デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正11年6月30日（1922年）

是日、英米訪問実業団フランス共和国滞在中、同国官民ヨリ寄セラレタル好意ヲ謝セン為メ、フランス共和国特命全権大使ヲ日本工業倶楽部ニ招待シテ午餐会ヲ催ス。栄一出席ス。次イデ七月一日同趣旨ヲ以テアメリカ合衆国特命全権大使ヲ同所ニ招待ス。栄一出席ス。

竜門雑誌　　第四一〇号・第五三―五四頁大正一一年七月
○英米訪問実業団仏米大使招待　英米訪問実業団は、過般渡仏及渡米の際同国官民の寄せたる好意を感謝する主旨を以て、仏国大使を六月三十日、米国大使を七月一日、各正午より丸の内日本工業倶楽部に招待し午餐会を催す所ありたるが、当日青淵先生を始め、団・石井・大橋・中島男・藤原・持田・馬越等其他の諸氏出席、主客二十余名なりしと云ふ。

英米訪問実業団誌　阪井徳太郎編　　第六〇九頁大正一五年四月刊
　　　　第八章　本団の帰朝
○上略
　又本団出発前後及び英・米・仏到著後に於て斡旋の労を執られたる諸氏に対し深厚なる謝意を表する為め六月三十日には仏国大使、七月一日には米国大使並に商務官「バチェルダー」氏、其後に於ては英国大使並に商務官「ホーン」氏夫妻及び「サー・エドワード・クロー」氏夫妻を孰れも日本工業倶楽部に招待し晩餐会を催したり。
○下略

集会日時通知表　　大正一一年　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
六月三十日　金　午後〇時半　訪英米実業団仏国大使招待会（工業ク
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ラブ）
七月一日　　土　午後〇時半　訪英米実業団米国大使招待会（工業クラブ）