公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第41巻 p.586-587(DK410118k) ページ画像
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〔其他ノ資料〕明治神宮外苑志 明治神宮奉賛会編 第二四六―二四七頁昭和一二年八月刊(DK410118k-0001)
第41巻 p.587 ページ画像
〔其他ノ資料〕
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明治神宮外苑志 明治神宮奉賛会編 第二四六―二四七頁昭和一二年八月刊
○第四篇 第六章 天測標及碑石
第二節 碑石
○上略
六、お鷹の松 ○中略
競技場の配置上、大正八年根廻しを施し、翌年春、約五十間南方に移植せり。此樹を中心に直径三間の円地を残し、境石を繞らして之を保護す。円地内に地表五尺五寸・幅二尺七寸・厚さ一尺の御影花崗岩の自然石より成れる標石を建つ。題字は子爵渋沢栄一の揮毫にかゝる
お鷹の松
渋沢栄一書
此の松昔は霞の松とて名高く、徳川三代将軍放鷹のをり樹下に憩ひて鷹の名をそのまゝ遊女の松と呼ばれしが、又御鷹の松とも称するに至れり、当時の古松は枯れてこれは二代目なりと云ふ、元は北方五十間の地、境妙寺境内に在りしを大正八年此処に移植したり
大正十五年七月 明治神宮奉賛会
○標石ニハ「御鷹乃松 渋沢栄一書時年八十又七」トアリ。