デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

3部 身辺

1章 家庭生活
2節 健康
■綱文

第57巻 p.120(DK570054k) ページ画像

明治43年11月9日(1910年)

栄一、是日ヨリ感冒ノ気味ニテ静養シ、十二月七日ヨリ平素ノ活動ニ復ス。


■資料

竜門雑誌 第二七一号・第五二頁 明治四三年一二月 ○青淵先生御病気全快(DK570054k-0001)
第57巻 p.120 ページ画像

竜門雑誌  第二七一号・第五二頁 明治四三年一二月
    ○青淵生御病気全快
青淵先生には十一月九日頃より少しく風邪の気味あり、引籠り療養中病は稍々昂進して十三日頃より発熱三十九度以上に及び、同時に気管支加多児を起して数日間に渉りしより、或は肺炎に変ずる如きことなきかと気遣はれしが、主治医高木男爵及堀井医士の治療により幸に二十日頃より漸く快方に向はせられ、日増しに恢復し、終に本月七日よりは常の如く事務所及第一銀行に出勤して事務を執らせらるゝに至れり、最早や今日に於ては従前の健康と毫も変らせらるゝ所なく、元気逐日壮んなるは我々社中同人の欣喜に堪へざる所なり