デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

2部 実業・経済

3章 商工業
17節 貿易
4款 貿易関係諸資料 2. 日羅通商
■綱文

第54巻 p.28-29(DK540011k) ページ画像

大正9年7月24日(1920年)

是日、外務大臣内田康哉、ルーマニア国皇太子来邦ノ使命ニ鑑ミ、実業家二十余名ヲ其官邸ニ招待シテ晩餐会ヲ開キ、日羅商事委員会設置ノ件ヲ決ス。栄一、委員長ニ推薦セラル。


■資料

竜門雑誌 第三八六号・第四五頁大正九年七月 大正九年六月日誌 廿三日(DK540011k-0001)
第54巻 p.28 ページ画像

竜門雑誌  第三八六号・第四五頁大正九年七月
    大正九年六月日誌
      廿三日
羅馬尼亜皇儲入京 日羅両国の親善並通商開進の基礎を鞏固ならしむべき重き使命を担はれて、羅国皇儲カロル殿下入京せらる


集会日時通知表 大正九年(DK540011k-0002)
第54巻 p.28 ページ画像

集会日時通知表  大正九年        (渋沢子爵家所蔵)
七月廿四日 土 午後〇半時 日羅商事委員会ノ件ニ付内田外務大臣ヨリ御招待(外相官邸)


竜門雑誌 第三八八号・第七一頁大正九年九月 ○日羅商事委員会(DK540011k-0003)
第54巻 p.28 ページ画像

竜門雑誌  第三八八号・第七一頁大正九年九月
 ○日羅商事委員会 過般来朝の羅国皇太子の使命は、日本の経済的援助及通商貿易の開始に在る由なるが、右は今日の場合直に実行し得ざる事情あるを以て、先づ差当り是等の問題を調査研究の上時機を俟ちて実行するの外なしとし、内田外相は其の準備の為め、過日青淵先生を首めとし、京阪実業家二十余名を晩餐会に招待し、種々協議の末日羅商事委員会を設置することに決定し、青淵先生を委員長に、近藤男爵を副委員長に推薦したる由。

 - 第54巻 p.29 -ページ画像 

青淵先生公私履歴台帳(DK540011k-0004)
第54巻 p.29 ページ画像

青淵先生公私履歴台帳           (渋沢子爵家所蔵)
一日羅通商関係委員会委員長       九年○大正七月