公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第46巻 p.589-591(DK460141k) ページ画像
大正4年5月5日(1915年)
是日栄一、上野精養軒ニ於ケル当協会信念問題決議文起草委員会ニ出席シ、引続キ第三回時局問題研究委員会ニ臨ム。
集会日時通知表 大正四年(DK460141k-0001)
第46巻 p.589 ページ画像
集会日時通知表 大正四年 (渋沢子爵家所蔵)
五月五日 水 午後三時半 帰一協会時局研究委員会(上野精養軒)
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渋沢栄一 日記 大正四年(DK460141k-0002)
第46巻 p.590 ページ画像
渋沢栄一 日記 大正四年 (渋沢子爵家所蔵)
五月五日 曇
○上略 四時上野精養軒ニ抵リ、帰一協会委員会ニ出席ス、先ツ信念ニ関スル幹事ノ意見ニ付種々ノ動議アリ、最後ニ於テ更ニ修正シテ本会ニ提出スヘキ事ニ決ス、次テ時局後ニ対スル国民ノ理想ト云フ問題ニ付来会委員ヨリ議論アリ、終局ニ至ラス、次会ニ於テ更ニ論議スヘキ事トシテ夜飧後モ討議ヲ継続シ、夜十時過ニ至リテモ各員ノ意見各様ニ分レテ一致セス、依テ尚再議スヘキモノトシテ十時散会ス○下略
帰一協会録事第二(DK460141k-0003)
第46巻 p.590 ページ画像
帰一協会録事第二 (竹園賢了氏所蔵)
五月五日○大正四年
○信念問題研究委員会 精養軒
午後三時半開催出席者如左
山田三良氏 秋月左都夫氏
中島力造氏 成瀬仁蔵氏
服部宇之吉氏 宮岡恒次郎氏
渋沢男爵 阪谷男爵
本会は建議案及理由書の山田氏修正案ニ付き討議せしが、結局建議案といふを改めて決議案となす事に決し、幹事服部博士は建議案の文を修正して決議案に修正せらる
右ハ当局の参考に供し、地方教育会へも前同断之事
五月五日
時局問題研究委員会 精養軒
午後五時半、出席者如左
中島力造氏 服部宇之吉氏
秋月左都夫氏 成瀬仁蔵氏
渋沢男爵 沢柳政太郎氏
宮岡恒次郎氏 佐藤鉄太郎氏
阪谷男爵 添田寿一氏
山田三良氏 小野英二郎氏
以上十二名
談は同じく信念問題に移りて議論百出、更に根本問題に入り、議論は動もすれは逆戻りせんとする傾ありしが、後殆ど座談的となりたり
帰一協会会報 第七号・第一三頁 大正五年三月 ○宣言決定に至る経過の大要(DK460141k-0004)
第46巻 p.590 ページ画像
帰一協会会報 第七号・第一三頁 大正五年三月
○宣言決定に至る経過の大要
同年○大正四年五月五日第三回委員会
当日は信念問題の委員会に引続き、本会を開きたる為め、時局問題を論ずるに至らず、散会。
帰一協会会報 第六号・第二七八―二七九頁大正四年一一月 ○信念問題決議文起草委員会(DK460141k-0005)
第46巻 p.590-591 ページ画像
帰一協会会報 第六号・第二七八―二七九頁大正四年一一月
○信念問題決議文起草委員会
五月五日開会。先に決議文起草委員として幹事の外、左記六名の委
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員を設けたり。
井上哲次郎氏 中島力造氏 山田三良氏
秋月左都夫氏 阪谷芳郎氏 宮岡恒次郎氏
仍て五日午後三時半右委員会を開く。出席者八名。即ち信念問題建議案及び理由書案に付き討議せしが、結局建議案を改めて決議案と為し、建議を止めて単に当局の参考に供し、又之を世に公にする事となり、幹事服部宇之吉氏之を起草されたり。