公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第43巻 p.489-490(DK430088k) ページ画像
大正4年2月28日(1915年)
是日、当団第三向上舎ニ於テ、当団慶応支部員卒業祝賀会開カル。栄一出席シテ訓話ヲナス。
渋沢栄一 日記 大正四年(DK430088k-0001)
第43巻 p.489 ページ画像
渋沢栄一 日記 大正四年 (渋沢子爵家所蔵)
二月二十一日
○上略 瓜生喜三郎氏来リ、来ル廿八日第三向上舎ニ臨席ノ事ヲ依頼セラル○下略
○中略。
二月二十八日
○上略 午前十一時半第三向上舎ニ抵リ、学生ト共ニ乃木将軍ノ故宅ニ於テ撮影シ、後午飧ヲ共ニシ、畢テ一場ノ懐旧談ヲ為ス○下略
集会日時通知表 大正四年(DK430088k-0002)
第43巻 p.489 ページ画像
集会日時通知表 大正四年 (渋沢子爵家所蔵)
弐月廿八日 日 午前七時 第三向上舎ヘ御出向(麻布)
向上 第九巻第四号・第六一頁大正四年四月 O慶応支部団員卒業祝賀会(DK430088k-0003)
第43巻 p.489-490 ページ画像
向上 第九巻第四号・第六一頁大正四年四月
O慶応支部団員卒業祝賀会
二月二十八日、第三向上舎主催同舎に於て午前九時より渋沢顧問の来臨あり、慶応支部団員卒業祝賀会を催せり。此日朝来微雨を催した
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りしも正午頃より快晴となり、左の順序にて挙行せらる。
一、開会の辞 瓜生幹事
二、卒業四君を送る 蓮沼主幹
三、処世の根本要道 松岡子誠
四、対社会観 小林大濤
茶菓
五、各向上舎代表 赤津伝
六、訓辞及講話「余が青年時代」 渋沢男爵
七、謝辞 岡部君
八、同 中島君
散会せるは夕刻なりしが、顧問の講話は約一時間にわたり、終始微笑を帯びて語られし懐旧談は興趣尽きず。頗る盛会なりき。当日正午一同乃木邸に至り紀念撮影をなす。