デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正3年7月18日（1914年）

是日栄一、アメリカ合衆国サン・フランシスコノネーサン・ドールマン商会社長エフ・ダブリュードールマン死去ノ報ニ接シ、中野武営ト連名ニテ弔電ヲ発ス。

竜門雑誌　　第三一五号・第七八頁大正三年八月
○ドールマン氏逝去　去る明治四十一年中東京其他四商業会議所の招待を受け、米国太平洋岸商業会議所代表者の本邦に来遊せる際、該観光団長たりし桑港ネーサン・ドールマン商会社長エフ・ダブリユー・ドールマン氏は去る七月十八日病死せる旨其筋に電報ありたるが、氏は平素日米親交の為めに尽力せる関係あるを以て、青淵先生・中野東商会頭は連名にて直に同氏の遺族に弔電を発せられたり
　　○本資料第二十五巻所収「アメリカ太平洋沿岸商業会議所代表委員歓迎」明治四十一年十月十六日ノ条参照。