デジタル版『渋沢栄一伝記資料』

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公開日: 2016.11.11 / 最終更新日: 2017.12.19

1編 在郷及ビ仕官時代

2部 亡命及ビ仕官時代

4章 民部大蔵両省仕官時代
■綱文

第3巻 p.339-366(DK030110k)

明治五年壬申四月(1872年)

是ヨリ先、明治四年七月政府盛岡藩ノ債務ヲ継承スルニ及ビ、大蔵省同藩用達村井茂兵衛ノ採掘権ヲ有スル秋田県尾去沢銅山ヲ差押ヘ、後之ヲ上納セシメテ是月岡田平蔵ヲシテ採掘ニ従事セシム。当時井上馨大蔵大輔ヲ以テ其局ニ当リ、栄一等モ之ニ与リシガ、其間ニ私曲アリトノ嫌疑ヲ受ケタリ。尋イデ六年十二月十八日村井ハ司法省裁判所検事局ニ出訴シ、井上及ビ栄一等数名連坐ス。明治八年十二月二十六日東京上等裁判所判決ヲ下シ、之ヲ紙幣大属川村選ノ大蔵省十等出仕ニテ判理局出仕中ノ過誤ナリトシ、同人ニ罰俸三ケ月ヲ申付ケ、大蔵省ヨリ二万五千円ヲ村井ニ還付シ、井上ニハ川村ノ第三従トシテ懲役二年ニ代フルニ贖罪金参拾円ヲ申付ケ、栄一等数名ハ無罪トナル。


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