デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

3編 社会公共事業尽瘁並ニ実業界後援時代

3部 身辺

2章 栄誉
3節 陞爵
■綱文

第57巻 p.219(DK570111k) ページ画像

大正9年9月4日(1920年)

是日栄一、子爵ニ陞授セラル。


■資料

官報 第二四二九号 大正九年九月六日 授爵及辞令(DK570111k-0001)
第57巻 p.219 ページ画像

官報  第二四二九号 大正九年九月六日
    授爵及辞令
○大正九年九月四日
 依勲功特陞授子爵    正三位勲一等男爵 渋沢栄一


中外商業新報 第一二三七八号 大正九年九月五日 ○授子爵 渋沢・石黒男(DK570111k-0002)
第57巻 p.219 ページ画像

中外商業新報  第一二三七八号 大正九年九月五日
    ○授子爵
      渋沢・石黒男
畏き辺りにては渋沢・石黒両男爵が多年の勲功を思召され、四日左の如く陞爵の御沙汰あり、午前十時三十分石原宮内次官は中村宮内大臣に代つて左の爵記を奉授伝達せられたり、因に石黒男は目下不在中に付き令嗣石黒忠篤氏出頭、陞爵仮宣旨を拝受せり
  正三位勲一等男爵
          渋沢栄一
  正三位勲二等功三級男爵
          石黒忠悳
 依勲功特陞授子爵


竜門雑誌 第三八八号・第六四頁 大正九年九月 ○青淵先生の陞爵(DK570111k-0003)
第57巻 p.219 ページ画像

竜門雑誌  第三八八号・第六四頁 大正九年九月
○青淵先生の陞爵 畏き辺りにては青淵先生の国家に対する多年の勲功を思召され、九月四日左の如く陞爵の御沙汰ありたり。
              正三位勲一等男爵 渋沢栄一
 依勲功特陞授子爵
依りて先生には翌五日午前七時上野駅発汽車にて日光に赴かれ、同地御用邸に御避暑中の 聖上陛下に御礼の為め伺候せられ、同日午後五時五十二分上野着汽車にて帰京せられたり。


陞爵祝ノ礼状(DK570111k-0004)
第57巻 p.219 ページ画像

陞爵祝ノ礼状               (渋沢子爵家所蔵)
(印刷物)
拝啓 益御清適奉賀候、就ハ今般図らすも陞爵之御恩命に接し候ハ望外之光栄にて、唯々聖恩之渥きに感泣之外無之次第に御坐候、右に付てハ早速尊来御祝詞を賜り御芳志拝謝之至ニ御坐候、将来とも邦家之為め益微力相尽し、聖旨ニ奉副度期念罷在候、右不取敢御礼申上度如此御坐候 敬具
  大正九年九月二十二日
                      渋沢栄一
 尚々御鄭重之御祝品御寄贈被下難有拝受仕候、乍序御礼申上候