デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.12.19

1編 在郷及ビ仕官時代

2部 亡命及ビ仕官時代

4章 民部大蔵両省仕官時代
■綱文

第2巻 p.415-418(DK020095k) ページ画像

明治三年庚午七月十日(1870年)

民部大蔵両省分離ス。租税司及ビ改正掛是ヨリ大蔵省ニ属シ、栄一大蔵省官吏トナル。


■資料

太政官日誌 明治三年第三〇号 自八月二日至九日(DK020095k-0001)
第2巻 p.415-417 ページ画像

太政官日誌 明治三年第三〇号 自八月二日至九日
 - 第2巻 p.416 -ページ画像 
○九日 癸卯
   府藩県ヘ御布告
 今般民部大蔵分省ニ付両省管轄之寮司並諸掛等左之通区別相立候条向後両省ヘ可差出諸願伺届類其外共別紙両省事務条件ニ照準致シ可差出事
  但是迄何月限又ハ年々可差出旨ヲ以テ達置候諸帳面類其外諸調物類等モ同様別紙条件ニ照準シ可差出事
    庚午八月
 民部省
  地理司
  土木司
  駅逓司
  鉱山司
  庶務司
  聴訟掛
  社寺掛
  鉄道掛
  伝信機掛
  灯明台掛
  横須賀製鉄所掛
 大蔵省
  造幣寮
  租税司
  出納司
  用度司
  営繕同
  監督司
  度量衡改正掛
  通商司 当分管轄

 民部省事務条件
  全国ノ経緯山川江湖海岸島嶼ノ位置ヲ詳明ニスル事
  府藩県管轄地ノ経界州郡村市制置ノ事
  戸籍人員ノ事
  地方石高ノ事
  社寺ノ事
  物産ノ事
  工芸ノ事
  駅逓ノ事
  道路橋梁ノ事
  諸港津ノ事
  灯明台及船路標ノ事
 - 第2巻 p.417 -ページ画像 
  水利堤防ノ事
  開墾ノ事
  種芸牧畜ノ事
  緒鉱礦ノ事
  聴訟ノ事
  府藩県中小学ノ事
  済貧恤窮ノ事
  山林原野ノ事

 大蔵省事務条件
  歳入歳出ノ事
  一切用度ノ事
  租税傭ノ事
  一切貨幣ノ事
  度量衡ノ事
  蓄積ノ事
  通商ノ事
  廻漕ノ事
  献納品ヲ領収スル事
  諸営繕ノ事
  一切倉庫ノ事
  金穀ニテ附与スル賞典ノ事
  諸官禄秩禄支給スル事
  諸費用ヲ供給スル事
  国債ノ事
  済貧恤窮ノ費用ヲ給シ及金穀ヲ貸附ル事


法令全書 明治三年・第二六一頁 第四百五十七 七月十日(太政官)(DK020095k-0002)
第2巻 p.417 ページ画像

法令全書 明治三年・第二六一頁
第四百五十七 七月十日 (太政官)
民部省大蔵省自今分省被 仰付候条此旨相達候事


大蔵省沿革志 本省第三・第七五―七六丁(明治前期 財政経済史料集成 第二巻・第一〇八頁〔昭和七年六月〕)(DK020095k-0003)
第2巻 p.417 ページ画像

著作権保護期間中、著者没年不詳、および著作権調査中の著作物は、ウェブでの全文公開対象としておりません。
冊子版の『渋沢栄一伝記資料』をご参照ください。

大蔵省沿革志 租税寮第三・第五一丁(明治前期 財政経済史料集成 第二巻・第二七六頁〔昭和七年六月〕)(DK020095k-0004)
第2巻 p.417-418 ページ画像

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青淵先生伝初稿 第七章一・第四六―四九頁〔大正八―一二年〕(DK020095k-0005)
第2巻 p.418 ページ画像

青淵先生伝初稿 第七章一・第四六―四九頁〔大正八―一二年〕
○上略 然るに同年○明治三年 七月に至り改革あり、従来合併せる民部大蔵の両省を分離し、大蔵省は造幣寮及ひ出納・用度・営繕・租税・監督の五司、並に度量衡改正掛を統轄する事となり、大蔵省は歳入歳出・経費用度・租税・貨幣紙幣・度量衡・蓄積・通商・輸漕・営繕・倉庫・献納物品の領収・金穀の賞賜・官禄秩禄の発給・凡百費用の支出・国債賑済米金の発給、及ひ金穀貸附の事務を管理せり。かくて卿輔等の兼任を解き、伊達宗城は卿に、大隈重信は大輔に、伊藤博文は少輔の専任となる。○中略 此時租税司は民部省より大蔵省の所轄に移りたれば、先生は之より大蔵省の官吏たり。○中略 先生の主唱により設置せられしかの改正掛も、二省分離の際大蔵省の所属となりたれども、其以後における改正掛の議案文書を閲するに、従来は改正掛なる文字の下に必ず先生の捺印ありしに、此後は却て検閲に当れる卿輔丞連名の箇所に先生の名と捺印とあるをおもへば、蓋し先生は此時より改正掛を去れるものの如し。されど同掛には卿輔等も列席して討論評議せしことなれば、先生もまた少丞として之に臨みたるのみにて、改正掛の首脳にはあらざりしならん。○下略
  ○民部大蔵両省分離問題ニツイテハ、「大隈侯八十五年史」第一巻、第十五、十六章「世外井上侯伝」第一巻、第三編、第二章、第三節、「松菊木戸公伝」下、第七編、第七章「大久保利通伝」中巻、第九篇、第八章等ヲ参照ス可シ。