公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15
第49巻 p.39-40(DK490016k) ページ画像
大正12年4月11日(1923年)
是日栄一、麻布南葵文庫ニ於テ挙行セラレタル、当会主催ノ聖徳太子一千三百二年御忌法要ニ出席ス。
(増田明六)日誌 大正一二年(DK490016k-0001)
第49巻 p.40 ページ画像
(増田明六)日誌 大正一二年 (増田正純氏所蔵)
四月十日 火 晴
○上略
一、早朝聖徳太子千三百年御忌奉賛会の書記某氏来訪す、明十一日葵図書館《(南葵文庫)》ニ於ける同千三百二年御忌会にハ会長徳川頼倫侯差支の為め不参に付き、副会長たる渋沢子爵に特ニ定刻参会万事斡旋セられたしと徳川会長の命を受け《(た)》る由なりしかは、此旨飛鳥山邸ニ電話し子爵の御同意を得たり
○下略
集会日時通知表 大正一二年(DK490016k-0002)
第49巻 p.40 ページ画像
集会日時通知表 大正一二年 (渋沢子爵家所蔵)
四月十一日 水 午後一時 聖徳太子千三百年御忌奉賛会御忌法用(南葵文庫)
〔参考〕聖徳太子一千三百年御忌奉賛会小史 同会編 第四五―四六頁 大正一三年一〇月刊(DK490016k-0003)
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聖徳太子一千三百年御忌奉賛会小史 同会編
第四五―四六頁 大正一三年一〇月刊
恩賜品 畏くも総裁久邇宮殿下には、徳川会長・渋沢副会長以下各役員及び各種会員中、本会の事業に就き、功労顕著なりしもの三百余名に対し、大正十二年四月十一日を以て、法隆寺松古材御紋章付香盒壱具づゝ御下賜の御沙汰をたまはり、次で会長徳川侯爵には其功労者を代表して親しく拝受し、左記の文書を添へてそれそれ伝達したり。
拝啓
総裁久邇宮殿下より本会に対する貴下の功労を聞召され、法隆寺松古材御紋付香盒一具御下賜相成候条伝達致候 拝具
追而右香盒の銘鵤の文字は法隆寺貫主佐伯大僧正筆に候
大正十二年四月十一日
聖徳太子一千三百年御忌奉賛会
会長 侯爵 徳川頼倫