デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2022.3.15

1編 在郷及ビ仕官時代

2部 亡命及ビ仕官時代

4章 民部大蔵両省仕官時代
■綱文

第3巻 p.291(DK030093k) ページ画像

明治四年辛未十二月十八日(1871年)

紙幣頭ニ兼任ス。


■資料

太政官日誌 明治四年・第百十三号 自十二月十七日至十九日(DK030093k-0001)
第3巻 p.291 ページ画像

太政官日誌 明治四年・第百十三号 自十二月十七日至十九日
○辛未十二月十八日
兼任紙幣頭         大蔵大丞 渋沢栄一


大蔵省沿革志 本省第五・第九六丁(明治前期 財政経済史料集成 第二巻・第二〇三頁〔昭和七年六月〕)(DK030093k-0002)
第3巻 p.291 ページ画像

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青淵先生伝初稿 第七章二・第六六―六七頁〔大正八―一二年〕(DK030093k-0003)
第3巻 p.291 ページ画像

青淵先生伝初稿 第七章二・第六六―六七頁〔大正八―一二年〕
先生は明治四年十二月十二日従五位に叙せられ、同月十八日大蔵大丞を以て紙幣頭を兼任せり、五年二月大蔵省三等出仕となるに及びても尚之を兼帯せしが、同年六月に至り始めて兼職を免ぜらる。抑々紙幣寮は先生就任の際には米国の制度に則り、銀行及び紙幣発行の行政を管掌したれども、原来其事務は任を分ちて発達せしむるの要あれば、其組織は後年幾度か変改せられて遂に印刷局となり、抄紙・印刷を専務とするに至りたれども、先生は実に其最初の寮頭なるが故に、現在印刷局事務室の壁上に掲げたる歴代局長の肖像は先生を以て第一位に置けり。