デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正6年1月8日（1917年）

是日栄一、当会社副総裁倉知鉄吉ノ来訪ニ接シ、当会社ノ状況ニ関スル報告ヲ聴取ス。爾後、屡々同様来訪ニ接ス。

渋沢栄一　日記　大正六年　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
一月八日　晴　寒
○上略
午前十一時倉知氏中日実業会社ノ事務ニ付、種々報告アリタリ○下略
　　　○中略。
二月九日　曇　寒威小減
午前八時起床、朝来風邪気稍愈ヘタルモ、尚入浴セス、洗面ノ後朝飧ヲ食ス○中略倉知鉄吉氏来リ、中日実業会社ノ経営ニ関スル要件ヲ談ス勝田大蔵大臣トノ会話ニ関スル注意ナリ○下略

集会日時通知表　大正六年　　　　　　　　（渋沢子爵家所蔵）
一月八日　　　月　午前十一―十二時　倉知鉄吉氏来約（兜町）
　　　○中略。
一月廿三日　　火　午後三―四時　倉知鉄吉氏来約（兜町）
　　　○中略。
二月九日　　　金　午前十時　　　倉知鉄吉氏来約（兜町）
　　　○中略。
 - 第55巻 p.21 -ページ画像 
二月十六日　　金　午前十時半　　中日実業尾崎氏来約（商業会議所）
　　　○中略。
三月五日　　　月　午後六時　　　倉知鉄吉氏主催
　　　　　　　　　　　　　　　　林駐支那公使招待会（ヒサゴヤ）
　　　○中略。
八月廿五日　　土　午前十―十一時　倉知鉄吉氏兜町ニ来約
　　　○中略。
十一月十日　　土　午前九時　　　倉知鉄吉氏来約（飛鳥山邸）

渋沢栄一書翰　増田明六宛（大正六年）八月一四日　（増田正純氏所蔵）
○上略
昨日中日会社倉知君より電報ニて、桃仲鉄鉱山《（冲）》ニ布設すへき鉄道之事通知有之候、少々了解難致文字有之候も、先以好都合と存候、特ニ回答不致候ニ付、電話ニて其旨御申通し置可被下候
○下略
　　八月十四日　　　　　　　　　　　　　　　渋沢栄一
　　　　増田明六様
　　　　　　　　梧下
○下略