デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

1部 社会公共事業

5章 教育
3節 其他ノ教育関係
2款 財団法人埼玉学生誘掖会
■綱文

第45巻 p.218(DK450072k) ページ画像

大正5年4月22日(1916年)

是日栄一、当会ノ茶話会ニ出席シ、演説ヲナス。次イデ六月二十五日、当会道場ニ於ケル栄一主催ノ剣道模範試合ヲ観覧ス。


■資料

集会日時通知表 大正五年(DK450072k-0001)
第45巻 p.218 ページ画像

集会日時通知表  大正五年        (渋沢子爵家所蔵)
四月二十二日 土 午後五時 埼玉学生誘掖会晩餐会茶話会(同会)


委員日誌(三)(DK450072k-0002)
第45巻 p.218 ページ画像

委員日誌(三)            (埼玉学生誘掖会所蔵)
四月二十二日○大正五年 春季茶話会
 本夕は昨秋渋沢会頭渡米以来初めて会頭を迎へての茶話会なり。又新帰朝の野口弘毅先生の視察談ある筈なれば、舎生皆期して待つ。午後五時会頭御来舎あり。茶話会に先立ち会頭を擁し諸先輩と共に晩餐会を行ふ。五時半一同食堂に会し、横川委員の簡単なる挨拶を以て一同談笑の間に会食を終る。何時も乍ら会頭の钁しやくたるには頗る吾等舎生の欣喜に堪えざる所なりとす。
 本夕、肴さしみ一品にて少々貧弱の感なき堪はず。
 午後六時を過ぐる頃愈々ホールに於て茶話会開会、横川委員の開会の辞あり、直ちに会頭閣下の渡米視察談あり、本日は会頭閣下は御子息の御病気御心痛の折を押して御来会ありたるなれば、舎生大いに感泣す。何時も乍ら有益且つ面白し。島村君・野本君に乞ひて談の速記を為す。次に野口先生の欧米視察談あり、興味尽きず、斎藤徳氏に速記を乞へり。○下略


集会日時通知表 大正五年(DK450072k-0003)
第45巻 p.218 ページ画像

集会日時通知表  大正五年        (渋沢子爵家所蔵)
六月二十五日 日 午後一時 剣道模範試合(誘掖会道場)


(埼玉学生誘掖会)会務報告綴 明治四四年(DK450072k-0004)
第45巻 p.218 ページ画像

(埼玉学生誘掖会)会務報告綴  明治四四年
                   (埼玉学生誘掖会所蔵)
一、大正五年六月二十五日、本会道場ニ於テ剣道模範試合ヲ挙行ス、此試合ハ渋沢男爵ノ開催セラレシモノニシテ、都下並ニ埼玉・神奈川群馬・千葉ノ各県ニ於ケル第一流ノ剣道師範二十余名出席シ、各自独特ノ技術ヲ闘ハシ、舎生ハ活摸範ヲ実地ニ見学シ、稗益スル所鮮少ナラサルヲ信ズ