デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正9年6月1日（1920年）

是日栄一、当会基本財産ヘ金一万円ノ寄付ヲ申込ム。

財団法人　斯文会回答　　　　　　　　　　　（財団法人　竜門社所蔵）
　　　　調
一、大正九年六月一日渋沢子爵ヨリ本会ヘ寄附金壱万円ノ内大正九年七月二十五日ヨリ同十二年七月二十五日マテ四回ニ受領額但五ケ年賦ノ約
　　　　　　　　　　　　　　　　　　八千円也受入（大正十二年九月一日）
二、渋沢子爵寄附金残額受領弐千円也　　　　　　　（大正十三年八月廿五日）
　　　○右ハ当資料編纂所ノ問合セニ対シテ回答セラレタルモノナリ。
　　　○右金壱万円ハ基本財産ヘノ寄付ナリ。（同会浜野知三郎ノ談ニ拠ル）

斯文　第二編第一号　大正九年二月
　　　　会告
　本誌第一編第六号に於て御報告申置候本財団寄附行為中、変更の件は大正八年十二月二十三日付を以て、文部大臣より認可相成候間御承知被下度、猶為念右変更の個条等左に再記仕候也
　　大正九年一月　　　　　　　　　　　　　　財団法人　斯文会
寄附行為第三十七条　特別会員及賛助会員ハ本財団事業遂行ノ費用ヲ補フ
　為メ毎年一定ノ金員ヲ醵出スルヲ要ス
　前項醵出金ニ関スル規程ハ別ニ之ヲ定ム
　　　　　　醵出金規程
一、本財団寄附行為第三十七条ノ年醵金ハ金弐円トス
二、一時ニ金四拾円ヲ納附シタル者ハ年醵金ヲ要セズ
三、金百円以上ヲ寄附シタル者ハ前条ニ準ズ