家所蔵)
(謄写版)
    九、地方長官会議
 五月三十一日午後二時、内務省に於ける地方長官会議の席上、本協会より渋沢会長・添田副会長・美濃部理事・堀内主事出席し、渋沢会長より、本会事業の緊要なる所以、其の成立事情、今日に至る迄の活動の概略を説明せられ、美濃部理事より、戦後欧洲の平和希求の念旺
 - 第36巻 p.485 -ページ画像 
盛なる所以、聯盟の成立事業、英仏米などの聯盟協会の活動振り、聯盟協会聯合会の事業等説述あり、聯盟協会は少くとも赤十字社に劣らざるものとなさゞるべからざる所以を力説せらる。渋沢会長再び起つて、地方長官各位の本会事業に対する後援を依頼し、併せて入会を勧誘せられたり。
 当日出席せる地方長官、並に臨席者約七十名には、夫々本会の趣旨書・印刷物・雑誌を贈呈せり