デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

大正9年7月28日（1920年）

是日栄一、ベルギー国皇帝ヨリ贈与セラレタル、ロワ・アルベール記章ヲ受領シ及ビ佩用スルコトヲ、賞勲局ヨリ允許セラル。

官報　　第二四〇〇号　大正九年八月二日
　　　　叙任及辞令
　　　　　　　　　　　　　　正三位勲一等男爵　渋沢栄一
白耳義国皇帝陛下ヨリ贈与シタル「ロワ・アルベール」記章ヲ受領シ及ヒ佩用スルヲ允許セラル（七月二十八日賞勲局）

竜門雑誌　　第三八九号・第七〇―七一頁　大正九年一〇月
○白・仏・塞各国の勲章記章贈与　白耳義国皇帝より青淵先生に対し欧洲戦乱当時、聯合国傷病兵罹災者慰問会副会長として救済に慈善に同情を寄せられたる厚意に酬ゆる為め、「グラン・コルドン・ド・ロルドル・ド・ラ・クーロンヌ」（玉冠第一等勲章）を贈与せられたる事は既に之を報ぜるが、今回又同国皇帝より「ロア・アルベール」記章の贈与ありたり、又仏国共和国政府より「ル・コンネサンス・フランセエーズ第一等記章及びセルブ・クロアート・スロヴエーヌ国（セルビヤ）摂政殿下より「サン・サヴア」第一等勲章を贈与せられたる由