デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正10年6月（1921年）

是月栄一、東京洋傘問屋同業組合青年会ノ顧問トナリ、在任歿年ニ及ブ。

青淵先生職任年表　（未定稿）　昭和六年十二月調　竜門社編
　　　　　　　　　　　　　　　竜門雑誌第五一九号別刷・第二一頁　昭和六年一二月刊
　　　　大正年代
　年　月
一〇　六　―東京洋傘同業組合青年会顧問―昭和六、一一。

会員関係書類　　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
　　　　　　　　　　　　　　（別筆朱書）
　　　　　　　　　　　　　　大正十三年十二月十八日
　　　　　　　　　　　　　　東京洋傘問屋同業組合
　　　　　　　　　　　　　　青年会々長小川作蔵氏来状
謹啓、寒冷日に増し候折柄、益々御機嫌麗はしく被居奉大賀候、陳者客秋大震火災の災厄により、一時休会の余儀なき有様に有之候当青年会儀、今般再興委員により再び発会致す事に相成候に就てハ、何卒災前同様御指導を垂れ賜はらん事を偏に懇願奉り候　敬具
　　大正十三年十二月十八日　　東京洋傘問屋同業組合
　　　　　　　　　　　　　　　青年会々長　小川作蔵
　　　　渋沢子爵閣下
　　　　　　　御執事様

会員関係書類　　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
（印刷物）
　　　　東京洋傘問屋同業組合　青年会　〔大正十三年十月改メ〕
 - 第44巻 p.108 -ページ画像 
　　　　　　　　　　　　顧問
　　　　　　　　　　　　　　　　　　渋沢子爵閣下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　後藤子爵閣下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　阪谷男爵閣下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　大倉男爵閣下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇佐美勝夫閣下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　岡実閣下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　鶴見左吉雄閣下
　　　　　　　　　　　　　　　　　　新居日本橋区長殿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　藤山商業会議所会頭殿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　星野実業聯合会々長殿
　　　　　　　　　　　　　　　　　　土屋忠太郎殿
　　　　　　　　　会長　　　　　　　小川作蔵君
　　　　　　　　　副会長　　　　　　土屋菊太郎君
　　　　　　　　　　　　理事
　　　　　　　　　庶務会計部長　　　青木弁太郎君
　　　　　　　　　人事係　第一部長　近藤文七君
　　　　　　　　　　　　　第二部長　有賀孝一君
　　　　　　　　　　　　　第三部長　志水鉄三郎君
　　　　　　　　　智育部長　　　　　林末記君
　　　　　　　　　編輯部長　　　　　高能貞次郎君
　　　　　　　　　体育部長　　　　　高知尾益造君
　　　　　　　　　　　　評議員
　　　　　　　　　議長　　　　　　　宮田竹次郎君
　　　　　　　　　副議長　　　　　　池田栄君
　　　　　　　　　　　　　〔編〕　　伊藤憲太郎君
　　　　　　　　　　　　　〔三副〕　五十嵐政次郎君
　　　　　　　　　　　　　〔三副〕　池山信一君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　泉竜雄君
　　　　　　　　　　　　相談役
　　　　　　　　　　　　　　　　　　泉熊次郎君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　池上栄次郎君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤政吉君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　高知尾健次郎君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　栗田房太郎君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　有賀玉吉君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴木安之助君
　　　　　　　　　　　　　〔智〕　　大野兼太郎君
　　　　　　　　　　　　　〔一副〕　太田英作君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　加藤穣君
　　　　　　　　　　　　　〔智〕　　河西近泰君
　　　　　　　　　　　　　〔編〕　　上村豊君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉田得次郎君
　　　　　　　　　　　　　〔体〕　　武田栄之助君
 - 第44巻 p.109 -ページ画像 
　　　　　　　　　　　　　〔一副〕　内貴篤次郎君
　　　　　　　　　　　　　〔体〕　　宇田川春三郎君
　　　　　　　　　　　　　〔二副〕　野崎広司君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　栗田豊太郎君
　　　　　　　　　　　　　〔二副〕　安西久次郎君
　　　　　　　　　　　　　　　　　　酒向庄次郎君
　　　　　　　　　　　　　〔編〕　　平田定吉君
　　　　　　　　△〔一副〕ハ第一部副部長ノ略、〔二副〕〔三副〕同ジ
　　　　　　　　△智ハ智育〔編〕ハ編輯〔体〕ハ体育ノ各部員ノ略

会員関係書類　　　　　　　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
　　　　東京洋傘問屋同業組合青年会々則（大正十三年十一月改メ）
第一条　本会ハ東京洋傘問屋同業組合青年会ト称シ、同業組合員、家族及其従業員ヲ以テ組織ス
第二条　本会ハ会員相互ノ親睦ヲ厚クシ、身神ノ修業鍛練ヲ図ルヲ以テ目的トス
第三条　本会ハ事務所ヲ日本橋区新大坂町三番地ニ置ク
第四条　本会々員ハ正会員・特別会員・賛助会員ノ三種トシ、本会制定ノ会員章ヲ常ニ佩用スルモノトス
　　　　　一、正会員ハ同業組合員ノ家族及従業員ニシテ、二十一歳以下ノモノ
　　　　　二、特別会員ハ二十二歳以上ノモノ
　　　　　三、賛助会員ハ組合員トシ会社ナル場合ハ代表者ヲ以テス
第五条　本会ニ左ノ役員及相談役・顧問ヲ置ク
　　　　　会長　　　一名　　副会長　　　　一名
　　　　　理事　　　七名　　評議員議長　　一名
　　　　　同副議長　一名　　評議員　　　二十名
　　　　　相談役　　若干名　顧問　　　　若干名
　　　　　　尚必要ニ応ジ嘱託若干名ヲ置ク事ヲ得
第六条　会長・副会長・理事・評議員議長・同副議長ハ役員中ヨリ互選ス、次期役員ハ会長・副会長合議ノ上推薦ス
　　　　相談役及顧問ハ理事会ノ決議ヲ以テ推薦ス
　　　　　但相談役ハ本会ノ賛助会員ニ限ル
第七条　会長ハ本会ヲ代表シ会員ヲ統轄ス、副会長ハ会長ヲ補佐シ、事故アルトキ之ヲ代理ス、理事ハ会長ノ旨ヲ受ケテ会務ヲ処理ス、評議員ハ理事会提出ノ重要事項ヲ評議ス、相談役ハ重要事務ニ参与ス
第八条　役員及嘱託ノ任期ハ一ケ年トス
第九条　本会ニ左ノ各部ヲ置キ、理事ヲ以テ部長トス
　　　　　会計庶務部　人事部　編輯部　智育部　体育部
　　　　　但人事部ハ三部ニ分ツ
第十条　本会ノ事業ハ理事会又ハ評議員会ノ議決ヲ経テ執行シ、毎年九月一日ニ始マリ、翌年八月三十一日終ル
 - 第44巻 p.110 -ページ画像 
第十一条　本会ノ経費ハ会費及有志ノ寄附金並ニ補助金ヲ以テ之ニ充ツ
第十二条　本会ノ会費ハ左ノ如ク定メ、一ケ年ヲ三期ニ分チ、其月初メニ毎四ケ月分宛ヲ徴収ス
　　　　　一、正会員　　　　　　無料
　　　　　二、特別会員　一ケ月　金参拾銭
　　　　　三、賛助会員　一ケ月　金壱円
第十三条　本会ノ事蹟及会計決算ハ評議員会ノ承認ヲ経テ毎年一回会員ニ報告ス
第十四条　本会ニ加入セントスルモノハ店名・氏名・生年月日・資格〔店主、家族、従業員ノ別〕・入店年月日等ヲ詳記シタル申込書ニ、其期間ノ会費ヲ添ヘテ届出ヅベシ
第十五条　賛助会員ハ其店内会員ノ異動アリタルトキハ其都度事務所ヘ会員章ヲ添ヘテ届出ヅベシ
　　　　　但退会者ハ既納会費ノ返還又ハ本会財産分割ノ請求ヲナス事ヲ得ズ
第十六条　本会則ハ役員総会ニ於テ出席者ノ三分ノ二以上ノ同意アルニ非ザレバ変更スルコトヲ得ズ
　　　　　　　　　　　事務所　東京日本橋区新大坂町三番地
　　　　　　　　　　　　　　　電話　大手長一二一四番